おにぎり屋さんのおじさんはオニなんだよ、とおかあさんに言っても信じないだろうから黙っていよう、とケンくんは決めました。光ったものはツノだったのです。そのかわり、これからは、いつでも好きなときにおにぎりがもらえるはず。おにぎり屋のおじさんに小さな声で、おじさんのヒミツを知っているんだよ、と言えばいいのです。ケンくんは、うふふ、と笑っておうちに急ぎました。おわり