おにぎり屋さんのおじさんがオニだったらいいのに、と小さなケンくんは思いました。きらっと光ったものがツノのように見えたのです。でも汗だったのかもしれません。おじさんがオニなら、この特製天むすは、オニのおじさんが作った本当のオニのおにぎりだ。早く食べたいな。大きなおにぎりを抱えて、ケンくんはとっても幸せ。町の人たちも、おいしいおにぎりが食べられてとっても幸せ。おにぎり屋さんも、おにぎりが好評ですごく幸せ。みんな幸せな日曜日のおひるどきでした。おしまい