VOL. 59
● 忘れえぬ味を求めて味噌蔵へ

2010年12月9日(木)


 
 2010年最後の有給休暇は伊豆半島へ年賀状用の写真を撮影をしにツーリングの予定でしたが、前の週から風邪気味だったのと前の日から寒気団が押し寄せてこの冬一番の寒さになると言う事で、諦めて近場へ旨いもんツーリングに行く事にしました。ここで恒例の愛知県渥美半島へ行ったと思ったアナタ! フッフッフッ! 今回は違います。渥美半島どんぶり街道巡りは一区切りついたので暫くはお休み。今回は愛知県西尾市が目的地です。

冬のライディングウェア選びは如何に肌の露出を抑えるかがポイントですが、以下の装備でほぼ完璧に冷気をシャットアウトできます。
 ・ヘルメット:ショエイ X-11 オリジナルデザイン Ver.1
 ・ジャケット:HYOD ST-S(4年前のモデル:ちなみに4年前に事故った時に着用していた物で無料修理してもらった色んな意味で思い出深い一着)
 ・オーバーパンツ:HYOD ST-Wテキスタイルパンツ
 ・シューズ:ホンダアクセス
 ・グローブ:HYOD ウインターグローブ
 ・インナー:ユニクロヒートテック(シャツ+タイツ+靴下),ユニクロフリース
 ・ネックウォーマー:ホンダアクセス(6年前のモデル)
この日に走行した中では8℃が一番低い気温でしたが、過去にはマイナス3℃まではヘッチャラである事を確認しています。

 8:30に浜松市内の自宅を出発。県道391号線→国道257号線を走行し浜名湖北岸の広域農道である奥浜名三ヶ日オレンジロードを経由して東名三ヶ日IC入口へ。高速道路には入らずに浜名湖レイクサイドウェイ→国道362号線→県道4号線で豊橋市街を抜けて国道23号BPへ出ます。蒲郡市付近では一旦バイパスは途切れますが、幸田町のDENSOの近くからは再び国道23号線はバイパス道路となり、あとはひたすら西尾市を目指して走行して行きます。
 とある目的の為に幸田町側から最初にある【道の駅・筆柿の里・幸田】に立ち寄ります。とある目的とは昨年末から開始した道の駅スタンプラリーです。ここ幸田は筆柿の産地だそうです。敷地内には筆柿の木が植えられていました。でも時期が時期なだけに実はなっていません。ここでご当地ソフトクリームとして筆柿ソフトクリームなるものを発見。食べようかかなり迷いましたが、基本的に柿はそれ程好きでない事とこれからランチで訪れる目的地で本日の本命ソフトクリームを食べるつもりだったので結局購入しませんでした。あまりにも寒くて食べる気にならなかったという事もありますが・・・。

 道の駅のスタンプをゲットし、暖を取る為に缶コーヒーだけ飲んで道の駅を出発し、西尾東ICを降りて県道383号線→県道310号線経由で西尾市街地へ向かいます。そして11:20頃に目的地に到着しました。向かった先は、【みそぱーく・はと屋】さんです。ここは豆味噌等を製造している小さな味噌工場で、みそ料理店や売店を併設しています。味噌蔵は申し込めば見学できます。2010年の夏に相方とドライブで訪れて以来、お気に入りのスポットです。

本日のライディングファッション 幸田町特産の筆柿 はと屋の味噌蔵と工場

 ランチは敷地内に2店舗ある食事処のうち、味噌蔵を改装し味噌焼きやおでんを提供している【傳の蔵】さんです。前回のドライブの時に訪れてその建物の趣やメニューが気に入って、また訪れたいと思っていました。11:30からの開店だったので少し待ちましたが、平日のお昼前だったのでボクしかお客さんはいませんでした。今回、食べたのは通年メニューで前回は相方が注文した、『おばんざいランチ(¥880)』です。味噌料理が少量ずつ色々な食べ方で提供されています。写真にチラッと写っていますがデザートとオレンジジュースが付きます。今回のデザートは自家製コーヒーシフォンケーキでした。
 さて、お目当てのランチも食べ終わって隣接する売店へ向かいます。ここで本日初の儀式を行うためです。夏に訪れた時に食べたソフトクリームの味が忘れられず、これを食べたくて道の駅での儀式を諦めた程です。売店に入り以前食べたソフトクリームを注文しようとしたところ、店内にあった白醤油ソフトと味噌ソフトのポスターが見当たりません。レジにいた店員さんに聞いたところ、冬場は販売していないとの事でした。
 こうなったら暖かくなったらまた来る事にします。ちなみに店員さんは以前、味噌蔵見学を申し込んだ時に対応してくれた女性従業員さんでした。こういう事だけは記憶力抜群です。

