歯科治療についての豆知識

トピックスのバックナンバー


2003.8.26更新内容【虫歯進行止めのお薬について】

今回は子供の治療の際よく耳にする虫歯進行止めのお薬についてお話したいと思います。 当院では虫歯進行止めのお薬としてサホライドという薬を使用します。(たぶんどこの医院でも・・) このお薬は虫歯の部分をきれいにし(汚れをとる)塗るもので、お薬を塗られた虫歯は進行がとっても ゆっくりになります。従いまして乳歯などの生え変わる歯が対象の治療となります。 当然虫歯によってできた穴はこの治療では平らにならないので定期的に虫歯が進まないように 検診して綺麗な永久歯に生え変わるようサポートしていくのがベストです。どのような時にこの治療 を行うかといいますと、まだ小さくて削ったりする事のできない場合や乳歯の前歯の虫歯に対して 行います。(永久歯と異なり、乳歯は白いレジンというプラスティックのつめものと、くっつきにくいため。) ちなみに奥の乳歯の虫歯は削る事が可能ならば銀歯や白いセメントをつめて治します。以上が すごく簡単な虫歯進行止めに関する説明です。

2003.9.1更新内【仮歯について】

仮歯は歯科用語ではTEK(テック)と言います。歯の治療の際、見た目や噛み合せなどの機能性を 本物の歯が入るまでの間、補うものです。当院ではTEKを丁寧につくり、そこから得られる様々な 情報を治療の参考にしています。従いまして仮歯といっても手を抜きません。だから患者さんも 前歯など見た目も気になる場所の治療も安心して受けられます。

2003.9.28更新内【歯磨きについて】

歯磨きを全くやらない人は、ほとんどいないと思いますが歯磨きを完全にできれば虫歯や歯槽膿漏 はあまり悪い状態になりません。従いまして今回は正しい歯磨きの基本について説明いたします。 まず歯ブラシについてですが、硬さは一般的には普通位でいいです。あまりにも歯茎に炎症があり 痛くて歯ブラシをあてられない時は柔らかめの歯ブラシでもいいですが、基本的には硬さは普通ぐらいです。 絵の具の筆の様な極端に柔らかいものは汚れがほとんど取れないのでだめです。歯ブラシの大きさ は歯ブラシのヘッド(毛のついている部分)がうえの前歯の2本分位の大きさがいいです。 大きすぎるものは小回りが効かず汚れの取り残しが出てしまいあまりよくありません。 歯ブラシの毛先は必ず開いたら取り替えるのがとても重要です。目安としてしては2〜3ヶ月に一度は 歯ブラシを交換することをお勧めします。磨く時の圧力は少なくても良いです。鉛筆などを持つよう に持つと圧がかかりません。汚れに毛先があたっていれば汚れは取れますので、あまりごしごし 磨かないようにしましょう。(あまり強く磨くと歯の根元が削れてしまい知覚過敏になったりしますので・・・) 次に歯磨き粉についてですが基本的にはフッ素が入っており名前の知られたメーカーのものであれば いいです。つける量ですが少なめでいいです。多くつけると10秒くらいでお口の中が泡で一杯担ってしまいますので 少ない方がいいです。時間は5分位は磨きましょう。(場合によってはそれ以上必要です・・・) そんなに長く磨けないと思うかもしれませんが、1日1回、就寝前に長くしっかりみがくのがベターです。 歯ブラシのあて方は汚れが取れにくい、歯間部(歯と歯の間)、歯頚部(歯と歯茎の境目)、歯の溝 の部分を良く磨くといいです。特に歯間部と歯頚部は重要です。 歯と歯の間に物がよく挟まったりする様であれば、歯ブラシとは別に歯間ブラシやデンタルフロスを 歯磨きの補助に使うのがベストです。歯磨きはお口の健康状態を良く保つための基本ですので しっかり磨く習慣を身に付けましょう。

