VOL. 6
● こうちゃんお別れツーリング
2006.3.4
参加者:こうちゃん,善さん,村上@埼玉さん,コミネさん,TOMOHIROさん,ろーりーさん,大将
VFR-VTEC Owners&Buyers メーリングリスト参加者で関東在住の『こうちゃん』が今春から北海道転勤になってしまった為、お別れツーリングを行おうという事で、『善さん』の呼びかけで急遽開催が決定した。ちなみに『こうちゃん』は道産子なので、正確には故郷へ戻るといった方が正しい。急遽、決まったツーリングなので日帰りとし、コースは『こうちゃん』の要望で箱根大観山に集合後、伊豆スカイラインを利用して修善寺経由の西伊豆グルリコースと決まった。
浜松から参加の私は往路は国道1号線で移動します。沼津で朝食と給油を済ませ、箱根峠を快調に登っていきます。箱根新道に入ると路肩に積もった雪が気になりだします。箱根ターンパイクに入る頃には路肩どころか、本線道路まで新雪で真っ白になってきました。過去に雪の降る中をバイクで走行した事はありますが、新雪が積もった路面を走るのは初めてです。「本当に登っていけるのか?」という不安と共に極力、バイクを倒さずエンジン回転数も上げずに低速で駆け上がっていきます。途中、カマロがガードレールとフレンチキスしながら道路を塞ぐように横向きになって往生していましたが、止めるならもう少し周りに気配りをしてもらいたいものです。
スタッドレスタイヤ装着車や4WDの観光客は、大観山ドライブインを目指していく私を「この路面コンディションでドコへ行こうとしているのかしら?・・・」という目で見ていきます。集合時間の9:00ジャストに一面銀世界の大観山ドライブインに到着。駐車場には勿論、ライダーは一人もいません。駐車場には車のタイヤ痕も数台分しか見当たりません。そして集合時間にも関わらず参加表明者が一人も到着していません。ターンパイク側の交通情報案内を見ると、チェーン規制で通行止めとなっています。もしかして集合場所が変更になっているかも?と思い、『善さん』と『ろーりーさん』に到着連絡のメールを送信しますが返事が無いので走行していると判断して暫く待つことにします。
時間が早かったせいか、ドライブインも空いていません。缶コーヒーで暖をとっていると椿ライン方面から『こうちゃん』をはじめとする関東方面からの参加者が連なって到着。やはり箱根ターンパイクが通行止めだったのでルート変更して来たとの事。しかし愛知から参加の『善さん』が到着していなかったので「半年ぶりにエンジン掛けるって言っていたからバッテリー上がりで動かなかったんじゃないの?」という私の予言は、20分後に見事、的中する事に。しかも『善さん』が到着した時の開口一番の台詞も言い当ててしまいました。私は天候を操る能力に加えて予知能力まで身に付けてしまったのか・・・?
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その時、箱根は雪だった! | ようやく全員集合! | 十国峠で迷子と合流 |
当初の予定では芦ノ湖スカイラインで芦ノ湖を1周して伊豆スカイラインを経由して修善寺に抜ける予定でしたが、この路面コンディションでは芦ノ湖方面に行くのは無理だろうという事と大観山からさえ抜け出せない可能性もあったので、ドライブインの開館を機に館内で除雪が進むのを待つことにしました。ルートの再設定の結果、国道1号で三島方面へ向かって国136号で修善寺に向かう事に決定。除雪も進んでバイクでの走行も可能になってので1.5時間遅れで出発します。
しかし箱根新道と十国峠へ分かれる交差点で後方を走行していた村上さんとコミネさんが本隊からはぐれてしまいました。箱根新道経由の本隊は2人が十国峠方面へ行ったと判断しUターンをして2人を追いかけますが料金所を過ぎても見当たらず。料金所の係員が「箱根峠方面へ曲っていったよ」と教えてくれたので、十国峠レストハウスで待ち、携帯へ連絡します。この時、Docomoとauは圏外で繋がらず。いつも通話エリアが狭いvodafoneだけが、バリ3だったので私の携帯で村上さんに連絡します。すると箱根峠のコンビニで待っているとの事です。料金所の係員から伊豆スカイラインが通行可能になったとの情報を得ていた為、ルートを当初予定の伊豆スカイライン経由に変更する事とし、2人には本隊が待機しているレストハウスまで来てもらう事にしました。
