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第28回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン

第28回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンに出場

第28回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン100kmに出場しました。

早朝のスタートに合わせ、2:00AMに車で家を出て、会場の富士北麓公園に到着したのが、4:00AM少し前頃。昨夜は8:00過ぎにベッドに入ったものの、なかなか寝付けず、睡眠時間は3時間を切っている。会場に到着後もなんとなく眠気が襲い、いまいち気分が乗らない。天気予報は快晴で昼過ぎに27℃まで気温の上昇が予想され、タフなレースになる予感。例年寒さ対策が必要なのに、今年は暑さ対策をあれこれ考えた。ただ、スタート時は気温8℃くらいでさすがに寒い。モンベルの薄いヤッケを羽織ってスタート地点に向かう。


4:45AMスタート。今年も100kmは参加者が多く、ウエーブスタートとなり、3組のうちの2組目でスタート。ライトの向こうに富士山の雄姿がくっきりと浮かぶ。天気予報通り好天の予感。


白樺の脇を走る。天気が良いせいで、いつもより明るく日差しを浴びる。

 
ふと前をみると裸足のランナー発見。裸足もすごいけれど、ウエアもすごい。見た目はワイルドそのもの。朝は気温が低いのに寒くないのか、他人事ながら気になる。




10km通過。1時間6分24秒 大体いつものペース。予定通り。



山中湖湖畔に到着。湖には薄く靄がかかり神秘的な様相。15km位なので疲れも無く好調をキープ。まだまだ余裕。


今年は桜も咲き終えて、例年のように桜が見れないと思っていたけれど、まだところどころに桜が咲いていた。


20kmは2時間13分36秒で通過。上々のペースだけれど、下腿に早くも疲労感出現。まだ先は長いのに今後が思いやられる。



山中湖から見た富士山 


30km地点 3時間19分39秒 ペースはまだまだ落ちていない。昨年と同じくらいのペース。
ひょっとしたら、100kmで昨年より良い記録が出せるかも、と期待したけれど、後で期待は見事に打ち破られる。以後待っている地獄の後半を知る由もない。


富士北麓公園に戻る登り坂。登りを走るのが辛くなり、歩きを入れるも、歩きでも楽にならない。却ってゆっくり走った方が疲れない事を発見。


信号待ちで小休憩。コース上に信号が結構多い。最初の頃は、走る事をやめ、止まるとでペースが乱れるので、信号待ちを極力避けたかったけれど、この頃は信号待ちでしっかり休めるので歓迎。徐々に疲れがたまってきた証拠?


河口湖大橋の上から富士山を望む。富士山はどこから見てもバランスが取れて美しい。


50km通過。5時間40分43秒。この辺りまでは昨年と同じペースで走る事が出来た。気温が上昇し暑さが堪えるようになった。脱水を心配し、エイドでは極力水分補給に努めた。ただ、この頃から下肢の重だるさが半端なく、辛くなってきた。心配していた股関節痛等の痛みは出ないけれど・・・


河口湖畔からの富士山


河口湖畔はすでに桜は咲終わり、代わりに新緑が美しかった。
この後の足和田出張所エイドで預けてあったコース荷物を受け取り着替えた。さらに気温が上がる予想だったので、Tシャツを脱いで、ノースリーブのシャツに変更。下肢もタイツを脱いで短パンのみに。
20分ほどゆっくり休憩し走り始めたら、寒い!!
日差しは強く、日なたではそこまで気にならないのだが、湖畔を渡る風が意外と涼しく、日陰に入ると寒さを感じ着替えたことを後悔。でも、エイドまで戻るのも嫌なので、そのまま我慢して走る。


60kmは7時間10分23秒で通過。この10kmで1時間30分かかった。エイドの休憩が長かったせいもあるけれど、明らかにペースが落ちた。下肢のだるさが半端なく辛くなり、もう二度とウルトラマラソンには出ない、と密かに誓う。そしていっそリタイアしようか、リタイアしたら天国だ、と悪魔のささやきが・・・でも、やはり完走しゴールしたい。そして家族の顔が脳裏に浮かぶ。ここで自分に負けたら応援してくれている家族に顔向け出来ない。


名物吉田のうどん。今年は暑いせいか、温かいうどんと冷たいうどんの2種類が用意されていた。
体調が今一のせいか、例年ほどおいしく感じない。


精進湖と富士山


70kmは8時間31分25秒で通過。この10kmに1時間20分ほどかかっている。エイドでの休憩がどうしても長くなるため、時間がかかってしまう。




80km。9時間54分40秒 この頃は胃の調子が悪く、空腹でエネルギー不足気味なのに、胃の中に何か貯まっているような感じで、食欲がない。脱水気味でもあるのに、水を飲むと胃にたまりそうで、コーラを何とか流し込むのがやっとだった。


再び西湖。


90km 11時間17分21秒 あと10km。ここまでくれば残りを歩いても完走出来る、と一安心。
でも目指すのは「完走」だから出来るだけ走れるところまで走ろうと思う。


富士山に向かっての登り坂。昨年は走って登れたけれど、今年は疲れてどうしても歩きが入る。


ゴール手前の最後の登り坂。ここも、殆ど歩き。


やっとここまで来た。この時点で少しウルと来た。


やっとゴール。長い一日だった。



昨年より30分位時間が多くかかった完走でした。後で大会のHPを見たら、100km男子の完走率は61.28%となっていました。完走率は例年より明らかに悪いと思われます。大きな原因は気温の上昇でしょう。例年最高気温は16〜18℃位なので、今年の26.6℃は異常と思います。私自身はあまり暑いとは感じませんでしたが、例年よりたくさん汗をかき、体力はそれ相応に消耗したように思います。
今年もチャレンジ富士五湖ウルトラマラソンは辛かった。では何故走るのか。走りながら思いました。「辛いから走るのでは」と。「そこに山があるから登るのだ」と同じことのような気がします。
辛くて厳しいから、それを乗り越えたいと思う。今年は走っている途中に変形性膝関節症によると思われるひざ痛もあったし今後いつまで走り続けることが出来るかわかりませんが、走れるうちはウルトラマラソンに挑戦していきたい、と思っています。






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