大正11年夫人を伴い吉奈温泉東府屋に訪れ、穂薄の光りなびく閑寂な山の湯の秋を、「湯どころの秋」「秋山の歌」を詠む。

 昭和10年1月湯ヶ島温泉落合楼に淹留。「渓流唱」のうち39首を詠む。