ワープ×3〜ロメオタカシーノがおおくりする〜ちゃーおいたりあ=

Buonaserra tutti Come Stai!~みなさんおひさしぶりです。お元気でしたか?

ロメオ・タカシーノことリストランテロメオ・オーナー・シェフ〜望月威志です〜天気について____

\秋になるとやはり赤ワインなんて=飲みたくなりますよねえ

実りの秋=ということで茸やジビエなどお食事も美味しくなりますよお

代表的なのがポルチーニ!日本でいえばマツタケに匹敵するものですよね

この季節、山の中を走っているとFUNGIという看板をよーくみかけます。

そう山梨なんかをドライブしていてもありますよね、きのこありますっていう

看板、地元のひとが朝採ってきた山の野生の茸です。

あー美味しそうーお腹がすいてきたー

でもねえ野生のきのこは毒があるのもありますからねえ〜注意しなくてはいけません〜茸も美女も毒には十分気をつけましょう〜

しかし毒も大量に食べるとコロッと死んでしまいますが、少量ならば口の周りがぴりぴりするくらいで快感かもしれません〜あぶなーーーーい

さあ今夜も美味しいお話をいっぱい凝縮して8時までの1時間〜楽しくおおくりします。今夜の一曲目〜

 

イタリア田舎町へのたび=

今夜は僕の大好きなトスカーナ地方のグレーヴェ・キャンティをご紹介します。

そう、キャンティ=ワイン好きの方ならきっと聞いたことある響きじゃあないでしょうか=イタリアを代表する赤ワインのメッカですよねえ。場所はフィレンツェから南に車で1時間かなあ  県道222号線をひたすら南下します。すると最初にたどり着くのが今夜ご紹介しますグレーヴェ・インキャンティです。さらに南下するとカステリーナ・キァンティ、ラッダ・イン・キァンティ、ガイオーレ・イン・キァンティと合計4つのキァンティ村があります。ですからこの辺りで作られる赤ワインはみんなキァンティワインとして

世界中に輸出されていて大人気なんです。街道はキァンティ街道と呼ばれて、

世界中のワイン好きが美味しいワインを求めてやってきますし、あちこちにワインバーがあって地元のワインを振舞っています。

でもその中で僕が一番好きな村=それがグレーヴェ・イン・キァンティです。

イタリアの大半の村がそうであるように、村の中心に石畳の広場があります。そしてその周りにぐるっと商店がならんでいるかんじ。規模としては清水駅前のロータリーってかんじです。小さいんです。でもそこがとっても魅力的、

まず、一番はじにあるのはパンやさん。おすすめなのはやはりトスカーナパン

これは塩が入っていないのが特徴で少しばかり塩辛いトスカーナ料理と一緒に食べるとちょうどいい=その隣が肉の加工品屋さん=店の前にいのししのはくせいが置いてある通り、この辺りはいのししのメッカ〜ハムやサラミもいのししの肉で作ります。毛の付いた状態でいっぱい釣る下がっています。プロシュート¥・デイ・チンギアーレといいます。豚よりやはり癖がつよくて野生的、

珍しいから是非お試しください。地下にはすごーくいい状態のチーズも熟成されて売っています。いろんなハーブやスパイスと付けたもの。唐辛子で辛くしたもの。葡萄のカスをつけたもの。〜どれも美味しそうだし、ワインには最高ですよ。すべての商品を真空パックしてくれますから日本に買って帰ることができます。ただし成田の検疫にひっかからなければですが・・・・

さあおいしい生ハムと地元キァンティワインをのみながら一曲

 

曲_____________________________

 

ワインの里、トスカーナはグレーヴェ・イン・キァンティをご紹介しています。

この辺りは以外にも日本の観光ツアーからはずされ気味なところです。しかしながらヨーロッパの中では大人気なスポットですから、あんまり日本人の姿は見かけません。白人系の方が多いんです。さて先ほどの生ハム屋〜さらにお隣は、エノテカです。そう〜酒屋ですね=ワイン専門の=地元のキァンティワインを中心にかなりの数のワインがてにはいります。

しかも、同じワインでも年代順に売っていますからその量の多さが少しわかっていただけるでしょうか?一口にキァンティワインといっても〜さんのキァンティ、〜さんのきぁんティといっぱいあるんです。同じキァンティでもピンからキリまで、造り手によってずいぶん違うもんです。ですからみんな、誰々さんが作った、ということで判断して好みを見つけるんです。結局は人なんですねえ。

ワインについて少し深く

1、        ビジネスとして安く量を製造し世界に輸出する造り手。

2、        量を抑えて凝縮させて味わいを重視した職人的造り手。

しばらく前は1の造り手が大半でここキァンティは低迷していましたが、最近は味を追求する傾向が強いです。まあその分お値段もいいですが。

 

さてエノテカのお隣は画廊です。しかも地元の作家さんがこの辺りの美しいトスカーナの風景を水彩や油絵、エッチングなどで個性的に描いたものが飾られています。写真をとるのもいいですが小さな絵をひとつ買われると、旅のいい思い出になりますよ。素敵な額縁に入れてくれますしねえ。

勿論、普通の観光客用のお土産やさんもありますし、カフェもあります。広場に出されたテーブルでカプチーノを飲みながら、日本の友人に絵はがきでもかいていたら、澄み切った青い空に白い雲、とっても気持ちいいですよ。

ですが僕がこの村をお薦めする一番の理由は、すっごく美味しくて素敵なレストランが広場の前にあるからなんです。それは次のコーナーで、

曲にいきましょう〜

 

曲_____________________________

 

