大府市近郊の ラーメン屋さん


日本には1億2千万人の人間が住んでいます。ですから「凄い人」も日本各地にいる訳です。今回愛知県に来まして、何軒かのラーメン屋さんに行きました。名古屋市、豊田市、岡崎市、刈谷市、大府市、半田市、瀬戸市などいろいろなところに遊びに行きました。愛知県の各テレビ局では「PS」、「クスクス」「坂東英二のそこが知りたい」などかなり番組内で食べ物屋さんを紹介しています。

ですが、東京で同じように紹介された「お店」の質が、はっきり言ってやや甘い感じの「いいお店」のような気がします。それは、「縁故関係」からなのか?「地縁」関係なのか?わかりませんが、どうも「俺が街のお店が一番」だという意識が強い地域性に基づいているからなのだと思います。

とにかく、少しだけ狡すっからく、しかし勤勉実直な人間性が日本の国のいろいろな分野でトップに立つことが出来る人間を生み出す土壌になっているのかも知れません。お年寄りもかなり元気です。3世代で住んでいるお宅も多いです。
ちょっと長くなりましたが、自分としてはかなり自信がある「いいお店」をみつけました。
「よってき家」というのですが、はっきり言って「家系ラーメン」ではないと思います。
家系ラーメンのように脂っこいように見えて実はすっきり感とか、「青葉」系のダブルスープなどのいいとこ取りです。
しかし、ほんとうにいい味なんです。「さかな」のスープが半分より多い感じです。
すべてがかなり計算されています。しっかり自分の味にしています。お店の中は、ど真ん中に店主が一人でいてラーメンを茹でて、仕上げもしています。店全体を見渡しながら全従業員を手足のごとく働かせています。
ここの店主は凄い人だと思います。お店の中は活気があります。みんな生き生きしています。

仕込み段階でいろいろ気を使っているような感じですが、スープのアク取りをわざと省いていて、これだからしょう油ラーメンは¥620だといっているようです。毎日食べても飽きないラーメンなどないと思っていましたが、ここのラーメンは本当に毎日いけるかもしれません。
今のところここよりおいしいラーメン屋さんはないという気がします。もしここより「おいしいお店」があれば、「うまいものみつけたい」に是非教えてください。
今の世の中は、「高くておいしい」高級志向になっています。でも¥900のラーメンはもう庶民の味方ではないと思います。¥620でここより「うまい店」が本当にあるのかな?とも思います。でも実際に存在しているんです。
ラーメンは安くて美味いものだと、改めて思い知らされました。