おいオイ5月早朝から水泳教室かよin栗代
写真の人決して溺れてはおりません 
必死の犬掻き泳ぎ中

久しく入っていなかった栗代へ5月中旬に行って来た。林道が下の方で崩れてから入っていない。やはり修復はされてなかった。前夜8時30分崩れた地点の小屋のある車止め到着。今日はお連れ断酒、わし一人フライパンで肉を炒めて寂しい宴会をする。翌朝まだ暗い内にヘッドを着けていきなりの急な山道を歩き出す。しょぱなから足に効きますなあ。以前なら取水堰堤の降り口まで車で入れたのだが、山道and林道歩きが追加されより一層きつい釣りになっている。柚葉歩道をダラダラと下降し渓に降り立つ。この時点で膝にガクリとダメ−ジあり。遡行し始めでいきなり深い淵、ここは何とかへっつり通過。釣り開始、最初から毛鉤で攻めるが反応バッとしない。水量は超渇水である。それでも前回来た時より川が深くなっている。柚葉から1kmも行かない内に写真の様な大プ−ル出現、時間はまだ早朝の5時30分である。両岸は高い側壁で高巻きは無理、以前は何とか腰くらいまでで通過できたのに、早朝水泳教室の始まりである。リュックの飯が濡れないように流れを横切って泳ぎ渡る。水から上がったら寒いこと寒いこと、着る物を脱いで水を絞り再び着る。こうまでして魚釣りをやんなきゃいけないのかしら。義務でも仕事でもないのにね。落ち着いた所で釣りを再開する。しかし魚の反応が皆無、お連れはしびれを切らし餌釣りに変更。わしは依然として毛鉤で通す。何とかアマゴの23cmを釣ったが後が続かない。鶴の天の下でイワナを掛けるもバラス。鶴の天、その上の淵も通過せず左岸右岸を高巻く。ワイヤ−に掴まって降りる所は非常に堪える。そこからホオジロ出合いの上の滝までを釣るが、イワナとアマゴ混じりで6匹、お連れが30cm近い型を上げたのが唯一の慰めであった。全部流れに帰し帰路の渓流の下降を開始する。年を取るとちょっとした岩場の歩行で足がふらつきバランスを崩す事が多い。帰りは油断禁物である。ワイヤ−登りの場所もきつく、腕に一生懸命力を込め落ちたら大変と大汗である。そしてまたしても大プ−ルの泳ぎ、天気が少しは晴れているので慰めにはなるけれど寒いのは寒いに決まっている。極めつけは柚葉の強烈な登り、そして残りの林道歩きと最終の梯子付き山道である。膝の周囲は痛くなりびっこは引くは、普通に歩けないのでうしろ歩きで歩いたりと悲惨な状態、最後にゃ〜切なさに泣けて来そうであった。3時30分車に到着、楽しみに冷やしておいたチュウハイで喉を潤す。お連れもヘレヘレになりながらも何とか辿り着く。年甲斐もなく頑張り過ぎてはいかん。その内痛い目に会っちゃったりして。しかし時間が経つと悲惨な思いをした事を忘れ、またきつい釣行をしてしまうのだ。これは病気である。わしらは渓流釣りに確実に洗脳されている。もっと楽にアマゴに出会える処もあるのにね〜〜。帰路はわしは助手なので隣で「ク゜ピック゜ピッ・・・ぷふぁぁ」と冷えた麦酒をあおりつつ帰るのであった。帰りは極楽々。
画像はデジカメが濡れるのでこの一枚のみ。栗代は相変わらず大変なだけだった。でも水泳は巧くなったかも
??

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