 お目当てのソフトクリームは食べそこなってしまいましたが、前回買いそびれたスイーツはしっかりと確保しました。前回のランチのデザートに添えられていたロールケーキです。食べたかったソフトクリームと同じく醤油と白味噌テイストの白ロール(¥490)と味噌テイストの赤ロール(¥490)です。2本の箱入りもあって箱代込みで¥1000で販売されています。夏に来た時にはソフトクリームを食べている最中に後から来た客が大人買いで買い占めると言う暴挙に出たので手に入れる事ができませんでしたが、今回は無事に紅白でゲットする事ができました。ちなみに今回のランチのデザートとして提供されたコーヒーシフォンケーキも販売されていました。

 今回は味噌蔵見学はせずにもう1店舗の前にある味噌樽の前で記念撮影をします。この樽は実際に使用されていたもので直径180cm・深さ200cm近くもあるそうです。この中に大豆と麹菌を入れて大きな石を重しにして長い時間、熟成させると味噌ができるそうです。NHKの朝の連続ドラマの舞台にもなった(この時の舞台は岡崎市ですが・・・)のでご存知の方もいるでしょう。三脚を使って店の前で色々なポージングで自分撮りをしている姿は第三者からはさぞ怪しい人物に見えた事でしょう。

お得なおばんざいランチ 味噌樽の直径は180cmほど ロールケーキはなんとかゲット!

 さて食後は少し年賀状用にバイクの撮影をしたかったので景色のいい場所を探しながら帰路につきます。国道23号BPに戻ろうとツーリングマップルを眺めていると、西尾東ICを少し名古屋方面に向かった先に道の駅がありました。せっかくなので本日2ヶ所目のスタンプゲットを目指して少し遠回りをする事にして県道12号線を走行して国道23号BPに入ります。そして向かった先は【道の駅・にしお岡ノ山】です。スタンプもしっかりゲットです。この日はことごとく儀式に失敗しているので売店で今度こそソフトクリームを買い求めようとしましたが、西尾市特産の抹茶を活用した抹茶ソフトクリームが目玉商品でした。前週にも道の駅・掛川で抹茶ソフトを食べたし、ドコにでも販売していそうなものだったので儀式はやめる事にしました。こうなったら帰りに【道の駅・筆柿の里・幸田】に再び立ち寄って筆柿ソフトクリームを食べる事にします。

 国道23号BPを幸田町方面に向かうと所々で路面が濡れていました。上空は雨雲と雪雲が混ざったような感じの雲で、局地的に降ったのかもしれません。名古屋方面から幸田町方面に向かうと【道の駅・筆柿の里・幸田】は反対車線となり直接入れないので、手前か通り過ぎた所のICで一旦降りて一般道から道の駅に入らなければなりません。手前で降りるつもりがICを見誤って通り過ぎてしまい、仕方が無いので直後のICで降りようとしましたが道の駅からかなり離れてしまったのでもう今回の儀式は断念しました。

 国道23号BPからは三河湾スカイラインに向かいます。10年くらい前のまだ有料道路だった頃は頻繁にワインディング走行を楽しみに来ていましたが、無料化されてからは走り屋が多く訪れて路面が荒れたり事故が多発したと聞いていたので一度も訪れていません。更に2年ほど前に台風被害で一部で崩落があって通行止めになっていた様ですが最近は通行できるようになった様です。落ち葉が舞う荒れた路面を慎重に走行して行きますが、かつては走り屋の休憩場所となっていた2ヶ所の駐車場は閉鎖されて入る事が出来ませんでした。まだ走り屋さんは走行しに来ているのかなぁ? 三河スカイライン頂上から蒲郡側に抜ける間には雪も舞っていました。さすがにライダーは1人も走行していませんでした。

 三河湾スカイラインを走り抜け国道23号で豊橋方面に向かう途中でラグーナ蒲郡近くの埋め立て工業団地内に臨海緑地公園があるのでここで海をバックにバイクの撮影をする事にしました。ちなみにこの臨海緑地公園には【日本列島】という日本の地形を模した都道府県の花樹を植えた公園があります。
 海に面した埠頭にバイクを乗り入れ、コンパクトデジカメの機能や距離をいろいろと変えてどう写るか試してみましたが、なかなか思い描く写真が撮れません。今、使用しているコンパクトデジカメは3年以上も前のモデルなので最近のモデルならもう少し高機能化されているのかな? 残念ながら年賀状に使用できそうな出来栄えの写真は撮れませんでした。

 撮影後は再び国道23号BP→国道1号BP→県道65号線を走行して16:30前に浜松市内の帰宅しました。今回は【みそぱーく】でお目当てのランチを食べる事はできたものの、ソフトクリームは食べられなかったので、暖かくなった頃にまた行きたいと思います。


本日の走行距離:218Km 

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