便秘

便秘

 長期に渡って便秘が続くという症状が現れる病気は種々ありますが、ここではもっとも多い慢性便秘を取り上げてみます。
 慢性便秘にはふつう、腸の運動が鈍って起こる弛緩生便秘や、逆に緊張し過ぎて起こるけいれん性便秘などがあります。いずれも便意を無理に我慢した不規則な生活習慣や痔疾、慢性病などが誘因となります。一般的には下剤などが用いられることがありますが、原則としては薬物療法はなるべく避けたいものです。何よりも、規則正しい食事の習慣と排便習慣(出ても出なくても必ず一定の時間にトイレに行くようにする)を身につけることが大切です。水分を十分に取り、繊維分の多い野菜や果物を食べることも必要と言えるでしょう。ただし、けいれん性便秘の場合には食物中に繊維分が多すぎたり、刺激性のものがあるとかえって腸が刺激を受けて、ますます緊張が高まるため、良くない結果を招くことがありますので注意が必要です。

整体 ←戻る。  サイトマップ