黄忠

?〜220年。字は漢升。
 白髪の老将で弓の名人。老いてますます盛んな人物を「老黄忠」と呼ぶが、彼がその由来である。 はじめは劉表のもとにいたが、劉備の荊州平定の際に配下となる。『演義』では次のように描かれている。 彼は関羽との一騎討ちの際に落馬してしまい、関羽が追い討ちせずに退いたことから感じ入り、 翌日は弓を空撃ちしたり、あえて兜に当てるなどして借りを返した。 これを韓玄に疑われ、処刑されそうになったところを魏延に救われ、ともに劉備に降る。
 その後、劉備が漢中王になった際には五虎大将軍に任命される。蜀攻略戦では、 抜け駆けした魏延が危機に陥ったところを助け、漢中攻略戦では、同じく老将軍である厳顔と組んで活躍している。
 正史では220年に没しているが、『演義』では222年、劉備が[老人では役に立たない」と深く考えないで つぶやいたのを聞いてしまい、血気に逸って敵陣深く斬りこみ、敵将馬忠の弓で負傷する。そして、劉備が 「私があんなことを言ったばかりに」と詫びるのを聞きながら息を引きとった。