VOL. 70
● 一時帰休日に行く、木曽路・奈良井宿ツーリング
2011年5月20日(金)
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木曽御岳 | 中山道・奈良井宿に到着 | メニューにはない2段盛りの定食 |
ここ奈良井宿は2011年上半期のNHK・朝の連ドラの撮影場所らしく、至る所に番組ポスターや撮影風景の写真が掲示されていました。昭和初期の街の面影が残っている場所としてドラマヒロインなども来たそうですよ。食後は観光時間として宿場町内を見て回ります。
奈良井宿は中山道に現存している馬篭宿や妻籠宿と同じく、江戸末期から残る多くの古い建物があります。建物は幅や奥行きがほぼ同じサイズとされ、土間がある町屋造りとされ、道路から見た景観が統一されているそうです。これ、江戸時代に全国の宿場町で導入された都市づくりの技法です。また宿場内には電信柱がなく景観維持の為に電線の類は埋設化されている様でした。
現在も宿泊可能な『伊勢屋』さんや店舗入り口でそれと分かる『杉の森酒造』さんの様に百数十年も続いているお店や、元櫛問屋で市指定有形文化材になっている中村邸など、宿場ならではの古民家が建ち並びます。
そして近年、奈良井宿のシンボルとして復元された『木曽の大橋』。残念ながら作業中で橋の上に無粋なパイロンがあるのはご容赦を。この『木曽の大橋』は道の駅にもなっていてスタンプは宿場内の観光協会で押す事が出来ます。
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伊勢屋さん | 鍵の手 | 杉の森酒造さん |
1km程の長さの宿場内を2時間ほどかけて2往復ほどして見て回ったので(昼食でお腹がいっぱいになったので買い食いはできず・・・)帰りながら道の駅スタンプラリーの大量制覇を目指します。まずは少し塩尻方面に向かったところにある【道の駅・木曽ならかわ】。スタンプだけ押して、ここから至る所で工事中だった国道19号線を中津川市方面に戻ります。木曽路の中間地点となる【道の駅・日義木曽駒高原】。道の駅からはいつも駒ヶ根方面から見ている駒ヶ岳が見えます。ここも奈良井宿を出発してからそれほど時間が経過していないのでスタンプだけ押します。
続いて【道の駅・大桑】。ここでようやく休憩。なぜならこの日初の儀式を行う為です。以前、ここで『ロイヤルスイートソフト』なる軽井沢で販売されている濃いミルクソフトを食べた事があり、美味しかったので今回もそれを頂きます。また道の駅内には手作りパン屋があり、土日に来るといつも売り切れになっているアップルパイが平日という事でまだ残っていたので、自宅へのお土産にカットしたものを買いました。美味しかったらしいので次回は1本まるごと購入するかな。
さて休憩も済んで更に交通量の多い国道19号線を走行します。途中で他県ナンバー(ボクも他県ナンバーですが…)の車が数台、フラフラ蛇行しながら運転していたので巻き添えは御免とばかりに信号待ちとなったところで前に出ました。木曽路もいよいよ岐阜県に入り、【道の駅・賤母】へ。ここもスタンプだけ押して先を急ぎます。中津川市に入り、往路で散々な目に合った国道363号線には入らず恵那市まで行き、国道257号線をひたすら新城市方面に向かいます。途中で【道の駅・アグリステーションなぐら】で休憩しようかと思いましたが、すでに閉店時間になっていたのでそのまま静岡県境までノンストップで走行しました。大桑で休憩してからもう3時間以上も連続走行していて、このまま自宅まで走行しようと思いましたが、この甘い判断が過去に何度も重大事故を招いているので、ここは【道の駅・鳳来三河三石】で休憩を取る事にしました。18:30を過ぎてライダーが誰もいない中、缶コーヒーで一息をついて残り40分ほどの走行をします。
国道257号線→県道391号線で浜松の自宅へは19:30前に到着。平日という事でそれほど渋滞に巻き込まれないと判断してオール下道で行った奈良井宿ツーリングでしたが、ちょっと観光地化されすぎた感のある馬篭宿,馬篭宿から程近く風情の残るく妻籠宿,そして近年、脚光を浴びている奈良井宿と中山道の3大宿場町を訪れた事になります。どこもこの景観を守りながら生活されているので、その御苦労は相当なものと思われますが、日本が誇る伝統的な風景なので後世に残して欲しいと思います。
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木曽の大橋前にて | この日唯一の儀式です | パン屋さんのアップルパイ |
本日の走行距離:410Km