9月に入り渓流も禁漁に近づき、どの渓も最後の獲物を求めて釣り師たちが右往左往している事だろう。わしらも例外なく暇さえあれば出撃、11日には石切に出かけたが台風の影響で水量が多く毛鉤では反応なし、餌を持参しなかった事をまたしても悔やんだ。餌には絶好の水量だった。18日には水窪の戸中へ釣行、中俣付近まで釣り、数は少なかったがまあまあの型を見て満足、釣り終わり頃には雷の洗礼に遇い尻尾を巻いて水窪ダム横の休憩舎で雨宿りしつつ恒例の七輪宴会を楽しんで来た。そして今季の最終は25日、近場で楽珍な気田石切へ、お昼の「今年もお疲れさん七輪宴会」がメインである釣行とした。水量は台風の影響からかちょっと多め、桐木沢の出合いから次の堰堤までを釣った。二人で3匹、大きいので28cmと「今時こなんもんでしょ、上等々」と納得、一路お昼宴会のゲ−ト前へと急ぐ。天気も良く七輪に火を入れホルモン、タン、ハツ、豚肉、キムチとワンパタ−ンおつまみも揃い、程好く焼けた肉をほおばり、最初は良く冷えたビ−ルで乾杯、今年の無事な釣行終了を祝う。続いて沢水で割った焼酎へと進みつつ、会話は逃がした魚の事や来季の釣行計画へと話は尽きない。気分も良くほろ酔い状態となりお昼ねタイムへと移り、2時間程緑に染まった山々に囲まれぐっすりと眠る。こうして幸福なひと時を過ごし今季釣行も貧果の内に終了し家路にと就いた。来年の4月までが長いで何をしようかしら、困った問題である。禁漁期間の楽しい過ごし方の妙案があったら誰か教えて頂戴。