金谷土人形
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平成13年2月6日・読売新聞より

80年前の伝統復活

金谷土人形制作者・小澤和賀代さん44(金谷町泉町)

 かわいらしい雛人形、きりっと引き締まった表情の天神様、鯛や宝袋を持った童子人形に招き猫。ほのぼのとして温かい色使いの縁起物達が、見る人の心をなごませる。金谷土人形は、江戸時代中ごろ、京都・伏見から伝わり、衣装雛が出て来るまでは各家庭で節句人形として飾られていたという。
 明治時代以降、近代化の波に押され姿を消したが、それを五年前に復活させた。本業は郷土料理料理店の女将。食材と包丁に加え、週末には粘土と絵筆を握る。清水市生まれ。東京の美術大学を卒業後、静岡市にUターン就職した。結婚し、十七年前、大井川鉄道のSL基地がある新金谷駅近くに郷土料理店を開いた。ある日、たまたま訪れた書店で県の伝統文化をまとめた本を手にした。その中で紹介されていたのが、すでに廃されて久しい郷土玩具、金谷土人形だった。「地元にこんなものがあったんだ。」驚きは、もっと知りたいという欲求に変わった。人形の痕跡を調べるうちに本の執筆者に出会い、一緒に愛知県で作られ続ける土人形を見に行くことになった。見るだけのつもりだったが、職人に勧められるままに絵筆を握った。「うまいじゃん」。職人にかけられた一言が心に小さな火をつけた。執筆者からも「調べるだけじゃなく、復活させたらどうか」と背中を押され、八十年前に失われた伝統をよみがえらせる作業が始まった。
 美大時代に養った色彩感覚を生かし、単に昔の再現でなく、自分のセンスで色を調合。素朴さはそのままに、古くささを感じさせない土人形が完成した。
 江戸時代に制作されたものでも、現在まで大切に保管されている土人形。「私が死んでも、人形は残ってるかもしれないものね」と、SLの汽笛が遠くに響く作業場で、一つひとつ心を込めて作り続ける。
(文・松本 剛)