ワープ×3、、ロメオタカシーノがおおくりするチャーオイタリアー!!
Buonnaserra tutti come stai? 皆さんお元気でしょうか?
20日ぶりのご無沙汰でございます。リストランテロメオオーナーシェフ
望月威志でございます。今日は11月21日の月曜日、2週連続でお休みでしたのでなーんか久しぶりで、、新たな緊張感の中、今夜も始まりました、、イタリアの風===前回は英国コッツヲルズへのオプショナルツアーをお楽しみ頂きましたが、
今夜は再び、、イタリアに戻ってまいりまして、僕の独断と経験から、イタリアの香りのする美味しいお話、美しい風景の中の愛の物語、、ロメオのスペシャルレシピ、、などを一時間にぎゅっと凝縮して楽しくお送りして参ります。。
スターウォーズのテーマ
さて、聞こえて参りました、、突然ですが、イタリアのお話の前に少しお知らせ〜〜僕の可愛い音楽仲間たち、東海大学静岡吹奏楽団、、第31回定期演奏会が12月4日の日曜日、桜橋の清水文化センター中ホールで、おこなわれます。。開場午後1時半、開演午後2時、、演奏曲目は、、今バックで流れています、、スターヲーズとか、ちょっと前に料理の鉄人のテーマで大人気になったバックドラフト、、とか、かっこいいナンバーばかりをチョイスして美味しいとこどりな演奏会でとっても楽しそう〜入場料は無料で、整理券等は特にありませんから、そのままお出かけ頂きたい。こういう地元の若い人たちの演奏会こそ、大切にしたいもんです。。若者ががんばると活気付きますからねえ、、ってずいぶん親父発言ですね。
ということで、コマーシャルのあと、イタリア話に入ります。。
イタリア田舎町へのたび〜
さて、、音楽会のご案内の後は、イタリア田舎町への旅〜
本来のペースに戻しましょう、、、以前、この旅コーナーはワインの産地ばかりじゃあないかあ〜と自分で指摘しまして、反省したあ。。と言いましたが、良く良く考えてみたら、イタリアという国、、北から南までどこに行ってもワインを造っています。たとえばお隣のフランスでは北のノルマンディ辺りでは葡萄が育たなくてリンゴを育ててシードルを造っていますから、、それに引き換えヨーロッパの南のほうにあるイタリアは全国どこに行ってもワインに適した気候なんです。。ですから僕がワイン産地ばかりをご紹介するんじゃあなくて、どこもかしこもワイン産地なんです。と開き直ったところで、今夜ご紹介しますのはボジョレーヌーボー祭りも終わったことですし、、イタリアの2大赤ワインのメッカのひとつ、、トスカーナ州はモンタルチーノです。。。。場所はフィレンツェの南、シエナからさらに南へ
車なら2時間くらいでしょうか、、まあ山の中の、そう山梨の勝沼葡萄の岡センターってかんじ、、小高い岡のてっぺんに石造りの村がある典型的なイタリアの田舎町、、、でもイタリアワインファンならよだれが出そうな葡萄畑が町の中心チェントロからのびる丘陵地帯にぎっしりと連なっています。。どの葡萄畑にも持ち主の名前が書いてある看板が立てられていて、ちょっとイタリアワインを勉強した人にはたまらないビッグネームばかりです。
この辺りで作られるワインはブルネッロ・ディ・モンタルチーノという赤ワイン、、ちなみにもうひとつの赤ワインのメッカは、以前ご紹介しました、フランスとの国境に近い地方、ピエモンテ州のバローロです。。さて、ブルネッロというのが葡萄の名前、、モンタルチーノが町の名前です。ワインのメッカですから当然のことながら町にはいくつかのエノテカ、ワイン屋さんがありますし、美味しいブルネッロと、これまた良く合うトスカーナ料理を出すレストランがいっぱいあって、ヨーロッパ中の酒飲みが集まって、いつも賑わっています。僕がここを訪れたのは初夏、、モンタルチーノの岡の中腹にあるレストラン、ボッコン・エ・ヴィーノで野菜のたっぷり入ったトスカーナパスタ、ピチ(太麺)を食べながら、モンタルチーノワインをたっぷり頂きました。ここに最初にワイン造りを広めたのは、初代当主ビオンディ・サンティ。。
