イギリス南極地域 「オゾン層の観測」 1991年発行

切手:化学式ClO(右縦軸とグラフ中に)

縦軸(左)はO濃度、縦軸(右)はClO濃度、横軸は緯度(南緯63−70度)を表し、南緯67度から南極にかけてOは減少、ClOは増加している。背景は観測用飛行機。下式の反応によってフロンが成層圏のオゾン層を破壊する。日光中の有害な紫外線(UV)を吸収するオゾンが減少することによって地上では皮膚ガンの増加等を生じた。

の濃度一定にたもつ通常の反応

−−hv−−> 2O

O+O−−−−> O

−−hv−−> O+O

を壊す連鎖反応

RCl(フロン)−−hv−−> R・+・Cl

・Cl+O−−−−> ClO+O

ClO+O−−−−> ・Cl+O

・Cl,ClOの平均滞留時間(成層圏)は約2年。従って1個の・Clが1万−10万個のOを分解する計算になる。

一緒に発行された切手は一枚はオゾン濃度測定用ドブソン分光光度計、もう一枚は南極周辺のオゾンホール(1986年10月10日の)を表す。

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