TZR250R(1991)

並みの腕じゃあ乗りこなせない真のレプリカマシン

tzr250r.jpg (15650 バイト)

  1986年にピュアスポーツとしてデビュー、日本国中の峠に出没した初代TZR250(1KT)。89年には革新的なリアエキゾーストモデル(3MA)にチェンジしたがこれが全くの駄作。そして91年にヤマハ初の2ストVツインのTZR250R(3XV)に生まれ変わった。その戦闘的なスタイリング、卓越したパワー、剃刀のような初期制動とストッピングパワーを持つブレーキ、どこを取っても「速く走るためだけに生まれてきたマシン」。コーナリングは積極的に腰を落としてやらないと曲がらないタイプで、一度バンクさせると、そのバンク角を保とうとする。ぴたっと決まれば「オンザレール」感覚だが、乗れてないとひっちゃかめっちゃかになりがち。DUNLOP Rideen GPR70 との組み合わせはまさに「ワインディング無敵マシン」だね。いくら速く走ってもマシンの方から「ほらほらどうした、俺はもっと速く走れるぜ、スロットルを開けんかい!」と語り掛けてくる。

1台目(ワークスカラー)は93年に、2台目(ブラック/ガンメタ)は96年に入手。1台目を手放した理由は「こんなバイク乗ってたら早死にする」と思ったから。でも2スト250レプリカの魅力はまさに麻薬。どうしてももう一度乗りたくなって2年半後に同じ91モデルの別カラーを親友から譲り受けた。でもやっぱり私のテクニックでは結局一度も「乗りこなした!」という感触を得られないまま手放すことになった。2台目のこのTZRは残念ながら親友N氏の形見となってしまった・・・。

HOME     My Motorcycles