ワープ・ワープ・ワープ・ロメオタカシーノがおおくりするチャーオ・イタリアーBuonaserra tutti come stai? 皆さんこんばんは=お元気ですかー一週間ぶりのご無沙汰です。リストランテ・ロメオ・オーナーシェフ、、望月威志です。今日は10月31日の月曜日、一日中雲の多い天気でしたけれども、爽やかな秋の気候でした。。僕はいつもは第二・第四月曜日担当ですけれども、
今月は第五月曜日がある・・ということで、今月3回目の登場でございます。
まあ、だからという訳ではないんですが、今夜はオプションツアーということで、少しイタリアを離れまして、イギリス、、正式にはユナイテッド・キングダム・オブ・グレート・ブリテン・アンド・ノーザン・アイルランド。。。
〜略してUK、、に小旅行に出掛けてみたいと思います。
イタリアからですと、ミラノのマルペンサ空港、あるいはリナーテ空港からロンドンのヒースロー空港までたった2時間ほどのフライト、、〜是非天気の良い、夕暮れ時をお薦めします〜なぜならば、真っ赤な夕焼けに染まった、とってもビューティフルで絵のようなヨーロッパアルプスを眺めながらゆっくりと、ビールを飲むなんて、すっごくいい気分ですよ〜
ですからここのラインのフライトは是非、窓際の席をご予約くださいね〜
ということで、今夜も8時までの一時間、、リラックスして、ギアをニュートラルにして、、お楽しみください。
それでは今夜の一曲目〜
田舎町への旅〜
今夜はUK、英国へのやはりレンタカーを使った小旅行をご紹介いたします。
玄関はおなじみヒースロー空港、、4つのターミナルがある巨大な空港です。
ヨーロッパの国際空港の中でも、かなり免税店が充実していますよね、まるでデパートの中にいるみたい、、まあ有名なハロッズやリバティが進出していますから品揃えもかなりです。、、無事に到着したらお祝いに是非、空港内のパブに寄ってギネスでも飲んで乾杯したいものです。。やはりビールのレベルはイタリアにくらべれば格段に上〜。。 おっとこれからレンタカーをピックアップして、田舎のたびにでるんだった。。。ビールは我慢しなくちゃいけないんだった・・・
さて、英国田舎町への旅=カントリーサイドツアーということで、、、一番行きやすくお薦めなのが、コッツヲルズ地方の旅でしょう。。なんといっても英国を代表する美しい田園風景の広がる地方、、英国の田舎の代名詞がコッツヲルズです。英国というのは先ほどオープニングでも触れました、イギリスという呼び方は正しくありません。4つの地域の集合体、イングランド、ウェールズ、スコットランド、そして北アイルランドです。今夜ご紹介するコッツヲルズは南イングランド〜ロンドンから車で西に2時間くらい、このコッツヲルズというのは、東側は大学で有名なオックスフォード、、北側をシェークスピアの故郷ストラットフォード・アポン・エイボン、、西側はチァルトナム、、南側はローマ人が浴場を作って、後にお風呂の語源となった町バース、、この4つの町に囲まれた地域をいいます。ロンドンからですとまずはオックスフォードに向かってひたすら走ればいいんです。車はイタリアとは反対、日本と同じ、右ハンドルの左側通行ですから、レンタカー初心者でも比較的走りやすい、、っていうか日本の道路よりかなり走りやすい、、信号機は最小限だし、郊外にでれば車の数はぐっと少ないし、おまけに高速道路は全てタダです。オックスフォードは結構大きな町ですから、今日は素通り、、やはりコッツヲルズにきたら、ひたすら小さな村をめぐるのが正解です。道路の両側はまさにフィールド、、鮮やかなグリーンの丘陵地帯が広がります。春から夏のいい季節は勿論、真冬でもこのグリーンは茶色くなりません。年中美しいグリーンです。ゴルフやラグビーやサッカーが始まったのも判る気がします。さてコッツヲルズのコットというのは羊小屋、ヲルズは丘、という意味があります。つまり、羊が丘、、という意味、その昔、素晴らしく品質の良い羊毛が取れるということでヨーロッパ中でもてはやされました。コッツヲルズブランドの羊毛は最高級品で高く売れたんです。おかげでコッツヲルズはお金持ち、、ド田舎にもかかわらず、立派な城やカントリーハウスが建てられました。しかしその後に起こった産業革命でコッツヲルズウールの需要は激減、、この地域は急速に衰退してしまいます。ヨーロッパでは各地に良くあることですが、ここも同じ、町の急速冷凍状態です。