1888年のことです。北のキャンティワインとは違ったワインを造ろうという発想でした。いまや、キャンティワインをはるかにしのぐ、クオリティと濃縮感で世界的にかなり評価に高い赤ワインを作ります。せっかくですから是非、町のエノテカを覗いてみてください。。ほとんどの造り手のブルネッロワインが揃っています。でも本当のことを言って僕の一番のお勧めワインは、ブルネッロじゃありません。。それはルーチェ、、という赤ワイン、、アメリカ、カリフォルニアのワイン王、モンダヴィさんと、フィレンツェの貴族、フレスコバルディとのコラボレート、、ワインの講釈は曲とコマーシャルのあとで。。
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今夜はどっぷりとワインのお話〜しかもモンタルチーノの赤ワインのお話をしています。。さて、先ほどのルーチェというワイン、、直訳しますと光、、という意味、、トスカーナの貴族フレスコバルディ家の長男ランベルトさん、フレスコバルディといえば、ワイン造りに代々ご熱心な貴族としてあまりにも有名。長男である彼はワインの醸造学を学びにアメリカはカリフォルニア大学に行きました。1980年代のことです。そのとき出会ったのがティモシー・モンダヴィさん、、、モンダヴィといえばカリフォルニアワインの大御所です。お二人とも素晴らしいワインを造る家系のご子息ですから、すぐに意気投合しました。それ以来の友情がこの国を超えたコラボレートワインプロジェクトを作るんですから、やはり出会いは大切にすべきですねえ!さてこのルーチェというワイン、、モンタルチーノで採れる最高のブルネッロにメルローという違う葡萄を混ぜて作りますが、その柔らかで上質な甘味と余韻をもった、とってもラグジュワリーなワイン。。特別な席で味わうのにふさわしい特別なワインのひとつです。覚えやすい名前ですから是非、機会があったら飲んでみてください。ルーチェ!昔、車の名前にもありましたねえルーチェ、、マツダだったかな・・・シックなイタリアンレストランにきっとありますよ。。たぶん2万円以上しますが・・・
ワインのお話のついでにイタリアにおけるワインの歴史について少し。。
イタリアは皆さんご存知、ワイン大国、、生産量、消費量ともに世界トップクラス、、国土の広さを考えれば、どこに行ってもワインだらけって感じです。でも一昔前までは、おおまかにいって質より量、という傾向でした。。ヨーロッパでも南に位置するイタリアは太陽がふんだんにありますから、夏が暑くて、秋に雨が少ないという、葡萄栽培に適した所、、あまり手をかけなくても葡萄は育ちます。ですからすべてが自然まかせ、天候まかせ、長年の伝統と勘が勝負って感じ、、でもどの世界にも革命は起きるもんです。北イタリア、フランス寄りのピエモンテ州はバルバレスコに生まれたアンジェロ・ガヤさん。。この人が質より量的な作り方をやめて本来葡萄自身がもっているポテンシャルを最大限引き出して、クオリティを飛躍的に上げる作り方をして素晴らしいワインを作って世界に売り出して大成功しました。この成功に追随して沢山の造り手が凝縮された味を追及するようになったんです。ちなみにお隣フランスは南のコートダジュール以外はやはり寒いですから、質の良い葡萄を育てるために、沢山の労力を投入します。いわゆる過保護的という感じでしょうか。。イタリアは放任主義的なイメージですね。それが最近フランス的過保護栽培で質を極めたイタリアワインがアメリカや日本を中心にかなりの高値で売られるようになってビジネスの旨みが出てきたので、我もわれもって感じです。今夜はモンタルチーノからワインのお話ばかりになってしまいました。なんてアカデミックな番組でしょう!!
