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黒竜戦史7 〜黒い塔の戦士〜 -39-
なかなか面白くなってきました。しかし、登場人物の管理ができなくなってしまっています。
人名録を作らなくては・・。 |
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おひで 〜慶次郎縁側日記〜 北原亜以子 -40-
なかなかいいです。バスの中で読み飛ばすにはぴったりです。
時間がなくてテレビの時代劇を見られない私みたいな人のための本なのでしょう。
冊数を稼ぐためにも、この手の本をまとめ読みしようかな? |
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光の帝国 恩田陸 -41-
いやいや。これは良い。
これは読んだほうがいいです。
「遠野物語」の「遠野」を思わせる「常野」の一族、所謂エスパーたちの物語ですが、大規模な組み立てや謎が謎を呼ぶといった感じの押し付けはありませんが、
連作短編をつなぎ合わせて、彼らの姿を映し出すことはできています。
しかし、彼らの敵・戦うべき相手など謎はいっぱい残っていて、さらに大きなお話の導入部分と言った感じです。
続きが読みたいという自分の気持ちがそう思わせているところもありますが・・。 |
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沙羅は和子の名を呼ぶ 加納朋子 -42-
これは、加納さんの本にしては珍しく、連作短編で、トータルで長編という形式ではなく、関連のあるテーマのものをまとめた普通の短編集です。
そういうわけで、ショートショートや時代物、叙述トリックなどいろいろの試みが入っており、これはこれでよろしいのではないかと・・。
加納朋子で1冊ということであれば、これは選ばれないだろうけど。 |
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黒竜戦史8 竜王奪還 ロバート・ジョーダン -43-
お〜!、意外な展開。
しかし、黒竜戦史は全然話が進まないまま終わってしまった感じでもありますし、逆に意外なところでぐんぐん話が進んでいます。
このへんの意外さがロバート・ジョーダンの人気の秘密なのでしょうか?
第7部は来年開始かな?楽しみです。 |
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魔石の伝説5 〜総司令官カーラン〜 テリー・グッドカインド -44-
今回は、悪趣味な場面がなくてホッとしている。
コンパクトで、わかりやすい、悪くないファンタジィだと思うのだが、
作者がサービス過剰なのか、変質者なのか、人に勧めることはできないシリーズ。
こんなシリーズを読んでいると、人に後ろ指を指されそう。 |
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聖(さとし)の青春 大崎善生 -45-
女房の本。これはいい。素晴らしい本です。
棋譜が読めない自分が悲しい。
麻雀放浪記を読んで、博打打に憧れているという人がいて、馬鹿じゃないかと思ったことがある。
麻雀放浪記はほんとに救いのない話。ドサ健が自分の女房を賭けて博打をし、「自分はこの女にほれているのだから、どんなひどいことをしても良いんだ」というようなことを言う場面があったと思う。
地獄である。麻雀放浪記は賭博にのめりこむことの地獄を正に描いているような本だった。
それでも賭博をやりたいと思うのは、読解力が無いか、自己破滅型の人間かどちらかだと思った。その話をしていた人は、自己破滅してしまい、元の自分をいまだに取り戻せずに居る。
と、関係の無い本の話をしてしまったが、麻雀放浪記に匹敵するほどの名著であると言いたいわけだ。
しかも、プロの将棋という殺し合いのような勝負の世界の中で、主人公村山聖は体の不自由に負けずに最後まで希望を持って「名人」を目指して戦っていく。
壮絶な、悲壮な、悲惨な記録を、明るい色にしているのは、村山本人のパーソナリティや森師匠をはじめとする彼を取り巻く人々のあたたかさによるものではあるが、筆者の力量に負うところも大きい。
是非読んでみてください。お勧めです。
余談だが、谷川さんは良い人だと思っていたが、羽生さんも良い人なのですね。
それで寝癖がいつもついていたのか・・。結婚してからは身だしなみもよくなったが。
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「泡坂妻夫の怖い話」 泡坂妻夫 -46-
きちんと面白い、ショートショート。平均水準は高いです。
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