フツーの日記/1999年12月版
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昨日の成功(?)に気を良くして、「Windows2000 Professional/RC2」のインストールを朝から始める。OSローダがある、ってあたりでちょっと考えてみれば良かったんだけど、でも雑誌の「インストールは簡単、Win98と別ドライブに取り付ければアンインストールも数ステップ」というのにふらふらとなり、何も考えずにインストールを始める。店主の墓石UはマザーボードのBIOSが古い為か、後から取り付けた8.4GBのHDDを認識するのに専用のソフトウェア(「Ez_BIOS」)が必要なのだけど、以前に「Debian GNU/Linux」をインストールした時にはOSローダを取り付けても別段問題は起きなかったので、軽く考えていた。
空いているスペースをNTFSでフォーマットし(これに起因しているのか?)、最初のファイルコピーを終えてから、インストールを続けるために再起動・・・しない(大汗)。どっひゃー。からん、と最初にアクセス音が一回して、以降HDD沈黙。
慌てて雑誌のアンインストールの手順を踏んで、Win98の起動ディスクで起動しシステムを転送・・・「無効なファンクションです」・・・って、いやそこんとこもう少し詳しく頼みますと言っても仕方ない。おまけにCD-ROMドライブも起動FDに含まれているATAPIドライバでは認識されず、config.sysを編集してオリジナルのものを無理やり読ませたら「ドライバがオーバーフローを起こしてどーとか」というメッセージ・・・このあたりから焦り始める。
ふと思い出して、以前に使ったEz_BIOSディスクを入れてブートしてみる。起動はするものの、うげげ、「あんたのマシンにはInt 13Hが制御できるIDEドライブがありません。フルSCSIかケーブルが緩んでるかBIOS設定が変」、だって。くやしい・・・HDDの中にはWin98その他のファイル群がそっくりそのまま残っているのに、最初のほんの何バイトかがおかしい為に8.4GBが死んでいる。とっても理不尽な扱い。
Ez-BIOSのヘルプ(;英語(涙))をあちこち探し回っていると、ディスケット・ブートを有効にしているとWinNTはうまく設定できない、というのを見つけた。をを、と思ってDisabledにして起動・・・変わらない。今更遅いのか。焦りも極限に近くなる。いよいよ伝家の宝刀FDISK、か?・・・って、ディスクがないって言われてるのにFDISKが効くのかな?
更に探してみると、をを、「Ez_BIOS設定の復元」っ!これこれこれですよこれ。最初に導入した後のブートセクタのバックアップコピーがある、となっている。まずはプライマリHDD分のみ復元してWin98起動FDから立ち上げ、システムを転送・・・はできたけど、HDD起動はペケ。セカンダリHDDともども復元してFD起動〜システム転送〜HDD起動・・・ををー、ついにWin98が立ち上がりましたっ。途中でニューズグループやらwwwやらを検索したり、BIOS設定を変えながら何回も再起動したり、で、Win2000のインストール開始からここまでで、ほぼ丸一日かかっている。また、できた、と思ったものの、考えてみれば元通りになっただけで全然進んでないではないか。
しかし・・・復元の手順は(多分)わかったし、少なくとも墓石U@現状、では注意が必要だという事はわかった・・・わかったけれど、でもこいつが起動しなくなったのは今回が初めてではない。うん、「わかる」のと「踏まえて注意する」というのは別なのだというのがわかった・・・これまた「わかった」のだけど、これを踏まえてちゃんと注意するのかはまた別である。
これを一般に、「懲りない」という。
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「Windows2000 Millenium(:「Perspnal」)」のリリースが遅れるという事でちょっと興味を持っていた
「Windows98 Second Edition」を手に入れた。んで、同時に手に入った雑誌の付録は「Windows2000 Professional/RC2(プレスリ
リース版)」だった。をを、これは豪華だ、と早速この2つを長年連れ添った愛機、
墓石Uにインストールしてみる
事にする・・・この先に待ち受けている果てしなき戦いの幕を自ら開けたとも知らず・・・。
それでも手堅く(?)、Win98のほうから始めたのはまだラッキーだったろう。Win95からのアップグレードという事でインストールも
簡単だし、時間は若干かかるもののさくさくと終了。インターネット接続の共有(簡易的なDHCP機能?)、も特にホームネットワークだ
と便利だし(なんせ店主の使い方では回線が遊んでいる時間の方が長い)、グラデーションが効いているタイトルバーもカッコいいぞ。
Win95からの諸設定も問題なく引き継いでいる。
一通りの設定や動作確認等を行う。なんか動きも早くなった様に感じるし、コンテキスト・メニューも「うにゅう」と出入りするし、
各種サウンドもきれいっぽいし、で、良い手ごたえを感じつつこの日は終了した。今更ではあるけれど、「ここで止めときゃ良かった」。
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クリスマス・イブではあるが、特に予定もなく、で、突然そうだ今やろうと思い立って「個人的2000年問題への備え」を行いつつ考えてみた。
