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W杯アジア最終予選 2005 〜VS 北朝鮮

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 '05 2/9
埼玉スタジアム  観衆 63000人  主審 アルガムディ
日本

2

1

前 半

0

1
北朝鮮

1

後 半

1
 前04分 小笠原
 後47分 大黒

得点者
 後16分 ナム・ソンチョル
 田中(次回出場停止)
 三都主(次回出場停止)

警告
 リ・ミョンサム
 パク・ヨンチョル
 安英学
 ナム・ソンチョル
 

退場
 

0

 川口能活

GK

 シム・スンチョル

0

0

 田中誠

システム

 

システム

 リ・ミョンサム

0

0

 宮本恒靖

 

 チャン・ソクチョル

0

0

 中沢佑二

 

 ハン・ソンチョル

1

0

 遠藤保仁

 

 パク・ヨンチョル

0

5

 小笠原満男

 

 ムン・イングク

3

2

 三都主アレサンドロ

3

 

4

 李漢宰

2

3

 福西崇史

 

 キム・ヨンジュン

2

0

 加地亮

5

 

4

 安英学

2

1

 鈴木隆行

 

 ホン・ヨンジョ

0

1

 玉田圭司

2

 

2

 チェ・チョルマン

0

3
1
1

 後18 高原直泰(鈴木)
 後20 中村俊輔(田中)
 後34 大黒将志(玉田)

交代

前29 キム・ヨンス(チェ・チョルマン)
前43 ナム・ソンチョル(パク・ヨンチョル
後39 パク・ナムチョル(李漢宰)

1
1
0
日本

 

北朝鮮

17

12

5

シュート

6

6

12

5

3

2

C K

2

2

4

19

11

8

直接FK

15

7

22

3

3

0

間接FK

1

1

2

0

0

0

P K

0

0

0

あら?という位あっさり決まった1点目。ゴール左隅に「ここしかない!」というような見事な小笠原のFKが突き刺さる。正直、あっけにとられてしまいました。
このFKを得たプレイ、三都主の突破が良かった。きっとそのままでも決定的な瞬間だったでしょうね。転ばされて、日本のFKと。

さて、落ち着いて北朝鮮の選手を見てる間もありませんでしたので、プレイ再開とともに観察…「!!」すぐに気付いた点ですが、北朝鮮選手の体のバランスが、とても良い。というか、良すぎです。下半身の安定感は元より、全身鋼の筋肉に包まれた感じ。走っている様子で、そのバランスの良さが充分解ります。
さすが軍隊の中でもエリート揃いの軍人をあてて来ただけの事はあります。これは、この後苦戦しそうです。後半戦になったら尚更かもしれない。かき回されたら苦しくなりそうです。

結局1-0のまま前半終了。振り返ってみれば、あの早い時点でのゴールが無ければ優位にゲーム運びをできたかも危ういところでした。きっと後半も運動量が衰えないでしょうから、相対的に日本選手の足が止まったように見える瞬間がやって来るかと。要注意です。

後半開始と同時に北朝鮮の怒涛の攻め。激しい応酬になっています。
あぁ…。やはり決められてしまいました。後半16分、スコアは1-1に。

高原と中村を投入。ここからゲームの流れを掴み始めた日本。何度かのチャンスを作り、北朝鮮たまらずイエローカード覚悟のファールで止める展開。
このままグダグダな展開にだけはならないで欲しいところ。

怒涛の攻めを見せるも決定力に欠け、ついにロスタイムへ。なぜいつもギリギリの展開になるんだ!
なんとロスタイムで大黒、代表初ゴール!貴重な追加点を挙げる!

危険な攻めを切り、ここで試合終了。終わってみれば、僕が事前予想した通りの1点差のゲームでした(今日付けの日記参照)。

侮れない厳しい最終予選。田中、三都主ともに1次予選からの累積で、次回のイラン戦の出場停止。どのパターンで攻めるか…。険しい最終予選は、今日始まったばかりなのだ。。。

しかし、厳しい展開やファールがあったとは言え、正々堂々とした試合運びや混乱が無かった点は良かったですね。これが一番望んだ点。強い北朝鮮も見られたし、日本が勝って勝点3を得た事ですし、GonZA的には良かった事だらけですね。

振り回されるとどうなるか…という点や少しでも得失点差を付けておきたいところ、次回出場停止になった選手のいる事、高原が決めなかった事。以上が残念だった点かな。概ね良好な結果だったのではないでしょうか。秘密のヴェールを脱いだ北朝鮮は、やはり強かった。でも、これで秘密ではなくなったのだから、Awayでの戦いでも勝てるように研究して成果を見せてくれる事でしょう。

<<追記>>
三都主選手の次戦出場停止について以下のように考えました。
次回3/25のイラン戦に出場できなくなった三都主選手。ここ数試合、三都主選手の持ち味が大いに活かされたプレイが見られ、またそれが得点に繋がる事も多かっただけに非常に悔やまれます。守備でも攻撃陣としても顔を出す三都主選手と全く同じ働きができる選手はいないでしょう。

10日になって三浦淳宏選手の起用が発表されました。若干の修正が必要になるでしょうが、今までの試合から見ても大きな心配はないと思います。三都主選手の1対1からの切り崩しが見られなくはなりますが、三浦選手の斬り込み&センタリングも見ごたえありますしね。

それよりも次戦の日程に注目してみました。最終予選第2試合のイラン戦は3/25、Awayで。第3試合のバーレーン戦は3/30、Homeで行なわれます。移動を考えれば、かなりのハードスケジュール。そこで、三都主選手、田中選手はイラン戦には出られないものの、30日のバーレーン戦に備えて日本待機、と考えれば、これはかえって良いのかもしれません。

日程はもとより、移動を考えればかなりハードな最終予選も、日本代表選手の層の厚さが幸運を舞い寄せる事になりそうです。対イランに関しては、海外組を有効に起用して乗り切る事もできますしね。

昨日、微妙な暗雲を心に感じたGonZAもこのように考え直してみたら、案外幸運だった気がして、逆にワクワクして来ました。イラン戦、バーレーン戦ともに楽しみです。