VOL. 51
● 新形VFRの旅ヂカラ拝見ツーリング
2010年09月05日(日)
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新型では初のタンデム | 諏訪SAは初の利用 | 諏訪湖 |
お昼は予てより行きたかった白樺湖近くで姫ノ木にある【利休庵】さんです。そびえ立つかき揚げ天麩羅が有名ですが、過去にかき揚げ天麩羅3連敗中なのと40分近く調理時間がかかるとの事だったので普通の天麩羅そばにしました。相方は天麩羅そば、ボクはそば粉を使用した黒天麩羅そばです。お客の中にはかき揚げ天麩羅の調理時間待ちを我慢できなくて注文しておきながら怒って帰ってしまう人もいました。人気店でお客さんが多いうえにあらかじめ調理時間がかかると説明してくれているのに待てないようなら「駅前の立ち食いソバ屋にでも行け!」と言ってやりたいです。思いのほかボリュームのあった天麩羅で満腹となりました。
ボクが参加しているバイクのSNS、【TUCICA】のコミュ仲間もボク達がビーナスライン方面にツーリングに行くという情報に触発されたらしく、ビーナスラインに来ていて美ヶ原に向かっているとの連絡がありました。どこかでお会いできるかな?
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ボクは黒天ざるそば | ビーナスラインから白樺湖を望む | ビーナスライン |
食後は白樺湖方面へ戻って、県道40号線のビーナスラインで霧ヶ峰方面へ向かいます。相方は初めてのビーナスラインなのでその広大な風景に大喜びでした。霧ヶ峰からは県道460号線で美ヶ原高原へ。【TUCICA】仲間とは美ヶ原高原へ向かう九十九折れの途中ですれ違いました。彼は1時間程滞在して霧ヶ峰方面に戻る途中だったそうです。良くボクだと気付いたなぁと思いましたが後から聞いたところ、まだ見慣れないVFR1200Fのツーリングパッケージ仕様でのタンデムだったので絶対に間違いないと確信していたそうです。そしてボク達は美ヶ原高原美術館に到着。ここは標高2000m地点です。メッシュジャケットでは涼しさを通り越して寒さを感じる21℃でした。上空には白い雲と黒い雲が層になって折り重なっていて雨がちょっと心配です。肌寒いにも関わらず休憩を兼ねて売店で販売していたブルーベリーとミルクのミックスソフトクリームで遅いデザートタイム。肌寒くてもこれだけは譲れません!
さてこの時点で16:30を回ろうとしています。横谷渓谷の乙女滝を見に行く時間が無くなってしまうので茅野市を目指してきた道を引き返します。こういう時に限って遅い観光バスやマイカーに引っ掛かりペースが上げられません。一人ならどんどん抜いて行きますが、今回はタンデムなので我慢して後ろについて行きます。マイカー族も焦って運転が雑になるくらいなら避けて先に行かせて欲しいものです。中には後方にも注意を払って道を譲ってくれるドライバーもいましたけどね。
国道152号線→国道292号線で奥蓼科の横谷渓谷へ。ここにある乙女滝が今回のツーリングの本当の目的地です。到着時は17:30も過ぎようという時間でしたがまだ日没前だったので何とか滝が見れそうです。横谷渓谷には大小4つの滝があり、遊歩道を通って回れるのですが、全部見て回ると2時間近くかかる事と、遊歩道の足場が悪く崩落注意の看板があったりで日没間近ではとても怖くて行けそうになかったので乙女滝だけで済ませる事にしました。ここはあと11月前半から見頃を迎える紅葉の穴場スポットらしいですよ。
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ブルーベリーミックスソフト | 横谷渓谷の乙女滝 | 夕食はSA内で豚汁定食 |