いずれにしてもあと数日、なってみなければわからない、というのが誰もに共通したホンネだろう。世界中の識者がいろいろ考えて取り組んでいるのだから、深刻な事にはならないだろうと思うんだけど、考えてみたら2000年問題が関係あるのは全部人類が作り出したものだ。千年紀の壁を越えるこの騒ぎを見て、億年単位で、それ自体の存続にかかわる様な問題もなく動きつづけている「地球システム」は苦笑していることと思われる。
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いきなりでなんですが嫌いです、印刷。
もしも気を悪くされた紙媒体関係の方がいたらごめんなさい。ここで印刷が嫌いというのは、自分が文書なり何なりを作ってそれをプリンタを使って印刷する、その行為がどーしても好きになれない、という事なのです。特にレイアウト(=体裁)が大事な文書の場合。
毎年この時期になると大体印刷作業が特に嫌いになるんだけど、それは何かというと、そう、クリスマスカードです。こっちでPCを使い始めてから暫くして宛て名と中身の印刷に使い始めたんだけど、まーこの印刷って奴が一発でうまくいった試しがない。もちろんこれは当方の技術並びに知識に起因する訳なんだけど、原因がわかったからといって悟っていきなり好きになれる訳でもなく、また機会が(基本的に)1年に1回だけという「練習不足」も相まって、5年近く経つものの未だに上達しない。そう、クリスマスカードが嫌いなわけじゃない。それをうまく印刷できないのが嫌なのだ。
まず封筒の大きさを測って、印刷位置を決めてMSのWordとAccess(:住所録がこれでできている)を使って、宛て名の差込印刷をする。この差込印刷に使われる「レイアウト枠」というのが店主には難関で、いまだにうまく使いこなせない。本文上の改行とかとの位置関係がどう決まるのかわからずに、いじっている内に、宛て名がとんでもないレイアウトになってたりする。
で、テキトーに出たとこ勝負で体裁を整えて印刷する。それでも、あまり余分がない封筒を試し刷りに使わずに、同じ大きさに紙を切って、プリンタに入れた方向を「上、前」と書いてフラップの向きを書いて出来を確認する位には進歩した。これをやる前は、思っていたのと上下逆さ、とか90度横向き、とかに印刷され、最後に1〜2枚封筒が足りなくなって慌てて買い足しに走ったりしてた。またこの封筒がフラップがある上に厚さが不定であるのが問題なんだけど、多少の印字の傾きなどは目をつぶる事で解決(・・・というのか?)した。
次にカードの大きさを測り、予め印刷されているメッセージにかからない様に余白を設定して、その中に「挨拶」が入る様にレイアウトする。この挨拶がまたシビアで、限られたスペースに時候の挨拶とそれぞれの方への一言、家族の名前を詰め込むのにそれこそフォント1ポイント単位、句点1個送り仮名1文字単位でのチューニングを施す。きちんと収まった時には、ささやかな達成感さえ感じる。前に、一ページに収める為に文書本体を編集するのは本末転倒、などと書いたが、これは例外だ。2枚入れるとか別紙にするという訳にはいかないので。
そんなこんなでぐったりしながらも完了し、何とか今年も無事送り出した。良かった良かった。毎年同じ封筒+カードにするとか、それの派生系で1回うまくいったら5年分くらい印刷したりすればいいのかもしれないけど、そんな事は出来ないし・・・。
などという思いを毎年しながらも何もしないで同じ事を繰り返し、だからといって手書きに移行するだけの決心もつかないで、今年も「印刷」に責任転嫁する。
「印刷好き」への道は長そうだ。決して険しそうではないのだけれど。
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店主の裸眼視力は両目共に0.3ほどで、運転免許(アメリカの)にはしっかり頑強仕様いや眼鏡使用のところに印がついている。日本の運転免許にはついていないけど、前の書き換え(10年近く前だ・・・出国前だから)以降に視力が悪くなったので、帰国して更新する際にはチェックされるだろう。
普段は眼鏡をかけていないんだけど(それでも大抵の用は足りる)、今日は1日あいた出張の中日であり、全く知らない土地でもないここの有名なショッピング・モール(店主んちあたりにはないお店がイロイロとあるのです・・・クリスマスだしね、イロイロと(笑))に出かけるのに、クルマで行くので眼鏡をかけ、着いてから更にかけ続け(ケースを持っていくのを忘れた・・・目玉を預けるものをポケットに裸のまま入れる気にはならない)、帰ってきてから同僚のお迎え+食事なんぞをしてホテルの部屋に戻るまで、ほぼ1日かけっぱなしだった事に気づいた・・・「気づいた」、というのは眼鏡をかけているのを忘れていたのではなくて、眼鏡をかけていてもどこも痛くならなかったのて1日かけていられたに気付いたのだ。
もともとかけ続けないせいもあり、長時間かけていると特に耳の周りが痛くなるのが常だった。それが嫌でできるだけかけないので、たまにかけるとすぐに痛くなり、の状態でずっと足踏みしていた。
この眼鏡は最近流行の(?)レンズが楕円形で小さなタイプで、確かに軽い事は軽い。でも今までの物だって、矯正の度合いが低い為にレンズが薄くて、フレームも軽いものを選んだからさほど重たいわけでもない。後はフィッティングだけど、ちがう眼鏡屋さんではあるものの、それぞれ調整してくれているから、「合わせる側の技術」には大きな違いはないと思うのだ。
となると、変わったのは自分の方なのだろうか?眼鏡も3つ目にして「合わされ上手」になったのだろうか?
