その他にも遠征して釣りに行った所では、遠くは三峰川の上流、風巻峠を越えて大横沢の出合いにテントを張り二泊したが、魚の姿は見ず終いだった。大井川上流は信濃又や仁田沢、聖沢や奥西河内、東河内へと足跡を残した。赤石ダムもなく、椹島の山小屋も本当の掘建て小屋程度で登山者も少なく自炊が建前であったと記憶している。どの沢にも今のような取水堰堤はなく豊富な渓水が流れており、イワナやアマゴが居たものであった。当然釣り師も少なくひとつの沢貸切状態であった。今となっては夢のまた夢である。開発や電力獲得にとダムは出来、取水堰堤がどの沢にも作られ下流への水量は極端に減水してしまったのである。私の知る所辛うじて林道の影響も受けず、昔のままの渓のたたずまいを残し渓流釣りを満喫出来るのは栗代と関の沢、遠山水系の支流の沢位だろう。そんな所へこれからも足腰が続く限りせっせと通おうと考えている。あと何年出来るか、釣り師よ足腰の鍛錬を怠るなである。渓流の好きな釣り師の衆も頑張らまいかね〜〜