待つこと5分程で2人が到着。今回のツーリングは最初から波乱含みです。この後、更なる悲劇が待ち伏せているとはこの時は、誰も知る由はなかったのです。熱海峠ICから伊豆スカイラインへ入り、恒例の滝知山展望台で集合写真撮影の為に小休止。箱根の悪天候が信じられない程の快晴で富士山が綺麗に見えます。
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滝知山で集合撮影 | 滝知山から富士を望む | だるま山高原RHで昼食 |
伊豆スカイラインを亀石峠ICで降りて県道19号→県道80号経由で修善寺町内へ。温泉街を通り抜け修善寺・虹の郷方面へ右折して県道18号のバイパス路へ。西伊豆スカイライン方面を目指して適度なワインディングを流していきます。
途中、だるま山高原レストハウスに立ち寄り昼食。富士山を正面に見据える事が出来るカウンター席を確保し各自、思い思いのメニューを注文します。人気はハンバーグ・ランチとハンバーグカレー・ランチ。¥100の差額ならカレー付きの方が良いという意見もありましたが、黒米にカレーは邪道(偏見ですケド・・・)と思った私はハンバーグ・ランチを注文。食後は駿河湾と富士山をバックに全員で記念撮影。私もたまには自分だけで写ろうと思い、1枚パチリ。徹夜明けのTOMOHIROさんが少し仮眠をとりたいとの事でベンチで横になります。TOMOHIROさんの仮眠時間を利用して汚れたバイクの汚れ落しをする人やバイク鑑賞をする人など、さまざまです。
昼食後はそのまま県道18号を走行し西伊豆スカイラインへ進路をとります。ここからは暫くフリー走行状態。先頭からの3台は瞬く間に見えなくなってしまいました。私は丁度、遅い車に引っかかってしまい無理に追い抜くのにもリスクがあるのでそのまま我慢の走行。(当たり前の事ですが!)太平洋展望台の駐車場で小休止する事は事前に分っていたので駐車場入口を見過ごさないように注意しながら到着。ここでもTOMOHIROさんが数分間の睡眠タイム。横になって目を閉じるだけでだいぶ楽になるんだそうな。私は昼食後に横になったら最後、秒殺で深い眠りにつく事間違いなしです。
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富士と駿河湾を望む | 太平洋展望台にて | 出会い岬にて |
国道136号に出て土肥町方面へ進むと渋滞にはまります。数分待っても動く気配が無い為、事故か工事か?と思っていたところに後方からサイレンと共に消防車やパトカーが対向車線を突き進んでいきます。どうやら前方で火災があった模様です。消防車の通過後、渋滞の車列が低速で動き出しました。すると国道沿線の住宅から煙と炎がモクモクと立ち上っています。渋滞で停車中に火災現場をカメラに納めた仲間が数名いた事は内緒です。
土肥町からは県道17号線の海岸線を北上していきます。戸田村通過時に前を走行する『ろーりーさん』に深海魚料理のお店「魚重食堂:美食倶楽部内で紹介済み」を教えます。『ろーりーさん』主催で近いうちに深海魚グルメツーリングが企画されるとの事です。戸田漁港と戸田村を一望できる「出会い岬:夕映えの丘」にて小休止。トイレ休憩や駿河湾を挟んでの富士山の撮影に興じます。ここで見える富士山が雲に隠れていた為に、見えている部分が山頂の雪なのか雲なのかで激論が交わされます。数分の後、山頂の雪である事が判明し、一件落着。
休憩も済んで出発しようとした時に、今ツーリング最大のアクシデントが発生。『ろーりーさん』のバイクがバッテリー上がりで始動できない状況に陥りました。どうやらいつものクセでIGNキーで停車せずキルイッチのみで停車した模様。よって電装系が全てON状態のままとなって短時間ながらバッテリーが上がってしまった様です。しかし今日の彼はツイテいました。『善さん』のトップケースから普段はありえない所持品であるブースターケーブルが現れ事なきを得ます。これも今朝、『善さん』が同じくバッテリー上がりを起こしたおかげ?です。
その後も狭い幅員の県道17号の海岸線を北上していき国道414号で沼津市街を抜けて東名沼津IC入口で関東組とお別れ。『善さん』と私は浜松ICまでランデブー走行で帰路につきました。
『こうちゃん』とは本州でツーリングする機会は、しばらくは無くなりそうですが北海道ツーリングに行った際には時間が合えば訪ねてみたいものです。