VLOOKUP 縦方向への検索
 
 
 
 VLOOKUP(検索値,検索元範囲,結果となる列,オプション)

検索値を元にし、検索元範囲から指定した列の値を求める関数です。


検索元範囲 範囲となる1列目は基準となる値(数値や文字など)を指定します。
オプションを省略またはTRUEを指定するときは、1列目となる値は小さい順に並んでいる必要があります。
結果となる列 範囲指定した1列目を1とし、求めたい列を数値で指定します。
オプション 省略かTRUEを指定すると検索値に近い値を求めます。
FALSEを指定すると検索値と一致した値を求めます。

■ 次の場合はエラーになります
オプションが未指定かTRUEのとき、検索元範囲の一列目が小さい順に並んでいないとき
 → #N/Aエラー
オプションが未指定かTRUEのとき、検索値が検索元の値より小さい値を指定したとき
 → #N/Aエラー
オプションがFALSEのとき、検索元範囲の一列目に無い検索値を指定したとき
 → #N/Aエラー
検索元範囲の列数より、結果となる列数が大きいとき
 → #REF!エラー




次のような表を元に計算するものとします。



コード番号A15の商品名を求める(セル番地B12にA15と入力されているものとする)
VLOOKUPB12B3:E10) ノート50P
検索元の範囲はB3:E10とし、B2:E2は範囲に含まない。
範囲指定した1列目(B3:B10)が検索の対象になり、A15にもっとも近い値を見つけ、結果となる列に指定した列から結果が求まる。この場合は2列目(C3:C10)から結果が求まる。
コード番号A15の在庫数を求める(セル番地B12にA15と入力されているものとする)
VLOOKUPB12B3:E10) 10
結果となる列に4を指定すると在庫数を参照することができる。
結果となる列に5を指定した場合(セル番地B12にA15と入力されているものとする)
VLOOKUPB12B3:E10) #REF!
検索元範囲は4列しかないのに、結果となる列にそれ以上の値を指定するとエラーになる。
コード番号A10の商品名を求める(セル番地B12にA10と入力されているものとする)
VLOOKUPB12B3:E10) #N/A
一覧にあるコード番号より小さい値を検索するとエラーになる。
コード番号C15の商品名を求める(セル番地B12にC15と入力されているものとする)
VLOOKUPB12B3:E10) ボールペン青
コード番号C15が一覧にないので、コード番号C15より小さく一番近いコード番号の商品名が求まる。
この場合はコード番号C13の商品名が求まる。
コード番号C15の商品名を求める。ただし、FALSEオプションあり。(セル番地B12にC15と入力されているものとする)
VLOOKUPB12B3:E10FALSE) #N/A
FALSEオプションをつけると、一覧にない値を検索するとエラーになる。




 
HLOOKUP  横方向に検索する関数です。