天城湯ヶ島文学者年表 川端康成・井上　靖　両先生を中心に取りまとめてあります　 明治 ３８ 年 旧天城トンネル開通 　 ４０ 年 井上　靖　生まれる 　 ４２ 年 島崎藤村「旅」、田山花袋「伊豆の旅」、藤原有明「豆北豆南」、武林夢想庵の４人が伊豆を旅する 「修善寺物語」岡本綺堂 「スバル」創刊 ４３ 年 柳田国男　「五十年前の伊豆日記」 尾上柴舟、吉奈温泉滞在 夏目漱石、胃病療養のため修善寺へ来る 井上　靖、湯ヶ島で祖母と暮らし始める 「白樺」創刊 ４４ 年 木下杢太郎、落合楼に滞在　「浴泉歌」を作る 　 大正 　３ 年 井上　靖　湯ヶ島小学校入学 　 　７ 年 10/30〜11/6川端康成　初めて伊豆を旅行-湯本館へ宿泊　以後昭和２年まで毎年訪れる 「温泉めぐり」田山花袋 「赤い鳥」創刊 　９ 年 室生犀星　芳泉荘滞在 井上　靖　中学受験のため浜松に移る 　 １０ 年 若山牧水　「くろ土」天城での詠20首を含む 北原白秋　東府屋滞在「湯どころの秋」「秋山の歌」作る 「新思潮」発刊 「種蒔く人」創刊 １１ 年 若山牧水　「山桜の歌」２３首を詠む 川端康成　「湯ヶ島の思い出」執筆 　 １４ 年 島木赤彦　船原温泉宿泊 　 １５ 年 川端康成　「伊豆の踊子」発表 尾崎士郎　湯ヶ島来訪 梶井基次郎　落合楼に泊まる 　 昭和 ２ 年 梶井基次郎　湯川屋に滞在(昭和３年４月まで) 吉田絃二郎　「天城の麓より」 三好達治・淀野隆三・尾崎士郎・宇野千代・広津和郎・萩原朔太郎・中河与一・藤沢桓夫・林　房雄・今　東光・岸田国士ら湯ヶ島を訪れる 　 ３ 年 尾崎士郎　「河鹿」「鶺鴒の巣」 梶井基次郎　「蒼穹」「筧の話」「冬の蠅」 川端康成　「若山牧水氏と湯ヶ島温泉」 　 ５ 年 梶井基次郎　「闇の絵巻」「交尾」「温泉」 横光利一　「寝園」「天城」 与謝野晶子　「伊豆の旅」 昭和天皇行幸 ８ 年 「伊豆の踊り子」映画化(五所平之助監督、田中絹代) 斎藤茂吉　「嵯峨沢」14首　嵯峨沢館滞在 　 ９ 年 穂積　忠　「猪狩の歌」43首作る 「山葵田」北原白秋 １０ 年 北原白秋　「渓流唱」３７首作る　落合楼滞在 与謝野鉄幹・晶子　「流星の道」船原峠越へ 「雪国」川端康成 １２ 年 小林秀雄　「湯ヶ島」 １４ 年 与謝野晶子　「天城の道」22首を詠む 　 15 年 林芙美子　「魚介」「厨女雑記」 後藤江村　「山峡少年期」 16 年 横光利一　「天城」 ２４ 年 井上　靖　「猟銃」 　 ２７ 年 吉野秀雄　「冬夜煮猪」１２首を詠む 　 ２８ 年 志賀直哉を中心の東府会始まる 井上　靖　「あすなろ物語」 　 ２９ 年 木下順次　「子午線の祀り」 古見豆人 ３４ 年 松本清張　「天城越え」 　 ３５ 年 井上　靖　「しろばんば」 　 ４０ 年 井上　靖　「夏草冬濤」