ダイアグノーシス 読み込み可能車種はこちら
ダイアグノーシスとは、通常「自己診断」と言われているもので、直訳すると「点検機能」でしようか。1996年より車両に初期型だが装備されている。といってもすでに多くの車両は10年以上前から搭載されていて現在は大型車両から軽自動車まで先進国では100%装備している。修理するのにとても便利な機能、機械である。
通常エンジンが自由自在になお且つ安定した回転させるためには、
       1、アクセス開度に応じた燃料供給
       2、冷間時でも安定した始動ができる燃料供給
       3、加速時でも・・・。
       4、外気圧が変化しても・・・・。
       5、水温が変化しても・・・。
この5つをコントロールし安定して走行できるようにしている。これらが正常な時にその値をメモリーしておき異常を感じる時に正常値と比較し異常を知る機能である。実際には10-15項目を監視していた。
最近は複雑な機構なので20-30項目の中の異常を分解することなく判定できる。また、初期型ではエンジンを停止すると異常個所も消えてしまったが最近は逆にメモリーを消すまで記憶しているものもある。(最新型ECU(コンピューター)では200-300箇所を監視している)
しかし、残念な事にメーカーごとプロトコルが違ったり呼び出し暗号が違い各メーカーのソフトウエアーが必要になったのでわれわれは途方もなく高価な機械を買うことになった。それも各メーカーごと何台も・・・。
そこで、これではいけないとOBDUという規格に沿ってソフトウエアーを開発するよう提唱しメーカー間で話あったようだが今だ半数以上が勝手に、特に大メーカーが独自製作している。メーカーいわく「微妙な技術力が他社に使われてしまう」らしいが、私から言わせるとエンジン本体の自信のなさの表れと解釈している。
それはともかくエンジンだけでなくA/T、A/C、P/S、ASR、ADS、ASR、ABSブレーキ、SRS,オーディオやサンルーフ、パワーウインドーもデーター測定、診断もできる。今や、補助自動ブレーキ、自動車間距離等、ヒュウマンアシスト装置も付き、つまり人間の神経のようにすべてのシステムがフイードバック式になり。あらゆる整備に高度診断読み取り装置(診断コンピューター)はなくてはならない機械のひとつである。たとえ軽自動車でも確実な修理はできません。 2008年には世界中98%の車にこのシステムが装備されます。
昨年、ホンダはFit、トヨタは来年最新のプラグインハイブリットを発売しました。進化は加速度です。もちろんこれらの車種は電子機構の塊です。しかも貴方の腕の時計よりずっと精密です。

これからの診断技術は
さらに、2010〜2013年にはCAN通信のさらに高度のCANU通信に変わろうとしています。インターネットを利用したリアルタイム通信診断に各メーカーが随時なります。今はもう、診断機(コンピューター)が無いと修理がまったく出来ないことになります。
自動車の故障のおおよそ80%の修理はデンキ関係です。自動車修理には今までの自動車電機屋さん以上に電子に強くなくては修理は不可能ということになってしまいます。

「感や経験だけで整備する時代はもう過去の技術です」

弊社では車検、点検の入庫車両の95%以上を”ダイアグCheck”、排気ガスも4ガスを測定し、
システムを最大限に作動させ、省エネや地球温暖化の防止に努力しています。
車は、どんなに技術力が進んでも、水やOIL、ゴム類を使用する限りメンテナンスは不可欠です。オイルの定期交換、定期点検時
完全に作動しているかダイアグCheckを必ず行いましょう。それが貴方のお財布の節約になります。
つづく
TEXA
Newダイアグノーシス
http://www.texa.it/index.asp
メルセデスベンツ純正テスター(DAS)