さてそんな魅力的な村をいくつか、ご紹介する前に一曲。。。
曲_________________________
今夜はイタリアを離れて、英国はコッツヲルズ地方にオプションツアーに出掛けています。
さて、魅力的な村がほんとに多くて、いくつかに絞り込むのが大変ですが、やはり僕の独断と経験から、印象的な村〜オックスフォードから西へ走るとある坂にある美しい村バーフォードのお話を少し。。。ここは昔、羊毛マーケットの町として栄えたところ、、前日の夜にチェックインして泊まったホテルはなんと
シープイン、、羊ホテルかな、、村上春樹の世界かも、、美味しいイングリッシュ
ブレックファースト〜いつも感じるのですが、ロンドンから離れれば離れるほど、朝食が美味しい。。目玉焼きのコクや、ベーコンの味が断然ちがいます。
なぜこの町に泊まったかというと、ここは朝から午前中に滞在すると素晴らしい。まだ観光客があまりいない時間が断然素敵です。地元のジャムやチーズ、
コッツヲルズハニーを売る店や、英国アンティークの店があって見ているだけで楽しい=僕はアンティーク大好き人間ですからアンティーク・ショップの看板を見つけると吸い込まれてしまいます。それからこの町、なんといってもセント・ジョンという素晴らしいステンドグラスのある教会があります。セントは聖なる、ジョンはヨハネですから凄い名前ですよねえ。。ここは英国ベストチャーチ1000の中で、18しかない5つ星を獲得したほどの価値ある教会ですから、旅の最初の朝に安全祈願するのに最高です。
英国コッツヲルズ地方、坂の町バーフォード、是非、午前中に訪れて、朝日の中、黄色く染まるコッツヲルズ・ストーンで作られた家々を眺めながら、どの家の玄関先にもビンに入った牛乳が届けられている光景に妙に感動したりして、散歩してセント・ジョン教会で素晴らしいステンドグラスを見てください。
コッツヲルズはこのような何気ない風景や光景が魅力です。
さて今夜はイタリアからアルプスを越えて英国はコッツヲルズ地方を旅します。
続きは曲とコマーシャルの後で、、
曲は____________________________
コマーシャル
さて、今夜はイタリアから少し離れて、英国コッツヲルズへのオプショナルツアー、、小旅行のお話をしています。午前中を坂の町バーフォードで過ごした後は、豊かな緑の田園風景を楽しみながら、南下してみましょうか。。。
バーフォードからA433号線を南下すると30分もするとビベリーという町があります。ここはデザイナーの父、ウイリアム・モリスが、イングランドで一番美しい村、と呼んだように、村を流れるコルン川は澄み切った豊富な水でおびただしい量の水草が育ち、川の中を大きな鱒が悠々と泳いでいる本当に美しい村。コッツヲルズの川べりはヨーロッパでも特に美しい。集落の中心に蔦の絡まるスワンホテルがあって、凄く絵になります。ホテルの周りはスワンという名の通り、白鳥がいっぱいいて、集落全体が、よく手入れされた公園のよう。。。
今日のランチはこのスワンホテルで頂きましょう。
先ほども触れましたが、この辺りの名物は鱒、、、ここスワンホテルの近くにビベリー・トラウト・ファームという鱒の養殖場がありますので、食べるべきはやはり鱒料理、、そうですねえまずスターターに軽くトマトスープのオリーブラビオリ浮かせ、、メインコースは名物鱒のパン・フライ、、フェンネル風味、スプリングオニオンとマッシュポテト添えのバターソース、、デザートにクロテッドクリームを添えたレモンのタルト、、赤いベリー添えなんて如何でしょう。。
