『土』&『渡』

  2.静岡市葵区渡

清水区土をあとにして、静鉄の駅を6箇所ほど撮影したあと、安倍川中流にある葵区渡地区へ。

元々、安倍郡大河内村にある地区が、昭和44年(1969)に静岡市に編入合併し静岡市渡となっていましたが、平成17年4月1日より

静岡市葵区渡と住所表記が変更となっております。  (場所は このあたり

清水区土からは直線距離にすれば、ほんの10数qながら、真富士山(まふじやま)によって隔たれており、一度清水市街地に出た後、

麻機地区を経て、安倍川沿いに遡っていった山間部にある地域であり、大河内橋を渡ったばかりの地域を下渡(しもど :したど)

その先が上渡(かみど:うえど)、さらに有東木集落への入口あたりを渡本(どもと)と言います。(但し、渡本は、有東木地区に属します。)

下渡には旧大河内北小学校の跡地があり、上渡には渡公民館と地域の寺・全福寺があります。

渡集落は、安倍川中流に位置しており、安倍川の最上流部は、梅ケ島温泉や安倍金山で有名な梅ケ島地区です。
大河内地域北部の中平・渡・有東木が学区であったと推測されます。近くに、大河内北茶工場がありました。 上渡バス停の向かい側にあり、全福寺の入口に位置していました。
山間地に広がる茶畑の風景は、清水区土と同じような感じです。 こちらは、よそ者の被害は少ないのでしょう。通常、どこにでもあるような表現でした。
EMMさん担当の富山市土訪問記に掲載されているものと同様、急傾斜地崩壊危険区域の看板を発見!
こちらは、「渡上渡」(どかみど)地域が指定されているようです。(これって、別のコレクション入りの候補かも?)
下渡バス停の向かい側に消防団の器具置場を見つけました。
上渡に設置されていた道路情報看板は、山間部によくあるパターンで、落石注意の表示になっていました。
しずてつジャストラインのバス停は、上渡と下渡で対になっていて、なんだか嬉しくなりました。
なお、バス停のローマ字表記は(かみど)、(しもど)ですが、地元では(うえど)、(したど)とも言うそうです。

本日のメインメニューである清水区土と葵区渡の取材を無事終えて、このあとは、山葵(わさび)栽培発祥の地である有東木に立ち寄り、

さらに安倍川最上流の梅ケ島温泉まで足を伸ばし、本年のテーマである安倍川の橋の取材を進めてきました。

有東木は、安倍川支流の有東木沢に沿った急斜面の標高500〜600mの山間に展開する七十数戸の集落です。(静岡のチベットと呼ぶ人もいるようです。)山葵(わさび)栽培発祥の地といわれ、江戸時代から生産が盛んだったようです。また、本山茶として取引されているお茶の生産地としても有名です。以前から、一度は訪問したかった地であり、今回とうとう訪問が叶いました。 (参考サイト:こちら

インデックスへ  清水区土へ  落書き帳投稿・インデックスへ  静岡鉄道へ  安倍川へ

一音地名探訪記へ  一音地名コレクションへ

地理のページ(仮)(管理人:たもっちさん)並びに「一音地名」コレクション(編集:たもっちさん)の協賛企画です。