八ヶ岳縦走

2002.6.15(土)〜6.16(日)曇り晴れ

6.15(土)   磐田(5:00)ー美濃戸(7:55)ー行者小屋(9:55)ー中岳コル(11:10)ー
         阿弥陀岳(11:55)ー赤岳(13:00)赤岳山頂小屋泊

6.16(日)   赤岳頂上小屋(5:00)ー横岳(7:10)ー硫黄岳(8:00)ー赤岳鉱泉(9:00)ー
         美濃戸(10:30)

6.15(土)  静岡は大雨洪水警報発令中。土砂降りの雨の中を出発。天気図より八ヶ岳方面は
         比較的天気よいと判断。
         予想はあたり、次第に天気は回復してきた。美濃戸まで車でいく。美濃戸口ノ駐車
         場は一日500円。美濃戸は一日1000円。一時間の林道歩行を考えると高くない。
         でも歩いている方を見かけると申し訳ない気持ちになる。。
         美濃戸山荘前の南沢から行者小屋にルートを取る。行者小屋のトイレは新しく生ま
         れ変わっておりキレイだった。
         オオシラビソの樹林を登り、中岳コルにつく。阿弥陀岳の登りはルートがはっきり
         しておらず、浮き石も多い。緊張感がある。山頂は眺めがすばらしく特に赤岳の
         眺めは迫力がある。
         赤岳山頂付近で、原村の村長さん一行と出会う。高山植物のこと、八ケ岳のこと
         など色々教えていただく。八ケ岳を地域の財産として大切にしていらっしゃる強い
         思いが伝わった。
         赤岳山頂ではガスがかかり展望はあまりなかった。天気がよければ、北アルプス
         南アルプス、富士山がよく見えるはずである。
         赤岳山頂小屋泊。混んではなくゆったりと休むことが出来た。談話室ではアルコール
         おつまみを頂きながらゆっくり過ごす。夜、ヒョウと雷が鳴る。

6.16(日)  早朝は霧。次第に晴れて来る。小屋で注文したお弁当を持参して出発。梅雨の
         この時期としてはまずまずの天気。
         横岳付近でツクモグサに出会う。今回の山行の一番の目的はこの花に出会うことで
         あった。
         1902年に八ケ岳で発見された花である。花弁が羽毛状になっている薄黄色の
         かわいい花である。本州では横岳と白馬でしか見られないとの事。
         硫黄岳は緩やかな広がりを持つ。東側は火口壁があり絶壁になっている。ガス
         がかかっている時はケルンがよい指標になる事だろう。
         樹林帯を下り、赤岳鉱泉小屋に着く。昨年11月末赤岳に登った際、泊まったとこ
         ろである。
         そのとき、義足で登山をしていらっしゃる方と出会った。事故によって義足になり、
         投げやりの日々を送っていたが、山と出会い、人生観が変わったとの事。山の
         大きさ、暖かさ、魅力を改めて感じた事を思い出す。

2889m

2002年の山

ツクモグサ

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