奥穂高〜西穂高
ジャンダルム

16.9.18〜20

予てから、是非登りたいと強く思っていたルートである。行った人の話や資料を見てもなかなか
ハードな山という認識は持っていた。しかし、行きたいという思いは強く、決行。自分の性格が
ストレートにでた山行であった。


沢渡に車を止め、毎度のように車中泊。9月3日にも槍に登るため来ている。ここへ来るとなぜ
か心が和む。そして未知の出来事が待っている明日への、期待で胸が膨らむ思い。

翌朝、予定より30分遅れて起床。車中泊が快適で、ゆっくり眠れた。どこでも寝ることができる
体質でもあるようだ。上高地は観光客でにぎわっていた。この日は奥穂高山荘まで歩く。
天気はまずまずで、涸沢のちょっと早い紅葉もなかなかよかった。
穂高山荘はこの時期は当然ながら、満員。夕食まで談話室で読書をする。山に登ることと
読書をしている時が一番気持ちがいいという性格のため、山小屋での読書は至福のひと時。

談話室では翌日のルートの情報交換もする。ジャンダルムに以前行ったという人もおり、様子を聞く。
明日、ジャンダルムに行く予定という方も何人かいた。

翌日は天気は霧であまりよくなく、風も結構吹いており。条件としてはあまりよくなかったが、決行。
奥穂高山頂までは順番待ちの箇所があるくらいであったが、西穂高へのルートは人はほとんどいない
状態。地図や資料等でルートの下調べをしてきたが、馬の背が一番緊張した。後はルートを
楽しみながら行った。西穂高山頂に立ったときは、達成感で胸が一杯になった。

西穂高山荘で昼食をとり、上高地に下りる。そして、22時に帰宅。翌日は仕事と、いつものこと
ながら時間的にハードな山行。なぜ、そこまで山にのめりこんでいるのかよく問われるが、
私が私らしく生きるために、山は必要不可欠。非日常の世界にとっぷりつかり、明日を生きる
エネルギー源になっている。

今回の山で、神の存在を感じた。特定の宗教の信仰はないが、自分の力の及ばない何かが
存在するといつも思っている。
やはり、神は存在する。共時性という形で現れた。出会いに感謝!



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2004年