2006/02読書日記

2006年02月12日
シャングリ・ラ 
著者/訳者名 : 池上永一/著 
出版社名 : 角川書店 (ISBN:4-04-873640-X) 
発行年月 : 2005年09月 
サイズ : 592P 20cm 
価格 : 1,995円(税込) 
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 出てくる人間がみんな超人で変人です。
 大量に人が死んで、正直イヤな描写もありましたが、
 その割には、超人たちはみんな生き残って、ハッピーエンド。
 こんな勝手な話はないよな・・・・。と凡人は思います。

 人間の話じゃなくて、神たちの争いの話と思って読んだほうが
 よろしいかと思います。

 炭素本位経済は、ちょっと面白く感じましたが、
 タックスヘブンにある会社からリースバックすると、
 税が消えるというあまりにも単純な手法にはびっくり。
 SFなんだから、何でもありとは言え、単純すぎません?
 とは言え、複雑な取引を説明して、
 ただでさえ穴だらけだと思われる炭素本位経済の穴を
 さらに広げるわけにも行きませんね。

 それにしても、これだけの厚さの本なのに一気に読めました。
 読む価値は十分あると思います。


2006年02月12日
水滸伝 2 
替天の章 
著者/訳者名 : 北方謙三/著 
出版社名 : 集英社 (ISBN:4-08-774491-4) 
発行年月 : 2000年10月 
サイズ : 340P 20cm 
価格 : 1,680円(税込) 
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 面白いですね。
 週1冊ペースで読んで行きたいと思います。
 このシリーズと、三国志で今年の年末まで楽しめそうです。

2006年02月16日
水滸伝 3 
輪舞の章 
著者/訳者名 : 北方謙三/著 
出版社名 : 集英社 (ISBN:4-08-774497-3) 
発行年月 : 2000年11月 
サイズ : 341P 20cm 
価格 : 1,680円(税込) 
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 仕事でいやなことがあった。

 blogで書いていたことは、自分の心の中に
 しまっておけばいいことなので、人目に触れる
 可能性のあるところに書くべきではありませんでした。
 その点反省しています。
 ただ、自分の気持ちは今でもそのままです。

2006年03月20日
アラミスと呼ばれた女
著者/訳者名 : 宇江佐真理/著 
出版社名 : 潮出版社 (ISBN:4-267-01736-0) 
発行年月 : 2006年01月 
サイズ : 270P 20cm 
価格 : 1,575円(税込) 
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 宇江佐さんの久々の長編。
 土方歳三などと函館五稜郭で新政府と戦った最後の佐幕派の総大将、
 榎本武揚を彼を愛する男装の女性通詞「お柳」の目を通して描く、
 とてもよくできた歴史小説になっています。

 主人公の「お柳」は、「アラミス」とフランス人たちから呼ばれる、
 幕末の女性通詞という凄くカッコイイ設定なのですが、
 とても普通な恋する乙女として描かれていて、
 函館(当時は箱館)戦争と榎本武揚という縦糸を良く引き立てています。

 宇江佐さんにとっては、長年温めてきただろう函館戦争を、
 フランス人仕官ブリュネのスケッチにある「アラミス」からのインスピレーションで
 こんなに綺麗なお話を仕上げることができたのでしょう。きっと。
 というわけで、「函館の幕末・維新ブリュネのスケッチ100枚」という本を借りてみることにしました。
 ブリュネのスケッチの「アラミス」はどんな人なのでしょうか。
 わくわく。

 答えは次のページの先頭に。
2006年02月20日
道三堀のさくら 
著者/訳者名 : 山本一力/著 
出版社名 : 角川書店 (ISBN:4-04-873665-5) 
発行年月 : 2005年12月 
サイズ : 367P 20cm 
価格 : 1,680円(税込) 
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 今度は「水売り」の話です。
 この職業は山本さんの本を読むまでは全く知りませんでした。
 時代小説は面白いですね。
 高々200年〜300年くらい前(せいぜい10世代前でしかありません)の生活が
 今とこんなに違っていたとわからせてもらえます。
 この本は水売りの「龍太郎」と許嫁の「おあき」のままならない恋が描かれていて、
 いままでの山本さんの本とちょっと違うな?と思いました。
 とても面白く、休日の生活が不規則になってしまいました。




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