FTPポートを使ってみよう


■ FTPを使う?

FTPと言うのは、ファイルの転送に使うポートです。ポートって何さ?って言う方は[ポートについて]という文章を読んで見て下さい。
FTPがどんなところで使われているかというと、例えばベクターからフリーソフトをダウンロードする時なんか[FTPでダウンロード推奨]なんて書いてあります。ダウンロードするのはHTTPでもできちゃったりすのですが、アップロードはFTPポートを使わなければ出来ません。だからHPの管理者なんかは基本的にHPを更新する時、管理者のPC からウェブサーバにファイルを置いたりするのに使います。


■ エクスプローラでファイルの転送をする

FTPを使うということは、HP管理者のPC(クライアントPC)がウェブサーバのFTPポートにアクセスすると言うことです。多くのHP管理者はこの作業をFTP専用の(クライント)ソフトを使って行っていると思いますが、最近のインターネットエクスプローラ(IE)では、この作業をやってくれるのでその説明をしたいと思います。しかし、HPの管理者ではない方は実際に試すことが出来ないのでわかりつらいかもしれません。
[ポートについて]で書いたようにIEでは ftp:// というのを受け付けてくれます。例えばこのHPが置いてあるサーバにFTPしてみますか。アドレスバーに
ftp://www3.tokai.or.jp
と打ちEnterキーを押して下さい。すると、ユーザ名とパスワードを求められます。これはこの www3.tokai.or.jp のサーバがFTPサービスも行っており、ユーザ認証をしているのです。もしも、ユーザ名とパスワードが一致すれば、その先に進めます。IEを使うと普通のマイコンピュータのようにファイルの転送が出来ます。そしてドラック&ドロップでファイルをこのサーバにアップロードできます。しかし細かいアクセス権(パーミッション)などの設定が出来ないのでCGIなど使う管理者にはちょっと困ったものです。
また、この認証が面倒な方は、
ftp://username:password@www3.tokai.or.jp/
なんてすると、この認証を省略できます。(username:ユーザ名、password:パスワード)

FTP専用クライントソフトを使わなくても、MS-DOS のFTPコマンドを使えばパーミッションの設定も出来ます。Windowsユーザにはコマンドは少々面倒ですが、こちらを使った方がよりFTPについてわかると思います。[メモ置き場のネットワーク関係]にDOSを使ったFTPのやり方のメモが置いてあるので、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。




■ この読み物の用語集