チュニジア「知識の日」 1989年発行

切手の図案:開いた本の上に知識の象徴。右上にクラウンエーテル

この化合物は18−crown−6のクラウンエーテルである。18は環の大きさ、6は酸素の数を表す。18−crown−6はNaまたはKのようなカチオンとcomplexを形成し、相間移動触媒として用いられる。Charles J. Pedersen(1904−19?死去)がDu Pontで1967年合成し、1987年Donald James Cram(1911−最近死去)、Jean−Marie Lehn(1939−)とともにノーベル化学賞を受賞した。ペダーセンは父がノルウェー人、母が日本人である。Pedersenは、ビス[2−(o−ヒドロキシフェノキシ)エチル]エーテルを合成しようとしていた時、用いた原料にカテコールが不純物として少量存在していたため”クラウンエーテル(ジベンゾ−18−クラウン−6)”が生成した事を観察した。

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