じゃあ最後に町のお話も少し、、
標高560メートルほどの丘の上にありますここ、モンタルチーノ、、城壁の脇に小さな看板がありまして、1558年8月4日を我々(シエナ人)は永遠に忘れない、、と書かれています。北のフィレンツェが南のシエナを占領したのが1555年、このときにシエナを追われたシエナ人650人はここモンタルチーノの丘のとりでに逃げ込んで、最後の抵抗をしたんです。フィレンツェの大軍を相手に3年間も粘ったのですが、最終的に崩落してしまいます。それが1558年8月4日というわけ、、、、いまでもシエナ人には忘れられない日になっています。シエナで行われるパリオの祭り(カンポ広場の競馬)のとき、各地区の名前を呼び上げるんですが、一番最初に呼ばれるのはモンタルチーノ、、モンタルチーノに感謝するシエナ人の気持ちの表れです。今夜は素晴らしい赤ワインのメッカ、トスカーナ州はモンタルチーノをご紹介しました。深まる秋に是非、美味しいブルネッロ・ディ・モンタルチーノワインを体験してみてください。勿論ロメオにはおいてありますよ。
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3星レストラン〜
先ほどのモンタルチーノからS223号線を地中海に向けて走ると南トスカーナはグローセットという町に出ます。そこからまた山にはいってスカンサーノ、そしてその南、マンチャーノという町、山の中の集落程度の小さなエリアですが、今夜の3星レストランはレストランというより民宿、、イタリア語ではアグリツールズモといいます。農家が農業のかたわら開いた民宿のことです。今夜、ご紹介しますのはいくつもあるアグリツーリズモから、マッキエ・アルテというところ、、まあとにかくひたすら山の中、、でこぼこ道を進みますと、ありました〜いくつかの石造りの古い家、、食堂のある母屋のまわりに小さなお客さん用の離れが、ポンポンとあるかんじ。。生き物もいますよ、蜂、馬、豚、鶏、犬、ウサギ、鴨、アヒル、それに夏の夜には無数の蛍たち。。。素朴そのもの、風景は素朴ですが、出迎えてくれたのはシャキシャキとした気立ての良いお母さん。。ここの魅力は美味しい空気に美しい夕日、遠くの山の中腹に見えるスカンサーノの教会の塔、、そして食事です。
僕が伺ったときには15名ほどのお客さんがいましたが、夜8時になると真ん中の母屋の食堂に全員集合して、なが=いテーブルで一度に食事します。料理は大皿で運ばれてきてそれを皆で取り合って食べるスタイル。。当然ながら、自然に国際交流の時間になります。。よくイタリア映画で食事のシーンがあると長テーブルで向かいあって大人数でわいわいやる場面がでますよね。まさにその世界。。みんな仲間、、兄弟ってかんじ。。朝晩そうですから3日もいるとすっかり顔見知り、、かなり打ち解けてきます。料理の味よりもその光景が素晴らしく、、けっこう素敵、、、引っ込み思案なんてありえません。。最後は日本とイタリアの歌合戦にまで発展します。
食を分かち合い楽しむことを大切にする文化はイタリアならでは。イタリアの田舎を旅したら是非ホテルじゃなくて、アグリツーリズモ、、体験してみてください。人情にふれますよ。。ちなみにここマッキエアルテは、すぐ近くに温泉〜テルメ、があって勿論一緒に泊まっていた皆さんと裸の付き合いをしましたよ。。イタリアの温泉は混浴、、残念ながら水着着用です。。毎回何度も言うようですが、ヨーロッパはどこでも田舎が素晴らしい、、是非、田舎のアグリツーリズモに泊まって、マンマのお食事に自家製ワインやオリーブオイル、、肉や野菜などミネラルたっぷりな季節のお食事を頂いて、そこで出会った人たちと豊かさを分かち合ってみてください。日本でせこせこ暮らすのが嫌になりますよ。。ということで今夜の3星レストラン、、旅の醍醐味、カンターレ・マンジャーレを分かち合う
南トスカーナはマレンマ地方のアグリツーリズモ、マッキエアルテをご紹介しました。
