中国 「近代科学者シリーズ(2次),候 徳 生誕100年」 1990年発行
切手:塩安ソーダ法の化学式(食塩から炭酸ナトリウム)とアンモニア吸収塔、炭酸ガス吸収塔、アンモニア回収塔
候 徳 (Hou DuBang/1890−1974)は、中国ソーダ界の父のみならず中国化学工業育ての親。ソルベー法(アンモニアソーダ法)は食塩水にアンモニアと炭酸ガスを吹き込んで炭酸水素ナトリウムを作り、これを加熱して炭酸ナトリウムを製造する方法であるが、候氏は炭酸水素ナトリウムを分離した後の溶液に食塩を加えて塩化アンモニウム(塩安)を析出させることによって炭酸ナトリウムと塩化アンモニウムを製造する塩安ソーダ法を創出(1943年発表)1962年同法の工業化(中共)。
式中CH2は誤りでCO2が正しい。