春もやや日かげさびしくなりにけり、
      沢わさび田の逃水の音





碑は、昭和38年12月8日に浄蓮の滝入口へ建立されたが、
           昭和60年1月にわさび分場付近へ移転された。
  「伊豆の歌人」として、天城の自然を詠んだ北原白秋の愛弟子である穂積忠は、明治34年3月17日田中村(現、大仁町)吉田に六亮の長男として生まれ、歌業はもちろんのこと、教育・文化又伊豆の風土観光にめざましい功績を残した。
 昭和29年2月7日、53歳の若さでこの世を去った。

 穂積氏は、天城の自然をこよなく愛し、天城の自然や人々の生活を詠んだ格調の高い多くの歌がある。


 猪狩りの歌 (43首) 天城讃歌   『雪祭り』より  など多くの作品が残る