料理はフランスやイタリアのエッセンスを取り入れたモダン・ブリティッシュ。。
美味しい英国料理がここにあります。お腹がいっぱいになったらぜひ周辺を散歩しましょう。。何度も言うようですが、美しい田園風景があふれています。。
ホテルからコルン川をはさんで向こう側に遠く見えるのが、アーリントン・ロー、、、14世紀の石造りの集落です。太陽の光に照らされて、そのライムストーンがハニーカラーに輝きます。いいですねえ〜ハネムーンに最高ですよ。。。
さてお腹も心も満足したところで、さらに南下します。。でもその前に一曲聴きましょう。。
曲_________________________
まあいろいろ選択の余地のあるところがヨーロッパのいいところ、、
今日のオプショナルツアーは、英国コッツヲルズ地方、、羊毛産業で栄えた豊かな宝石を現代に伝える魅力的なカントリーサイド、、イタリアを飛び出して、少しばかりエレガントで豊かオプショナルツアーをご紹介しています。
さてビブリーからA429号線をひたすら南下しましょう。。とにかく英国の道路は信号機が少なくて走り易い、、移動がラクなのは本当に助かります。日本は道路事情が悪すぎです。。混みすぎていてイライラしますからねえ、、、まあ快適なドライブを楽しんでいるうちに、あっという間に目的地に着いてしまいます。ここも古くて美しい集落、、映画のロケにも良く使われます、キャッスル・クーム。。キャッスルクームは古い英語で、谷、という意味、コッツヲルズの最南端にあって、英国でも最も古い家並みを残している集落です。
是非、集落の入り口にある駐車場に車を停めて、歩いて散策してください。
アヒルの泳ぐバイブルック川添いにザ・ストリートというメインストリートがあります。ザ、、がつくのがいかにも英国らしい。。この道沿いに古くてとってもチャーミングな家が並んでいます。その家は当然いまでも住んでいますし、見られることを意識して飾られた玄関や窓際がとっても素敵、、、、さてバイブルック川に架かるバックホース川のたもとにウェーバーズ・コテージという機織の家が今でも残っています。。ここはかつて、ブランケット兄弟が住んでいた家、、彼らは真冬の寒さをしのぐために、羊毛を使って厚手の布を織ることを思いつきました。。そう毛布ですね。。そのアイデアが評判になって毛布が瞬く間に普及したんです。。だから毛布の事を英語でブランケットと言うんです。
さて、午後の柔らかな日差しの中を歩いていると、喉が渇いてきますねえ。。英国の午後といえば、アフタヌーンティー。。ここキャッスル・クームにはザ・マナー・ハウスホテルというエレガントな館がありますから、迷わずここでお茶にしましょう。ここはゴルフコースも持つホテル、、お庭でのお茶は最高です。。たっぷりのミルクティーにキューカンバーサンド、、上質なクロテッドクリームにスコーン、、お決まりですが、やはり伝統のあるものは素晴らしい。。生きた心地のするひと時です。
南コッツヲルズ、キャッスル・クームの休日。。ご紹介しました。。
さて心地よいひと時ですから心地よい音楽を聴きましょう。
曲___________________
コマーシャル
今夜はすっかり英国特集。。美しい田園の広がる、コッツヲルズ地方を旅しています。キャッスル・クームからさらに南下して、今夜のたびの最終目的地、、バースまで行きましょう。。ここはエイボン川ぞいに栄えた温泉も町。。。
ローマ帝国の支配下にあった時代、、2000年以上も前のお話です。ローマ人がここに温泉を開いたんです。英語でお風呂をバスというのはこの町の名前からきているんですね。いまでも大聖堂のうらに当時のローマ風呂が残っています。
