HLOOKUP 横方向への検索
 
 
 
 HLOOKUP(検索値,検索元範囲,結果となる行,オプション)

検索値を元にし、検索元範囲から指定した行の値を求める関数です。


検索元範囲 範囲となる1行目は基準となる値(数値や文字など)を指定します。
オプションを省略またはTRUEを指定するときは、1行目となる値は小さい順に並んでいる必要があります。
結果となる行 範囲指定した1行目を1とし、求めたい行を数値で指定します。
オプション 省略かTRUEを指定すると検索値に近い値を求めます。
FALSEを指定すると検索値と一致した値を求めます。

■ 次の場合はエラーになります
オプションが未指定かTRUEのとき、検索元範囲の一行目が小さい順に並んでいないとき
 → #N/Aエラー
オプションが未指定かTRUEのとき、検索値が検索元の値より小さい値を指定したとき
 → #N/Aエラー
オプションがFALSEのとき、検索元範囲の一行目に無い検索値を指定したとき
 → #N/Aエラー
検索元範囲の行数より、結果となる行数が大きいとき
 → #REF!エラー




次のような表を元に計算するものとします。



得点が75点のランクを求める(セル番地B5に75と入力されているものとする)
HLOOKUP(B5,C2:H3,2) Bランク
検索元の範囲はC2:H3とし、B2、B3は範囲に含まない。
範囲指定した1行目(C2:H2)が検索の対象になり、75にもっとも近い値(検索値を超えない値)を見つけ、結果となる行に指定した2行目(C3:H3)から結果が求まる。

この場合のBランクは70以上90未満という意味になる。
得点が29点のランクを求める(セル番地B5に29と入力されているものとする)
HLOOKUP(B5,C2:H3,2) Eランク
この場合のEランクは0以上30未満という意味になる。
得点が-10点のランクを求める(セル番地B5に-10と入力されているものとする)
HLOOKUP(B5,C2:H3,2) #N/A
検索元範囲の最小値が0なのでそれ以下の値はエラーとなる。もし、セル番地C2に-10と入力されていればエラーにはならない。
得点が150点のランクを求める(セル番地B5に150と入力されているものとする)
HLOOKUP(B5,C2:H3,2) Sランク
Sランクは100以上の値であればすべてOKになる。
範囲指定した行数以上の行を指定する
HLOOKUP(B5,C2:H3,) #REF!
検索元範囲は2行分しか指定していないのに、結果となる行が4行目になっているため。


次のような表を元に計算するものとします。



当り番号が22の等級を求める(セル番地B5に22と入力されているものとする)
HLOOKUP(B5,C2:H3,2,FALSE) 3等
オプションにFALSEを指定すると、検索値に一致したときだけ答えが求まる。

検索元範囲以外の値で検索するとエラーになる。
30の等級を求める(セル番地B5に30と入力されているものとする)
HLOOKUP(B5,C2:H3,2,FALSE) #N/A
オプションにFALSEを指定していると、検索元範囲に検索値と同じ値がないとエラーになる。



 
VLOOKUP  縦方向に検索する関数です。