3星レストラン=

さあイタリア・トスカーナ地方・グレーヴェ・イン・キァンティにあるとっておきのレストランをご紹介します。

お店の名前はジョバンニ・ダ・ヴェラッツァーノ〜広場に面した2階にあって小さな入り口をまず探さなければなりません。運よく見つけて狭い階段をのぼると、結構広い店、白い漆喰にアーチ、梁のある木の天井という典型的なトスカーナな内装のお部屋も素敵ですが、この店に来たら、是非外のテラス席をお薦めします。ぐるっと広場を見渡せて、とっても情緒あります。広場の隅にヴェラッツァーノさんの像が立っています。その昔、領地争いをしていた頃の英雄ですね、店と同じ名前、歴史とわざわざ予約を入れたり、ドレスアップしていかなくてはならないような高級店では決してないんですが、カメリエーレも気さくで愛想がいい。ワインは当然、地元キァンティ、数十種類の造り手から選べるし、かなり安い、そしてとにかく料理がうまい。まずアンティパストはトスカーナ風盛り合わせ、先ほどのいのししの生ハムとか、サラミとか、ラルドといって脂身の塩づけとか、ブルスけったというカナッペ状のもの、レバーペーストや、きのこや豆を煮込んだものをパンに塗ります。まあどれもワインには最高の取り合わせ〜そしてパスタ、チェチという少し太めの乾燥パスタ、ソースはお好みですがもし春先ならば、ズッキーニの花の軽い煮込みで和えたもの、これからの秋の季節はやはり茸、それもポルチーニがグッドでしょう。

もう少し寒くなってきたならやはりトリュフペーストであえたもの。イタリアに冬場尋ねることがあったなら、是非このトリュフ系のパスタを食べてくださいね。でないとイタリアに行った意味が半減します。

さてなにをたべてもかなり美味しいこのジョバンニ・ダ・ヴェラッツァーノ。

僕が絶対食べていただきたいのがあるもの=しかしその前に一曲行きましょう。

 

曲_________________________

 

さあジョバンニ・ダ・ヴェラッツァーノ〜っていうかトスカーナの田舎にある

ちょいとがんばってるレストランにいったらまず食べなければならないのは

ビステッカ・アラ・フィオレンティーナ!フィレンツェ風Tボーンステーキですよねえ。ロースとフィレが両方ついてグリル盤で炭焼きしてぎゅってレモン絞って、岩塩かけて、そしてぴりっとからみのある、トスカーナ産の上質なエキストラ・バージン・オイルをたっぷりかけていただきます。あー想像しただけで旨そうっていうか本当に旨いんです。

が、僕がそれよりお薦めするのは、ストらコット・アル・キァんティ。

牛肉のキァンティワイン煮込みです。これがめちゃくちゃうまい!!

どうしてこんなに旨いのかわからない、煮込みなのに非常に明るいワインいろ、

松の実とたまねぎが一緒に煮込んであって、シンプルなんだけど、色、香り、

口に入れたときのやわらかさとジューシーさ、そして旨み、、何度かここで食べてそのたびに嬉しくなっちゃいますけど、やはり初めて食べたときの驚きはちょっと油断していたということもあって衝撃的でした。

こういう素晴らしいレストランが田舎にあるところがイタリアの素晴らしいところ、何度でも行きたくなってしまう魅力のひとつです。

今夜は僕の大切な秘密のレストラン、トスカーナはワインの里、グレーヴェ・イン・キァンティにあります、ジョバンニ・ダ・ヴェラッツァーノをご紹介しました。ほんとは教えたくなかったなあ=

 

曲は____________________

 

今夜の一品〜

さあ今夜の一品=今夜はなんかずっとハムとかビステッカとか煮込みとか

こってり系のお料理の話ばかりなんで、さっぱりデザートといきましよう。

マチェドニアフルーツです。作り方はとっても簡単。

イタリア版フルーツポンチです。

季節のフルーツなんでもきざんできざんで

メロン、プラム、なし、りんご、オレンジ、ぶどう、キウイ、グレープフルーツ、バナナ、これからならイチゴ、たくさんの種類をいれるのがポイントです。

そしてワインをたっぷり注ぎます。おすすめはピエモンテのモスカート・ダ・アスティ微発泡で甘口

そして好みの甘さになるまで、味をみながらサトウ

レモン汁でうまくバランスをとって

ボールにいれて冷蔵庫でよおく冷やす。

こってりとした肉料理のあとでも美味しく食べれます。

アルコールが飛んでないから弱い人は注意してくださいね。

 

今夜の一品=

さっぱりとしたイタリアンドルチェ

マチェどにあ・フルーツをご紹介しました。

 

曲は____________________________

 

エンディング^

 

いかがだったでしょうかお楽しみいただけましたでしょうか。イタリアの風を感じていただけましたか?

さて僕が最近読んでいる本、これはイタリア語通訳暦30年のたまるくみこさんの本、シモネッタのデカメロンというシモネタ満載の面白い本、イタリア的恋愛のすすめ、モテル法則をイタリア人に学べ!という本でかなり笑えます。

そしてかなり勉強になります。僕が何度もイタリアに旅していていつも疑問に思っていたことの答えがしっかり書いてありました。

それはイタリアではどうしてみんなあんなにワインを沢山飲むのに彼らは二日酔いするほど酔わないのか、理由はただひとつ、酔いつぶれては女性と楽しむことが出来ないからだとか。。。

 

お相手はリストランテロメオオーナーシェフ望月威志でした。

次回の放送は1010日の体育の日のこの時間。

美しいゲストをお迎えする予定ですのでどうぞお楽しみに。

それでは皆さん、チャオおりべでるちーーーー