YAMAHA R1-Z(1990)

やっぱ、2ストは最高だね!

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TZR250Rを手放してからもずっと思い続けていた2スト250ツイン、レプリカじゃあちょっと辛いから「R1−Z」がいいなあと一時はBMW F650を手放して新車購入も考えました。偶然に雑誌の個人売買欄で見つけた破格(6万円!)のR1−Z、1999年の3月に北海道から宅急便で送ってもらいました。価格が価格だけに程度上とは行かず、フレームはあちこち錆びていて、タンクも塗装が浮いている、キャブレターからはガソリンがオーバーフロー、ステアリングは真ん中で引っかかるという状態でしたが、肝心のエンジンは絶好調(下が無くって初代RZ250みたい)で、じっくり外観レストアしようという事にしました。もとの車体色は黒、フレームがシャンパンゴールドなのですが、「やっぱりR1−Zは白でしょう!」ということでそれも含めて購入した部品をまとめてみました。上の写真は左が購入直後、右が外観レストア後です。写真じゃあわかり難いですが、見違えたんですよ!

部品名 価格 備考
フュエルタンク(3XC2 シルキーホワイト) セットで15,000円 Nifty Serve掲示板に「求R1-Z白外装」と掲載し個人売買でGet
サイド/テールカバー(シルキーホワイト)
バッテリ 5,300円 カーショップで半額セール
ステアリングヘッドベアリングボールレース 約10,000円 YSP浜松にて純正部品購入
クラッチワイア
クラッチレバー
フロントブレーキマスターシリンダキット 2,000円
リアブレーキパッド 2,800円 デイトナ製ハイパーパッド
スパークプラグ 1,800円X2 日本電装イリジウム(BR−9ES相当)
合計 約38,700円  

この他にフレーム塗装用のプライマー、塗料(BMWのダイアモンドブラック)そして自賠責保険代を合わせると全部で6万円弱かかりました。でも総額12万円でR1−Zが手に入れば安いものですよね。登録したのは購入4ヶ月後の7月でした。

さて、インプレッションです。まずはライディングポジション。適度な高さと絞り/垂れ角度を持つハンドルバーとシート、ステップの位置関係は実にヤマハらしい自然なもの。ツーリングからカッ飛びまでオールマイティ。TZR250R(3XV)で一泊ツーリングは考えちゃうけど、これなら丸二日間思う存分2ストの気持ち良さを味わえるでしょう。エンジンは初期型TZR(1KT)と同じですから充分にパワフルです(規制前の45PSだしね)。パワーバンドは6,000rpmチョイ上から11,000rpmまで。この間で走っていればそのサウンドはまさにWGPレーシングマシンです。フレームの剛性は足りないですね。93年の3XC2へのマイナーチェンジでフレームパイプが太くなったとの事ですが、当然でしょう。ただ、サスペンションのセッティングを詰めていくに連れて剛性感が変わってきましたので、サスの要素も当然大きいですね。ここはフロントサスオイルのグレードアップとリアサスのオーバーホールを奢ろうっかな。

ハンドリングは、ボールレース交換後(勿論ボールも交換しましたよ)ヘッドナットの締め具合調整に少し苦労しましたが、重くなく、かつがたも無くという丁度良い状態になりました。若干がたがあった時は切り返しは軽くて良いんですが、加速時にギャップに乗るとステアリングが大きく振れ始めるというスズキTL1000Sのような症状が出て恐い思いをしました。まあ、この症状、3XVでも出るんですけどね。その後Yahooオークションでステアリングダンパーを入手して装着、安心して荒れた路面でスロットルオンできるようになりました。

ミッションですが、ヤマハらしく節度が全く無いですね。永年ヤマハフリークやっていますが、これをどうにかしてもらえませんかねぇヤマハさん。NSRのようにシフトアップするたびに足の甲に「コツン」という手応え(足応え?)があって欲しいんですよ。ローからセカンドへのシフトアップで一度セカンドに入った振りしてニュートラルに戻るのはTRXと同じ(-_-;)。

「悪い悪い」と言われる燃費ですが、カッ飛びOnlyでも16−17km/lは走ります。20を超える事もあるので、決して悪くないです。エンジンオイル消費量はオイルポンプワイア調整後のデータがまだ無いのですが、オイルタンク内の減り具合を見る限り大目だと思います(かなりアバウト(^O^)。

購入直後の状態の悪さに、一度は「外観レストアしたら売っちゃおうっかな〜」とも思いましたが、2ストスポーツバイクが生産中止となった今、この貴重な2ストツインを大事に乗っていこうと心に決めました。

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