2003.10.28更新内【歯石について】

歯石は歯垢(しこう)と呼ばれる歯の汚れが固まってしまい歯ブラシでは取れないくらい硬くなってしまったものです。 歯ブラシでは除去できないので、付いてしまったら歯医者さんで取ってもらいます。この歯石は様々な 細菌の巣となりそこに接する歯茎に対していろいろな悪影響を与え、歯肉炎やがては歯周病を引き起こす 要因となります。また歯石の付いた歯の表面は更に汚れがたまりやすくお口のなかの状態を 不衛生にして、虫歯や口臭をも引き起こします。従いまして歯石が付いていない状態を保つことが お口の中の健康状態を保つには大切です。 何年もお風呂に入らない人はいないと思いますが、歯石取りを何年もしない人はわりといます。 歯石を付けないようにするしっかりとしたプラークコントロールと定期的な歯石取りがお口の中の 健康にはとても重要です。

2003.11.28更新内容【神経の処置について】

虫歯が大きくなると歯がしみたり、ものを噛むとズキ-ンと痛んだりしますが、神経のある歯でこの様な 症状がでてきたら、虫歯の大きさにもよりますが、虫歯が大きく神経に到達してしまっている場合 通常、麻酔をしてその歯をしびれさせて痛みを感じないようにして、神経をとります。その後、歯の中の 神経の入っていた空洞を消毒して、その空洞をきっちり防腐剤で緊密につめます。それから虫歯を 全部取りのぞき、その大きさにより、歯につめものをしたり、かぶせものを行います。 注意点としましては、神経の処置を行った日から五日間位(歯の状態により期間も異なりますが)は その歯で噛むと響くような痛みがありますので噛まないようにします。また消毒している期間中に痛みが 無くなってしまって何ヶ月も放置してしまうと消毒剤の消毒効果が無くなったりして、歯の中のほうで ばい菌が繁殖してしまい、治りが遅くなってしまったりするので、あけても2〜3週間にしましょう。

2004.1.12更新内容 【歯周病について】

歯周病の原因は歯垢です。直接の犯人は歯垢の中に潜んでいる(歯周病菌)という細菌。 更にこの歯垢が、唾液中のリン酸カルシウム等によって硬く石灰化した(歯石)も共犯者です。 でもその他にも、噛み合わせが不調だったり、よくあってない冠や詰め物が入っていたりすると、 その進行を助長します。更に全身の健康状態や、やわらかい加工食品中心の生活で 顎や歯茎が鍛えられてないことも、病気の進行や治療の効果に悪影響を与えます。 生活習慣のみだれや、そのしわよせが歯周病の原因といわれるのもそのためです。 歯周病の予防や治療の第一は、原因である歯垢を取り除くことです。それには歯と歯茎の境目 を中心にしたブラッシングが効果的です。軽いものであればこれで治ります。 歯周病に対するブラッシングは虫歯予防のための歯磨きとは少し違います。 歯ブラシの毛先で歯垢を除去すると同時に歯茎もマッサージします。治療としては、 歯石除去や噛み合わせの調節、歯をつなげて固定し1本の歯に対してかかる負担を軽くしたり ときには抜歯や簡単な手術も必要なこともあり、進行具合によって治療は様々です。

2004.2.5更新内容 【フッ素について】

はえて間もない歯は、歯の質が不完全であったり、歯の溝が深く複雑なため 特に虫歯になりやすくこの時期にフッ素塗布を行うことにより 歯質を強化し、虫歯の予防ができます。フッ素塗布は、はえて間もない歯(はえたての永久歯、乳歯の奥歯など)に対して、 数回塗布し、定期的にチェック(歯磨きの状態、歯のはえかわりの状態、など)することにより、虫歯の発生を予防します。

2004.3.1更新内容 【バイオフィルムについて】

歯周病はバイオフィルムによる感染症といわれています。 歯周病の原因である歯垢も、多種の細菌同士がよりあつまってスクラムを組んだ塊である バイオフィルムの一種としてとらえるようになってきました。 更に、歯垢がバイオフィルムの構造で存在しているために、歯磨き粉、うがい薬などの薬剤 による効果が十分に発揮されないことが解明されてきました。 強固に付着したバイオフィルムを除去するためには、ホームケアだけでは難しく、それらを排除 するためには専門家による清掃(PMTC)が最も有効であるといわれています。 専門家による歯面清掃のことをPMTCといいます。特殊な器械等を使って、通常のブラッシング ではとれない歯に付いた汚れや歯石などを取り、ブラッシングのやり方をチェックしたり場合によっては ブラッシング指導します。 器械での清掃は痛みもほとんどなく、歯に付いた汚れもきれいに取れます。 またPMTC後は歯がつるつるになり、歯垢もつきにくくなります。

