VOL. 79
● LAST VENUS

2011年10月1日(土)


 
 東日本大震災の影響により、自動車工業会の旗振りによって夏季三ヶ月間で実施された輪番操業が9月で終了し、カレンダーの並びの関係で9/29(木)~10/2(日)で四連休となりました。私用やら当てにならない天気予報に振り回され、泊まりでのツーリングには行けませんでしたが土日で日帰りツーリング二連発をこなしてきました。まずは土曜日のツーリングレポートです。
 10/1(土)はホンダドリーム浜松店の常連さん達と時期的に考えて今年最後になるであろう長野県・ビーナスラインへツーリングに行ってきました。早朝の6:00に静岡県と愛知県の県境付近にある【道の駅・三河三石】に集合の為、4:30起床で支度をして5:20に自宅を出発します。

 前日の金曜日にMV AGUSTA F4でチョイ走りをした際には汗ばむほどの陽気で、メッシュのレザージャケット&パンツ姿で走行できた程でこの日も暑いのかと思いましたが天気予報によると長野県の最高気温は20℃を下回っています。夏仕様のウェアで行くと寒いといけないので、汗になっても構わないと覚悟して秋冬仕様のレザージャケット&パンツ姿でVFR1200FDで出動する事にしました。誰が来るのかさっぱり分かりませんでしたが、ボクは前日に幹事さんに連絡してドタ参とさせてもらったので、皆さんと楽しみたいと思います。

 国道257号線を走行し、6:00少し前に【道の駅・三河三石】に到着します。既に顔馴染みさんも何名か到着していました。結局、ボクを入れて7名でのマスツーリングで、皆さん、今年のホンダドリーム浜松店主催のイチゴ狩りツーリングで顔合わせをしている方々でした。基本、何もプランニングしていないという事でとりあえず中央道の飯田山本ICを目指す事にします。国道151号線経由とするか、稲武町まで出て国道153号線経由とするかで相談したところ、国道151号線で飯田市を目指す事になりました。先日、ボクは伊那・木曽路ツーリングに行った際に途中で太和金トンネル内で崩落事故により通行止めとなっていて迂回する必要がある事を知っていたので、その旨を申し出ましたが、20分くらいの迂回によるタイムロスで女性ライダーでも走行可能な路面であれば問題ないであろうと言う事になりました。
 国道151号線を走行し、東栄町を過ぎたところで問題の太和金トンネル手前の迂回路に差し掛かります。迂回指示に従い、県道80号線→県道427号線→県道428号線と多周りをして再び国道151号線に戻ります。狭い道路なので地元民や四輪車は道を譲ってくれるナイスドライバーが多かったです。中には頑としてブロックするドライバーも見受けられましたけど。国道151号線に戻ってから間もない場所にある【道の駅・豊根グリーンポート宮嶋】で休憩。予想以上に寒く、素敵女子ライダーもいるのでこまめに休憩を取る事にします。ボクはこの秋、初めてグリップヒーターの恩恵に与かりました。
 ここでさっそくガソリン残量に不安を訴える参加者がいたので、阿南町の【道の駅・信州新野千石平】周辺のガソリンスタンドで給油する事にしました。給油しない人は道の
駅で休憩しながら給油組を待ちます。

 参加者の中にはボクも行っている中部地区の道の駅スタンプラリーにチャレンジしている人もいたので、できるだけ道の駅に立ち寄るつもりの様です。飯田市に入ってから無料区間の三遠南信道路に入り、飯田山本ICから中央道に入ります。飯田山本ICの前方の空は青空と雨雲が入り混じっていてどこかで通り雨の中を走行する事になりそうな予感でしたが、さいわいにして雨雲の中は走行せずに済み、ちょっと休憩し過ぎでは?と思いましたが、駒ケ岳SAと諏訪SAでトイレ休憩をします。まぁ、マスツーリングですし250cc~1200ccまで排気量もキャリアもスキルも違うメンバーで走行するので自分のいつものペースの様に走行する訳にはいきません。

 諏訪ICで降り、ボクがいつもビーナスラインに行く時に利用しているIC近くのエクスプレスに立ち寄りほとんどのメンバーが給油します。ボクはスピードパスが利用できるので通常割引が受けられましたが、お店のキャンペーンで全員がリッター2円引きの特別割引を受けられました♪
 エクスプレスからはボクが先頭になり、国道152号線→県道192で白樺湖まで向かいます。県道40号線のビーナスラインに入り、お約束の白樺湖を見下ろせる展望台で撮影タイムです。さすがに標高が高くなった事もあり、気温もグッと下がってきたので防寒対策としてレインウェアを羽織っているメンバーもいたりします。ボクも出発時にウェア選びに迷いましたが秋冬装備にして正解でした。だって、この周辺の気温は15℃以下でとても寒かったんです。ちなみにグリップヒーター装着者はボクも含めて全員、この秋、はじめてスイッチオンしたそうです。