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今夜の一品〜
今夜のこの時間は、最近のロメオケーキの新しい顔、、について少しコマーシャル、、、もうすぐ12月、、今はすっかり紅葉の季節です。
車で山の中にドライブして紅く染まった山々を眺めながらお弁当、、なんていいですよねえ。そんな天気の良いピクニック気分のランチデザートにぴったりでお薦めなのが、ロメオドルチェ・ピクニックシリーズ。。。野外でデザートだからって決して手を抜いてはいけません。。どういうものかというと、簡単に言って四角い透明のケースに入れたケーキ、、ケース入りですからスプーンで食べます。お皿が要らないし、手が汚れません。野外など食器のないところで食べるときに、とっても便利。。。見た目にも透明ケース入りですから、色が綺麗でとっても夢がある。。。ひとつひとつリボンがかけられてとってもキュート。。。ピクニックに行く予定のない方でも、贈り物にきっと喜ばれますよ。。お味はいろいろ〜、たとえば、木苺とパッションフルーツ、、とかチョコレートとカシス、、とか、洋梨ラ・フランス、、とか、クランベリーと木苺とか、、あるいはティラミスにパンナコッタ。。などなどピンクとか黄色とか色彩的に綺麗なもの、、ムース系を中心にバリエーションを増やしていきます。。パソコンをおもちの方は是非、ロメオのホームページをご覧下さい。写真がアップされています。。
ロメオの今夜の一品〜
この秋ロメオに登場した新しいスタイルのスイーツ、名づけてピクニックシリーズ、、、ご紹介しました。是非一度、ロメオにお越しいただいてご覧になってください。。楽しいですよ。
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エンディング〜
いかがでしたでしょうか?イタリアの風を強く感じていただけましたでしょうか?
それにしてももうすぐ12月、、僕にとってはめちゃくちゃ忙しい季節でございます。なにしろイベント目白押し、、簡単にさらっとご紹介しましょうか。。
まず、12月4日は大沢さとしさんのオカリナディナーショー、こちら大人気で満席、、ソルドアウトでございます。なんとかしろーっということで急遽、昼の部を追加公演することになりまして、12時からですが、ありがたいことに、こちらもあと数席しかありません。次の日曜日11日は清水の杉山悦子さんのソプラノディナーショー、、テーマはクリスマスが近いということで、アヴェ・マリア、、とっても妖艶(ようえん)なソプラノをたっぷり聴かせます。さらに、次の日曜日18日は中川忍さんのフレンチホルンディナーショー!甘いホルンの音色をおなじみの曲でじっくりと聴かせます。ちなみにホルンという楽器は僕も学生時代から続けているとっても魅力的な楽器です。18日のこの日はなんと!僕のホルンで飛び入り参加します。。かなり心配。
それが終わりますと、そうです、クリスマス。。。ロメオはクリスマスケーキも作りますし、ディナーもやりますよ!照明をぐっと落として、スペシャルな聖夜を演出いたします。お一人様8400円です。23・24・25日の3日間。。さらにそのあとはもう大晦日ですよねえ。。ロメオではなんと、、2段重ねのイタリアンおせち料理を販売いたします。一段目はイタリアンなお料理の数々、、そして2段目はなんと。。ケーキがぎっしり詰まった、ケーキ重、、こちらは予約制で、静岡伊勢丹でお受けしています。とまあ遊んでいられません、、イベント盛りだくさんなロメオ、、是非お店にお越し下さい。それからお問い合わせはお気軽に、0543−65−6792(2回言う)まで、、
すっかりコマーシャルになってしまいました〜お相手はリストランテロメオオーナーシェフ望月威志でした。。
次回の登場は来週28日の月曜日、実はこの番組担当も来週でラストでございます。もう半年になるんですね。。早いもんです。
それまでみなさん、チャーオ、アリヴェデルチ〜