2004.4.5更新内容 【口臭について】

口臭がある人はその人の健康状態が必ずしも良好ではないと思われます。 まず原因として考えられるのはお酒やたばこです。また年配の方に多いのが お口の中の洗浄力が落ちて口臭が発生するケースです。 他にも胃が悪かったり、肺や気管支を患っていたり、様々な要因が考えられます。 しかし、口臭の原因の80%以上が口の中の疾患と言われています。虫歯や歯周病が原因で歯茎が膿をもち その膿が口の中に出てきます。この膿のにおいはとても不快であり、口臭の原因となります。 また口の中にたまった歯垢やたべものの残りかす、舌の上にたまりやすい細菌が原因になることもあります。 口臭は市販の口腔洗浄剤では一時的に消すことができても根本的には治りません。 人によっては内科的な治療も必要ですが、気になる方は当院にご相談ください。

2004.5.5更新内容 【親知らずについて】

親知らずとは、一番奥の歯、つまり永久歯の第三大臼歯のことで上下左右で合計4本あります。 親知らずは、必ずしもみんなが生えるものではなく、全く生えない人や全部揃ってない人もいます。 正常に4本生えてきたら他の歯と同様に大切にしてください。問題は生え方の異常な親知らずです。 例えば @ 歯茎の横から生えてきた。 A 顔を出しそこなって歯茎の中に潜ったままになっている。などです。 @のような歯は歯ブラシが届きにくく虫歯になりやすいです。虫歯になったら抜いた方がよいでしょう。 また、異常な生え方のために痛みがあったり、噛み合わせが悪かったりして他の歯や顎の関節に 負担をかけているときがあります。あまり影響がでるなら抜く必要があります。 Aの場合でも親知らずが隣の歯の虫歯の原因になっているようならば、抜く必要があります。

2004.6.10更新内容 【顎関節症について】

顎関節症とは、あごの骨(関節)の病気です。次のような症状があります。 @口をあける時にコキッと音がしたり、あごの関節から耳のあたりまで痛んだりします。 Aあごの関節がひどく痛み、あごを動かすとギリギリと音がしたりします。 症状が進んで、関節の骨や軟骨が変形していることがあります。 Bあごばかりでなく、首や肩に痛みがあります。 ひどい場合には胸や手の指なども痛むことがあります。 顎関節症は段階により治療法が異なりますが、早い段階のほうが 治りやすいので早期の治療が大切です。

2004.9.26更新内容 【歯を失う原因について】

外傷によるものは別として、人が歯を失う原因はふたつあります。 @虫歯・・・虫歯によって歯が崩壊して、もたせることができなくなり抜いてしまう場合 A歯周病・・・歯を支えている組織がおかされる病気で、歯がぐらぐらになって残せない場合 これらは、いずれも歯の表面につく歯垢(プラーク)のなかの細菌によって起こります。 歯垢は、口のなかにいる細菌が歯の周りで増殖した細菌の塊です。 虫歯や歯周病を防ぐには、丁寧に歯をみがくことが有効です。 また、歯科医院に行き定期的なチェックを行い早期発見、早期治療が歯を残すには重要です.

2004.12.1更新内容 【8020について】

最近の統計では親知らずを除いた上下28本の歯のうち、50代では20本、70代で10本、80代で4本 の歯しか残ってないという結果も出ています。 歯は健康を維持するためにはとても重要な働きをしているので歯が無くなれば当然 体も弱くなっていきます。そこで厚労省では80歳まで20本の歯を残しましょうという【8020運動】を進めています。 歯がしっかりと残っていれば、食べ物をよくかむことができます。良くかむことで次のような効果があると 言われています @唾液の分泌を高め、食べ物の消化吸収を助けます。これにより胃腸に負担をかけなくなります。 A唾液成分の中には発がん性物質の発がん性を抑える働きがあるため、ガン予防になるといわれています。 B頭の働きをよくするため、ボケ防止の効果があるといわれています。 他にもいろいろ良い効果をもたらしてくれます。

