東ドイツ 「イエナ光学ガラス産業100年」 1984年発行

切手:イエナにおける光学ガラス工業の始祖F.O.Schott(1851−1935)の横顔、ホウケイ酸ガラスの成分:SiO,B,Al,NaOの化学式(ショットの直筆)

イエナ市:元東独、ワイマールの東20kmにある小都市。光学ガラスメッカー、カール・ツァイス社の本拠地。

1884年:ガラス化学者Schottは、イエナで精密機械工業を経営し、顕微鏡などの製作に尽力していたE.C.Zeissと、屈折計で有名なイエナ大学教授E.Abbeの協力を得て、ショット父子会社のイエナガラスを設立した。カール・ツァイス社はZeissの死後設立された。

ホウケイ酸ガラス:BとSiOが重要な成分。耐酸性、耐水性、電気絶縁性に優れ、熱膨張率が小。−−>硬質ガラス、耐熱ガラス

イエナガラス:理化学実験用装置、器具に使用。医療器具用、金属封入用ガラス。工学器械のレンズ用ガラスなど多くの特殊用ガラスをカール・ツァイスに提供

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