25メートルプール並みの大浴場でした。
そんなバースの郊外に今夜の宿泊地、ラックナン・パークがあります。
パークっていうくらいですから、ここは公園、、ひろーい敷地のなかに建つ、元領主の館、、マナーハウスです。。入り口の門から車を走らせてもなかなか建物が見えてきません。。大きな杉の林をまっすぐに、ながーいアプローチが続きます。それだけで感動的、、王様、王女様気分を味わえます。お部屋は全てが上質、
とくにバスルームの快適さは素晴らしい、、裏手にはプールがあってディナーのまえに一汗かけます。。インストラクターが指導する水中エキササイズがあって気軽に参加できますが、結構ハードでした。でも運動してしっかりお腹を空かせたほうがいいですよ、、なんといってもここの魅力はお食事です。洗練されたモダン・ブリティッシュ料理。。シャワーをあびて、お洒落にドレスアップしてダイニングルームに向かいます。が、、英国の上流階級の習慣ではまず食前酒から、、暖炉のある大きなソファで、軽いおつまみとともに頂きます。シャンパンかジントニックあたりですかね。。ここでメニューを渡されて前菜とメインッデッシュをチョイスします。デザートは後。。。その後はワインリスト、、、分厚い百科事典のようなリストからチョイスします。。。英国は南のほうでわずかにワインを作っていますが、あまりいいものはありません。ワインはやはりフランス産、輸入品が中心、、もともとフランスワインの質を高めたのはイギリス人の功績が大きいですから、フランスワインはかなり充実しています。。。さて料理とワインのセレクトが終わって、食前のわくわくするひと時を味わってからいよいよ、ダイニングルームへ移動します。
あとは、にこやかなサービス係りに全ておまかせ、、、楽しい会話があれば、思い出に残るディナーになります。前菜に地元の野菜を使った一品、、メインに、
春ならスプリングラム、、秋ならワイルド・マッシュルームなんか使ったお料理はいかがでしょうか?勿論デザートも美味しいですよ。斬新な盛り付けが楽しいです。食後はまた別の部屋に移動して、ブランデーにシガーの世界、、
周りのゲストとの上品なイギリス英語が、いいレッスンになります。
かなりハードなオプショナルツアーでした。お疲れ様でした。
ぐっすり眠って朝食はルームサービスにしましょうか?その前に早起きして公園内を散歩しましょうね、、美味しい空気をいっぱい吸って生きていることに感謝します。
さて、今夜は一時間に渡って英国コッツヲルズ地方への旅をご紹介してきました。ロンドンから、オックスフォードを通ってバーフォード、そこから、南に走ってビブリーのスワンホテルでランチ、、さらに南下してキャッスル・クームのザ・マナーハウス・ホテルでアフタヌーン・ティー、そしてバースでローマ風呂をみてから、郊外のマナーハウス、ラックナン・パークに泊まりました。愛する人と行ける幸運をお祈りいたします。
曲は___________________________
エンディング〜
いかがでしたでしょうか?英国コッツヲルズの風を感じていただけましたでしょうか?イタリアもいいですが、僕は英国も結構好きです。
また、この番組を聴いて、ヨーロッパ・レンタカーの旅に挑戦してみたくなった〜という方、、個人旅行の経験が、ない方は、イタリアよりもまず、英国をお薦めいたします。英語だし、右ハンドル、左側通行だし、、治安はいいし、風景は素晴らしいし、人はやさしいし、食事だってちゃんと選べば美味しいものいっぱいありますよ。。。ポンドがちょいと高いのが気になりますが、、、
ということで、今夜はこの辺でおしまいです。
お相手はリストランテロメオ・オーナーシェフ、望月威志でした。。
次回の放送は11月21日の月曜日、2週連続お休みです。
ちょっと間が空きますが皆さんお元気で、、、
チャーオ・アリヴェデルチ〜