集合場所には素敵女子も♪ 眼下に広がる白樺湖 ビーナスラインを走行


 ビーナスラインに入り、白樺湖を見下ろせる展望台での撮影タイムのあとは、昼食を食べに行く事になりました。幹事はノープランで昼食場所も特に決めていなかったのでボクのお勧めの【利休庵】さんか、参加者の一人がお勧めの【道の駅・美ヶ原高原美術館】内にあるレストランのいずれかで済ませる事にしました。時間的に利休庵さんは混んでいる可能性があり、7名が一度に座れる保証が無かった事と、姫木平地区へ戻らなければいけないので美ヶ原高原まで一気に走行する事にしました。おkのお店でのお勧めの料理は『田舎そば』だそうです。

 編隊を組んで美ヶ原高原を目指して走行して行きます。標高が高くなるに従いバイクに備わった外気温計が徐々に下がっていきます。一番低い気温は13℃でした。もちろん、ウインターグローブを着用していなかったのでグリップヒーターが大活躍です。標高2000mにある、【道の駅・美ヶ原高原美術館】に到着すると駐車場周辺は霧が出ていて視界ゼロでした。
 ボクはこの【道の駅・美ヶ原高原美術館】には何度も訪れていますが、売店の上の階にレストランがある事は知りませんでした。というか、上の階があった事を今回、初めて知りました。飲食店は【レストランコンポート】と【和食処 麻の葉】の2店舗ですが、参加者お勧めのお店は【和食処 麻の葉】さんでした。
 お勧めの田舎そばですが、ボクの嫌いな椎茸が入っていたので注文は断念。その代わりに本日の限定メニューとしてお店推薦の定食があったのでそれを注文しました。注文したのは『肉天わさび蕎麦御膳(¥1200)』です。掻き揚げと豚角煮と葉ワサビと稲荷寿司のコラボです。冷えた身体に嬉しい温かさです。
 食後は14:00まで自由時間となったのでボクはお約束の儀式です。冷えた身体を蕎麦で温めたかったんじゃないのか?という突っ込みは無視して高原ミルクとブルーベリーのミックスソフトです。やっぱり冷え冷えのウマウマでした。実は石油ストーブが出ていたのでこの近くで儀式を行ったのですよ。身体を温めたいのか冷やしたいのか、もう自分でもワカリマセン!

 14:00になったので出発します。往路と同じルートでは面白くないと言う事で霧ヶ峰からは白樺湖方面では無く、諏訪湖方面に出る県道40号線を下っていく事になりました。走行していて一度走行した事がある気がしていましたが、国道20号線に出たところで数年前にVFR-VTEC仲間とツーリングした時に走行したルートである事を思い出しました。国道20号線を走行し諏訪ICを目指します。ボクは中央道に入る前に往路で立ち寄ったエクスプレスで再び給油したかったので皆から遅れて中央道に入ります。各人、ペースがバラバラなので駒ケ岳SAで待ち合わせする事としてその間はフリー走行です。ボクは伊那IC前で前走者に追いつき、前へ出てペースメイクをして駒ケ岳SAに到着しました。

 飯田山本ICで降りて、浜松に戻るにはやや遠回りなりますが道が広く山間部の走行区間が短い国道153号線→国道257号線を経由して戻る事にします。途中、【道の駅・信州平谷】で休憩しますが途中の治部坂峠では気温11℃でした。もう完全に冬の外気温です。稲武からは国道257号線に入り、街灯が何もない真っ暗な山間部の国道を走行していきますが、前を走行していた素敵女子の1人が少しずつ前から離され始めペースが乱れてきました。どうやら単眼ヘッドライトのバイクの為に照射範囲が狭くて見にくいとの事です。そこでボクが前に出て引っ張ってあげる事にしました。VFR1200FDはまだHID化はしていませんが、リフレクターヘッドライトのおかげで結構明るく、照射範囲も広いので夜間でも普通に走行できます。
 コーナー手前ではブレーキを早めに行い、後続にランプで合図をしてブレーキングのタイミングを教えながら走行しました。するとボクの意図を読みとってくれたようで走りやすかったとお礼を言われました。えぇ、素敵女子には優しい『じぇんとるまん』ですから、ボクは。鼻の舌は伸びていたかもしれませんが、決して下心なんてアリマセン!

 出発時の集合場所である【道の駅・三河三石】へ到着したのは19:30前でまたの機会に御一緒させてもらう事にして、ここで解散の挨拶をしてお別れです。そのまま国道257号線を浜北区方面に走行し、自宅へは20:30過ぎに到着しました。

 冬の気配を感じる今回のビーナスラインは久々のマスツーリングでした。あまりお話しした事の無いホンダドリーム浜松店の常連さん達でしたが、ちょっとは打ち解ける事ができたかな?

本日の昼食はそば ストーブの前で儀式を敢行♪ 美ヶ原は霧で周辺は真っ白



本日の走行距離:548Km 


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