ここから往路と同じルートを辿って帰ると日付が変わってしまいそうな時間です。できれば中央道諏訪ICから東名豊川ICまでは全線、高速道路移動したいところですが、渋滞次第では飯田山本ICから往路と同じルートを辿る事にします。諏訪ICに入る前に再びエクスプレスで給油。蓼科~霧ヶ峰~・美ヶ原高原での燃費は14Km/Lでした。高原道路をMTモードで走行したり国道152号線で渋滞による低速走行を強いられたりと燃費には厳しい状況でしたが、高速走行で高燃費を記録していたので思ったよりも悪い結果となりました。片道10Kmの通勤でも約14Km/Lと悪いのでどうやらDCTといえどもストップ&ゴーは苦手の様です。
中央道に入ると瑞浪IC付近で9Kmの事故渋滞が発生しているとの交通情報が出ていたので、渋滞解消を狙って駒ヶ岳SAで夕食&休憩をする事にしました。スナックコーナーでの夕食は相方はラーメン、ボクは豚汁定食です。ボクは結構、各地で豚汁定食を食しています。以前の勤務先の上司が、営業をしていた時に先輩に言われた一言は「いいか、地方に出たら食事は早くて安くて栄養のある豚汁定食に限る!」と教えられた事をボクにも伝授してもらって以来、ボクもそれを実践しています。確かに地方によって具材や使用している味噌に違いがあって色々な味が楽しめますからね。
夕食を済ませたところでSA内の交通情報を確認すると瑞浪IC付近の事故渋滞は解消し始めている様です。その先から東名豊川ICまでは渋滞が発生していない様なのでこのまま高速で移動する事にしました。東海環状道で猛烈な疲労と睡魔が襲ってきて相方も疲れてきている様です。ちょっと集中力が切れそうだったので鞍ヶ池PAに緊急ピットイン。ストレッチと眠気覚ましのブラック缶コーヒーを飲んであと少しです。
東名高速に入ってからの交通情報によると三ヶ日IC~豊川IC間で事故渋滞が発生し渋滞の距離が時間と共に伸びてきています。このままだと最後尾が豊川ICに到達しそうだったので手前の音羽蒲郡ICで降りて一般道で豊橋の相方宅へ。深夜0時前に相方と別れ、誰もいない隣のお店の駐車場で少し休憩してから浜松の自宅へ到着したのは深夜1:00前でした。
先日の一泊で行った長野・善光寺ツーリングと同等の走行距離を1日でこなした強硬日程になってしまいバイクに乗車している時間が長く横風も強かったので、しがみつくのに無駄な力を使い肩凝りやお尻が痛いです。しかし前に乗っていたVFR-VTECに比べれば排気量が大きいのが効果的でタンデム走行は楽でした。またインターコムで音楽と会話が楽しめるのでパッセンジャーも移動中はそれほど苦に感じなかった様です。エンジンの慣らしが終わって4000rpm以上領域の使用が増えましたが、どうやら燃費を稼ぐにはエキゾーストマフラー内デバイスである排気バルブが作動する3600rpm以下を常用するのが鍵の様です。またトリプルパニアケースは以前、VFR-VTECの時に使用していたGIVI製に比べると容量は少なくなってしまいましたが、走行風圧の影響を避ける目的とトップケースのベースプレートにダンパーが備わっていて風圧でトップケースが少し揺動する事で車両挙動が乱れるのを防いでいるそうです。だからVFR-VTECの時に感じた前輪の接地感が希薄になる感覚が無かったのだと思われます。タンデムで長距離ツーリングがコンセプトになっているのでこんな所にも拘りが詰まっているんですね。しかし高速走行をする時にスクリーン上端を通過する風が肩口に当たり思いのほか疲れるののは気になるポイントなのでスクリーン形状は社外品に交換するなどして対策したいなぁ。 あっ!でもボクは身長の割には座高が高い方なので今時の7等身のライダーなら問題ないかもしれませんよ。
本日の走行距離:680Km
※ 本レポートは2010年当時のものです。文中にある【TUCICA(ツチカ)】は諸般の事情により2012年末に退会しました。