2005.5.1更新内容 【乳歯について】

 『乳歯の虫歯について』 人の歯は一生に一度だけ生えかわります。乳歯は生えかわるからといって おろそかにしてはいけません。永久歯(大人の歯)に生えかわるまでの重要な役割があります。 それは、あごの発達、顔の輪郭の形成、身体の発育、永久歯の歯並びなどに影響します。 乳歯の虫歯はひどくなると、永久歯の歯並びを悪くしたり、かみあわせを悪くする原因にもなります。 このように、乳歯の虫歯と永久歯には密接な関係があります。 乳歯の虫歯をほっとくと、永久歯に悪い影響がでることもあるので虫歯予防や早めの虫歯治療は大切です。 『乳歯の虫歯治療について』 もし虫歯ができてしまったら、まだ小さいから、とか、痛みがないからといって放置しないで 早めに歯医者さんにいくことが大切です。一般的には早いお子さんで2、3歳くらいから虫歯ができてきますが まだ歯を削ったり詰めたりするのが難しい場合は、虫歯進行止めの薬やフッ素を塗布したり その後の虫歯に対する仕上げ磨きや、経過観察を行い、治療の練習を行うことで できるだけ虫歯を進行させないようにして、治療ができる頃になったらスムーズに必要最低限の治療を行います。 もちろん、お子さんの個性により治療の方法もいろいろ変えながら歯医者さんを怖がらないようにするのが大切ですが・・・ また虫歯かどうかわからない時も、はやめにチェックして小さな虫歯があれば早めに治療することが重要です。 小さな乳歯の治療は麻酔なしでもほとんど行えますし、痛みもありません。ということは治療の練習を うまくやればたいていはできるようになります。それでもどうしても怖がる場合は、虫歯進行をできる限り 少なくして、治療ができるようになったら行えばよいのです。 虫歯がない場合もフッ素塗布やシーラント(バックナンバーや小児歯科の項目参照)など虫歯予防を しっかり行い、仕上げ磨きのチェックや今後の注意事項をお子さんにあわせて提案します。

2005.7.1更新内容 【日常生活と歯のかかわり】

【歯みがき】

ていねいにしっかりみがけていることが大切です。きちんと磨く習慣のある人と、そうでない方 では虫歯や歯周病の発生率に大きく差がでます。つまりそれらは歯みがきにより予防できるのです。 【栄養を取る】 1日3回規則正しく食べていますか?歯に必要な栄養はカルシウムだけでなく、 タンパク質、ビタミン、炭水化物なども重要です。栄養バランスの良い食事を心がけましょう。 【お酒やたばこは度を過ぎていませんか?】 お酒自体はそれほど悪くはないのですが、酔っ払って歯をみがかずにそのまま寝てしまうケースが多いようです。 また、たばこをよく吸う人は吸わない人よりも、虫歯や歯周病になりやすい傾向があります。 【睡眠時間・適度な運動・ストレス発散】 これらは歯に直接関係なさそうですが、健康な体を維持することが良い歯をつくります。 たとえば糖尿病、心臓病、動脈硬化といった成人病も歯の病気の原因になりやすいもののひとつです。 ストレスも身体的な病気の引き金となり、歯の病気の原因となります。

2006.1.1更新内容 【口内炎について】

口腔粘膜に発現する炎症を総称して口内炎といいます。症状によって、また部位によって細かく分類されます。 『口内炎の種類』 症状・・・アフタ性口内炎、潰瘍性口内炎、水庖性口内炎など 部位・・・口唇炎、舌炎、歯肉炎など 『口内炎の原因』 口内炎は細菌やウイルスが原因となって起こるもの以外に歯みがき不足による汚れや、 入れ歯の不具合で口腔内の粘膜が刺激されてできることもあります。 他に全身疾患 が原因になる場合があります。 『口内炎になったら』 口の中の粘膜が直接刺激されている場合、まずはその原因を解消しましょう。 放っておいても数日で治ることが多いですが、同じ場所に何度もアフタ(白い斑点) ができるのは何らかの刺激が原因となっている場合もあります。 また治るまでは刺激のあるもの (コーヒー、たばこ、柑橘類など)は避けましょう。 なかなか治らない口内炎がある場合は何か他に病気をしていないか調べることも必要になります。