これは可能性がある。というのは、事実上個人に合わせたフィッティングができない様な仕様の市販のサングラス類は、長時間かけているとやっぱり耳の辺りとかが痛くなる。合っていないもので痛くなるのが変わっていないとすれば、痛くならないものは合っているのだ。前にも書いたけど偏頭痛持ちで、だから頭が痛くなりそうなことは敬遠する傾向にある。眼鏡はこれで3つ目なんだけども、だからこんなに大事な道具なのに殆ど使っていない(いなかった)。不覚、であった・・・形からはいる道具好きが形(顔/頭へのフィッティング)を疎かにしていたとは。
良い道具というのは、自分に合っている道具である。必ずしも高性能、高級、高価とは限らないが、形から入った場合、その道具に見合う様に研鑚、精進するというのが道具好きの義務である(という事にしている)。が、顔や頭の場合は持って生まれた資質に左右される事が多く、この場合は2次的に、それに合った道具を選び出し、調整する能力を研鑚すべきであろう。
しかし、店主は耳を前後に動かす事で眼鏡を外さずに当たっているポイントを変えるテクニックを身に付けているけどね。
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ひょんな事からIntelliMouse Explorerを手に入れた。
日本へ帰るにあたって英語版のプレイステーション用やニンテンドー64、スーパーニンテンドー(:スーパーファミコン)用のソフトを買い取ってもらおうと、それらの中古品を取り扱うお店に持って行ったんだけど、聞いてみたら現金での支払いはしてくれないと言う。「Store Credit」=そのお店で何かを買う際にその金額分が預け入れてあるものとして使ってください、とのこと。
うーん、今更英語版のゲームソフトもアプリケーションも欲しくないし、ゲーム機のアクセサリも、大抵は持っちゃってるしなぁ・・・と思いながら店内をぶらぶらしていたら、IntelliMouse Explorer(メンドウなので、以降「マウス」)が目に付いて、「をを、この機会に・・・」と思ってCreditを引き当てて手に入れる事にした。
ちょっと前に発売された時に興味を持ったんだけど、比較的値が張った(実売価格で$70前後)のと大きいのとボタンが多い(右+左+ホィールクリック+左側面に2つ)で、果たしてきちんと押せるのだろうか、という心配があって「まぁ、いいや」と思っていた。でも実は結構欲しかった・・・特にお尻が赤く光るあたりがとっても・・・パッケージの写真ではわかりにくいけど、白く大書してある「explorer」の「r」と「e」の間辺りの赤い部分が光るのです。
持ち帰って早速取りつけてみる。昔はこちらでハードウェアを買うと日本語版ドライバやらユーティリティの入手が困難で、英語版を取り付けると動作やら表示やらに問題が出たりしたんだけど、最近はCD-ROMの中身が多言語対応なので便利である。このマウスについてたCD-ROMにも日本語版が入っていて助かった。
基本設定をしてから早速使ってみる(・・・って、Windowsをマウスを使わないで操作し切る、というのは一般になかなか困難ではあるが・・・)。今まで使っていたLogitech(日本ではロジクール)のホィール付きの物よりは大きいけど、でも持ちにくくてたまらん、という事はない。また、うまく折り合っていけるか心配だった左側面の2個のボタンは、実は絶妙な位置に配してあり、店主の手(手袋は大抵「L」)と握り方なら意識して押そうとしない限り触れる事はなさそうだ。標準設定でこの2つのボタンにブラウザの「進む」と「戻る」が割り付けられているので、今までAlt+矢印キーとか(Shift+)Backspaceとかツールバー上のボタンとかで行っていた動作をマウスから手を離さずに、マウスを動かさずに行なえる様になって便利に感じる。また標準では「オートスクロール」が割り付けられているホィールの押し込みを「Alt+Tab」にしたら店主好みの設定になった。
店主の手だと、お尻の赤く光る部分は握ると隠れてしまう・・・大抵そうか。また動きを検知するIntelliEye(赤いレーザ光。お尻の赤とは光源が別)は、動きが無いと2秒もたたずに消える。これが点いていると、マウスの下辺全体がほんのりと赤くなって、なんとなくハイテク、でかっこいいのだが、使っている間はマウスなんて見ないもんなぁ。
という事で、実際に使ってみると、このマウスを視覚的に特徴付けている「赤い光」を意識する事は殆ど無いのであった。仕方ないから手をどけてマウスパッドの上に目を落としてみたり、ちょっとつついて赤い光を出してみたりする。が、もちろんこの間は有効な作業をしている訳ではない。マウスを眺めているだけだ。つまり、特徴を存分に発揮して一生懸命働いている間は見てはもらえないのである、こいつは。
それでも律義に赤く光り続けるこの大きなマウスが、段々可愛く思え始めている。
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