そこは、魔法が生活の一部として組み込まれている世界。
無尽蔵にエネルギーを生み出す魔石によって豊かな生活が成立していた。
魔石の力を利用した戦争の果ての不安定な平和。
今も誰かが戦っている。魔力は戦いを鮮明にしていた。

「チャオ・ウォーカー -The princess of chao-」の流れを汲む、魔法少女ものエンターテイメント!!


アニメを見てたら思い付いた。
ルリルリいいよね……。


この作品の肝

世界の命運をかけた大戦争!みたいなことはしない。
戦いは個人のもの(規模が大きいにしろ小さいにしろ、主人公は私情で戦いに身を投じる≒自分の人生との戦い)

今の社会が電気なしに成立しないように、この世界の社会は魔法によって成立しているので、その部分を描く。

「エスパー魔美」でおしっこを他人の膀胱にテレポートするみたいに、さりげないところでも魔法を使っていく。

チャオ要素……転生するペット(転生する度に強くなる、不死性)
魔石という設定がカオスエメラルドからの連想。


魔石と魔法

カオスエメラルドみたいな名前にしたいけど、単純に魔石でもいい気がする。

魔石は魔力の源。
元々は一つの大きな岩石だったが、数々の戦争を経て砕かれていき、今では数百万個の石に分かれている。
岩石の時はそれこそ無限のエネルギーを生み出す力があったが、現在の状態では「大量のエネルギーを永遠に生み出す」くらいになっている。(出力に限界がある)

適性があり、人によって魔石から取り出せるエネルギー量に差がある。全く取り出せない人も勿論いる。
魔法の扱いの上手下手も適性に左右される。
機械で取り出す技術も確立されている。
魔力を使って光を生み出す照明器具など、機械が魔法を使うこともある。
しかし魔法は万能なので、適性があって何でもできる方が便利。(持ち運ぶ物がそれだけ少なくて済む)
そのため、適性の優れた人間を求めて、子宮にいる段階から魔石を体に埋め込むような頭の変な人もいる。


魔法の案

・質量を生み出す
エネルギーを生み出すのだから質量を生み出せてもいいと思った。
実際に重くなってもいいし、都合のいい時のみ増えた質量が適用されてもいいと思う。(後者はチートで内部データを書き換えているようなイメージ)
二人組で、一人は質量を生み出し、一人がそれを撃ち出すエネルギーを生み出すことで高火力の攻撃をするという攻撃法がある。(かっこいい)

・物を生み出す
質量を生み出すことの発展系なのかもしれない。
魔法少女の衣服が出てくるのを、物を生み出す魔法の一つとして扱いたい。
服や武器は勿論、筆記用具など身近な物も生み出せるので、ちょっと便利すぎないか?とも思う。
便利すぎるのを緩和するために「魔法少女変身の技マシン」みたいなものを用意して、特定の物質を生み出す能力を外部から得るケースもある、という設定にするのはどうだろう。
(技マシンを使っていれば、本来の素質では使うことができなかった高度な魔法が使える、とか)

・重力を操る
戦闘にはあまり使わない。
壁にベッドがあって、壁の方向に重力を向けることで、壁のベッドで寝ることができる。
っていうのをやりたいだけの設定。天井や壁に人が寝ているような世界をやりたいのだ。

・魔法を用いた移動
移動に必要なエネルギーを魔石から取り出して、任意のベクトルへ使うことで移動。
見た目には、滑って移動しているように見える。(箒に乗って浮いていればまさに魔女)
摩擦を無視するために、浮いたり、車輪のある乗り物や靴を用いるのが普通。

・魔法の制限
魔法使い候補の子供を教育する時に、子供たちの魔法を制限したい。
魔力を搾取する(大量の魔力を浪費する)機械を装着させて、それで調整するとか。

・宙に浮く
おしおき法の一つ。
魔力制限MAX(魔法使用禁止)した上で浮かせたら何もできなくなる。
悪いことをした子はこれで無力化され、じたばたする。

・魔法ペット
そのまま魔法によって生み出されたペット。
この世には存在する生物をモチーフにすることもあるし、そうでない時もある。
魔法少女ものの小動物のポジション。
でも役割は主人の補佐(下僕)や、ペットとして可愛がられること。
瑠璃(仮)のペットは自由に行動することがだいぶ許されていて、友人に近いペットである。


登場人物

星野 瑠璃(仮)
魔法を使いこなす人間を求める過程で、胎児の時に魔石を体に埋め込んで体に適応させる、という手段が考案された。
それによって生まれた少女。当然魔法を使ってなんでもできる。
幼児の時から魔法の英才教育を受けて育つ。
教育の中に身体能力を鍛えることも含まれていた(走って移動すれば魔力の消費量を減らせる)ので、魔法で移動する際は体を浮かすかリンに乗る。
生みの親の顔を知らない。(運動会で自分のことを応援していた男女がそうであったのではないかと後に気付くが、顔を覚えていない)
幼い頃自作した魔法ペット「リン」が彼女の手に余る成長をしていくのが彼女のストーリー。

魔法ペット「リン」
瑠璃(仮)は何度か遊び相手として魔法を使ってオリジナルのペットを作っていた。
しかしいつも他の子にいじめられて死んでしまう。
そこで「どうして死んだのか」を学習して転生するシステムを搭載したのがこのリンである。
転生を繰り返すうちに人の命を奪いかねない存在になる。
元々自由に動き回るペットとして設計していたので、問題を起こす前に完全に殺そうという計画が出てくる。
他の魔法使いにとってリンは「危険な存在」でしかなく、抹消に成功すれば彼らの記憶からリンはすぐに消える。
しかし瑠璃(仮)にとっては「かけがえのない友人」である。
そのため瑠璃(仮)は自分の手でリンを消す戦いに身を投じ、しっかり自分の手でリンの生涯を閉じる。
「自分にとって大事だから戦う」というのがこの作品の骨子であり、そういう人たちのお話である。
リンという名前は輪廻から。CHAOSからSを取ってCHAOみたく、リンネからネを取ってリンって感じで。


ストーリー

瑠璃(仮)幼少期……回想
魔法の英才教育。魔法ペットの作成。

生活とリンの動き。

瑠璃(仮)14歳くらい……現在?
リンを消す。