VOL. 87
● 秋葉ダム千本桜と温泉でリフレッシュ

2012年04月08日(日)


 
 2012年はバイクでお花見ツーリングに行くチャンスがなかったので、ちょうど満開で見頃を迎えていた天竜川水系に3つあるダムのうち、真ん中に位置する秋葉ダム周辺の桜を見にソロでツーリングに行ってきました。

 静岡県内のローカルニュースや新聞などでこの週末が見頃と紹介されたばかりで、お昼前後は観光客で混み合う事が予想されたので午前中の早い時間帯に現地に到着すべく、8:00に浜松市内の自宅をホンダVFR1200F DCTで出発します。国道152号線を北上して天竜川沿いに走行して行きます。バイクの外気温計は8℃を示していて山影に入ると寒いくらいでした。秋葉ダム周辺ではこの日、市民マラソンが開催されるらしく秋葉神社入り口付近のトンネルで誘導員が、こっちと誘導したのに従って脇道へ。ボクはトンネル内が工事中で通行できないと思ったので指示に従って行きましたが、どうやらマラソン大会の参加者と思われたらしく臨時駐車場に案内されそうになりました。マラソン大会への参加者以外も何台かの車が同じく脇道へ案内されてしまっていました。脇道を走行し、トンネルの先の本線へ戻ります。

 秋葉ダムへは浜松市街方面からはトンネル内を右折し、ダムの上の道路を走行して対岸に渡る事が出来ます。この秋葉ダム周辺の桜は、『秋葉ダム千本桜』と呼ばれ、50年近く前の地元の青年団らが植樹し現在に至ります。天竜川を挟んでダムを中心として上下流域5Km近くにわたって桜を鑑賞する事が出来ます。
 ダムの上の道路を渡った先はマラソン大会の事務局と中継地点となったいたのか、参加者が大勢待機していました。道路幅を目いっぱい使ってウォーミングアップしているので走行の邪魔です。そんな中、千本桜が撮影出来そうなポイントを探しながらダムから上流側を低速で鑑賞しながら走行します。この時期は、秋葉ダムを渡った辺りで屋台が出ているので、そこでお昼ごはんを買って食べようと思っていましたが、マラソン大会でそれどころの状況では無かったので、諦めて上流側に向かって走行し、次の目的地に向かう事にしました。

秋葉ダムの千本桜は満開でした 町営の東栄温泉

 再び国道152号線に戻り、佐久間町に入ってから国道473号線を走行して愛知県東栄町に向います。佐久間周辺の桜はまだ満開とはなっていなくて、少し山奥に入っただけの違いでも開花状況に差が出るんですね。
 向かった先は町営の東栄温泉です。入浴料は¥600と低料金で温泉種は1種類ですが、一般的な内湯以外にジャグジーや打たせ湯、寝湯、露天風呂、樽風呂など種類が豊富で長い時間、温泉を楽しむ事が出来ます。ここ数週間、業務がハードワークで首・肩・腰の張り、凝りがひどい状況で事故の後遺症による右脚の神経痛もひどくて歩くのもままならず、日常生活に支障が出ていました。ここは温泉にゆっくり浸かって身体をオーバーホールしたいと思います。「そんなボロボロな身体でバイクに乗るなよ!」という突っ込みはナシで♪
 残念ながら入浴シーンの写真はありませんが、色々な種類の温泉で1時間ほど楽しみました。久し振りに体重を計ったら1ヶ月で3Kgも痩せていました。どうりで先日の袖ヶ浦ライパで久し振りに着用したアルパインスターズのレーシングスーツが楽に着れた訳です。
 温泉を楽しんだ後は、館内でマッサージ師による施術を受る事が出来たので、やってもらおうと思いましたが予約がお昼過ぎからでないと空いていなかった事と¥2000/20分からとなっていたので財布と相談の結果、¥100/10分のマッサージチェアとマッサージベットで機械にマッサージしてもらいました。さすがはマッサージ機。手加減と言うものを知りません。施術中、激痛で苦悶していたのは言うまでもありません。
 マッサージで多少はスッキリした後はちょうどお昼時だったので館内の食堂で昼食を食べて行く事にしました。この東栄温泉界隈ではあまり外食できるお店が無いので、ココで食べて行かないと浜松に戻るまで食べるチャンスが無くなります。注文したのは奥三河定食(¥800)です。豚の角煮丼(ミニサイズ)とお蕎麦(ミニサイズ)のセットメニューです。この食堂はメニューも豊富で座席数も多いので、お勧めですよ。

 入浴と食事で2時間以上も滞在したので浜松へ戻るとします。しかし前々から東栄町に来たら是非、立ち寄りたいと思っていた喫茶店があったので行ってみる事にしました。昼食後のコーヒー&デザートタイムです。向かった先は東栄温泉界隈からは、少し離れた場所にあるJR飯田線の東栄駅です。この駅は無人駅となっていて建物は、この地方の伝統的なお祭りである「花祭り」で使用される鬼の面をモチーフにしているそうです。ボクは鉄郎でも鉄撮りでもないので建物にそんなに興味はありませんがユニークなデザインですよね。
 こんな鬼面をモチーフにした建物の中に【ちゃちゃカフェ】という喫茶店があります。このカフェは昨年秋にTV朝日系列で放送されている『人生の楽園』と言う番組で紹介されたカフェです。詳しくは覚えていませんが会社勤めを早期リタイヤされたご夫婦が東栄町に移住して、この駅内の憩いのスペースを借り受け、カフェをオープンしたそうです。
 サンドイッチなどの軽食をはじめ、ちょっと信じられないくらいの低料金で経営されています。ボクが注文したコーヒーは1杯¥200。人気の手作りシフォンケーキも¥200です。オッサンが一人でこんな可愛らしいケーキを頂いてスイマセン。他にも手作りタルトなど午後のひと時や飯田線の列車待ちのひと時にピッタリなカフェです。ちょっと贅沢な午後のひと時を満喫させてもらいました。

 【ちゃちゃカフェ】を出た後は国道151号線を新城方面に向かい、途中から3月に開通したばかりの三遠南信道路に入ります。この道路は新東名高速の三ヶ日JCTに接続し、将来的には浜松・東三河と南信州を結ぶ高速道路網として建設が進められています。この三遠南信道路は中央道の飯田ICまでの間で部分開通して供用されていますが現在は全ての区間で無料となっています。道路の分類上は高速道路では無くて高規格国道という扱いらしいのですが、よって地図には国道474号線として表記されています。
 鳳来峡IC~引佐北ICの間を走行しましたが、この区間はほとんどがトンネルとなっていました。中には5Km以上の長さを誇るトンネルもありました。従来は国道151号線を走行しなければなりませんでしたが、この道路が開通した事によって浜松からのアクセスがとても便利になりました。
 引佐北ICで降りて、地元の山中のワインディングを少し楽しんで自宅へ戻りました。この日は全国で2番目の面積を誇る浜松市を北から南に向かって縦断する事になったのでした。

 秋葉ダムの桜はもう来年まで見れませんが、東栄温泉は十数年ぶりに行って、日帰りツーリングには最適な距離なのでこれから頻繁に通ってみようかなぁ。

マッサージ機で苦悶中 奥三河定食 ちゃちゃカフェは人生の楽園

本日の走行距離:145Km 


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