第4話『少女』
「『被験者』・・・。Renが本部の連中から聞いた噂話では・・・この部隊に何やら関係のある話らしい・・・。・・・そしてその話を聞いた・・・Gacktは妙な反応を示して走り去った・・・。だとしたら・・・何か関わりがあると思うのが自然なのでは・・・?」
「・・・俺が知ってたところでお前らに云うと思うか?」
「いいえ」
「・・・だったら何故?」
「仲間だから。・・・それだけで十分じゃないですか?」
「・・・仲間、ね・・・」
「・・・昔・・・もう・・・何年前になるかな・・・。一人の女の子が居た。・・・名前は・・・Maria。『実験』のために選定された『被験者』・・・の一人だった。・・・その子のこと調べれば少しはわかるかもな」
「・・・え・・・」
「・・・間に合うかは知らん。・・・だけど少しだけヒントだ」
「・・・Maria」
3人は呟く。その名が唯一のヒント。
「・・・Maria・・・。俺は・・・助けられなかった・・・お前を・・・」
隊長は呟く。
「お前の大事だった奴も助けられんかも知れん・・・。でも、あいつらは助けたがってる・・・。お前は・・・何を思う?」
一輪の・・・白い花。
「・・・Maria」
本部の極秘資料から見つけ出したのは・・・一人の少女の資料。まだ・・・14,5歳・・・?
「・・・『Maria.S』・・・。『Rebirth Project』の第2次『被験者』候補の1人。『First−Type』の妹・・・。『実験』直前に死去。享年15歳」
「これだけ・・・?」
「これが何の関係が・・・?」
「・・・『Rebirth Project』と『First−Type』・・・調べてみないか?」
「ああ・・・」
To Be Continued・・・
3年ぶりに第4話・・・うそん。
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