フツーの日記/2001年12月版
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先週の日曜に、お正月に出かけるスキーの宿を予約しようと旅行社へ出向いた。出遅れがちではあるが、まぁ昨年のゲレンデの様子からして昔ほどには混み合っていない=何とかなるだろう、位に思って、応対してくれたお姉さんに日程と希望場所と予算を告げ、あ、あとゲレンデから近い所が良いなぁ、なんてのたまって旅行社のデータベースを検索してもらったらあっさり全滅した・・・一軒もなし。ゼロ。
えっ、と思ってちょっと背筋を伸ばして座り直して場所その他条件をいろいろに変えて探してもらう。が、ここなら取れます、と提示されてくるのはいずれも熟考を促すものばかりで、まぁそうだからこの時期まで残っているのだろう等と納得しても解決するわけではなく、困った。一つだけ途中で「ををっ、掘り出し物だ」ってのがあって、これならどうですか、と見せられて、あっ良いですねじゃあお願いします、わかりました仮に押えておきましょう(かちゃかちゃ)・・・残念ですが先に押えられてしまいました(この間3分くらい)、などという見えないテキとの戦いを経つつ最終的に決めたのは、当初の計画、目論見とかなり異なる物となった。ふと気がつくと、ここまで来るのに約1時間。
予約金を払い込み、あっただけ良いじゃないか、と納得しようと試みて成功し、その内に段々嬉しくなってきてうはははこれから先正月のヨヤクなどをしようとする輩には更なる辛苦が待っているのだ、と歪んだ喜びを胸に秘めつつ、この件落着として1週間が過ぎた。
で、今日、予約が取れたマイ正月物件♪を確認しようとその宿のウェブ・サイトを覗いていて何気なく、そういやぁ全滅だった辺りの予約状況ってどうなのかな、と、スキー+宿泊+予約なんてキーワードで出てきたサイトにアクセスしてみて仰天した。なななんと「空き」だらけじゃないですかぁぁぁ!
早速精力的に精密な検討を始める。最初に考えていた結構厳しい(と自分では思っている)条件に合いそうなところ3つに絞込み、予約状況の情報を更新してなくて実はもう一杯です、なんて言われたらめげるよなー、などとやや腰砕け気味におそるおそる1軒目に電話してみたらあっさり取れちゃった・・・しかもウェブ・サイトを見て予約の電話をしてくれた人には割引きがあるそうな。更に、旅行社では一定の形でしか受けてくれないので結局諦めたリフト券とのパッケージを、こちらの変則的な希望通りに適用してくれるという。以降やり取りはメール等で、という事で電話を切った。
放心状態。しばし後、旅行社に出向いて「すみません取ってもらった宿をキャンセルしたいのですが」と謝って予約を取り消してもらう。いやそんなお断りに来た店主なんぞにありがとうございましたなどと言わないで下さいよ、と思いつつ、そそくさとカウンターを離れた。
その昔は確か9月1日が正月予約の実質的な解禁日になっていて、その為に会社を休んで宿のリストを手に片っ端から電話しまくって30軒目でやっと、なんて事をしていた。また旅行会社は基本的に自分達がアクセスするデータベースの範囲からは抜け出られず、今回の店主はウェブ・サイトを検索した。
スノースポーツを取り巻く環境の変化はあるだろうけど、宿の部屋は予約されると埋まる、という原則は変らない。けれどそこへのアプローチが異なると、経過、結果はかなり異なったものになるのであった。何となく不定形な感じがしてちょっと恐いなぁ。
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