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〜感想文集〜

藤枝市民劇場 第200回例会 2006年5月28日



  俳優座

           三屋清左衛門残日録
            夕映えの人


●人が一生を生き抜くことの辛さ、悲しさをしみじみ感じさせられました。テーマ音楽が感動をより強いものにさせてくれました。 (五〇代女性)

●藤沢作品素晴らしい脚本、役者、演技はそれを十分に引き出していました。 (五〇代男性)

●今までの時代劇のイメージを変えるもので、大変おもしろかったです。 (五〇代女性)

●内容が欲張りすぎていている。絞って深くやった方が印象が強く残るように様に思う。(五〇代男性)

●場面の移り変わりがテンポ良くて、観ていてとてもいいと思いました。 (五〇代女性)

●舞台が上手に使われていました。楽しいひとときでした。 (五〇代女性)

●最高でした。  (六〇代女性)

●立ち振る舞いがとても綺麗で良かったです。 (五〇代)

●大変良かった。久しぶりに俳優座の舞台を観て、さすがと思った。複雑なストーリーを舞台を動かすことによって次々と展開させていく演出にも非常に感心した。配役もぴったりで表現豊かであった。清左衛門とみさの淡い恋の表現もみごとであった。
 自分も若いときにシナリオ、主演、演出を一人でやった頃を思い出していろんな表現のあることを知り、非常に参考になった。また舞台に立ちたくなりました。本当に今回は楽しませてもらいました。ありがとう、次回が楽しみです。 (六十代男性)

●声が小さい。バックの横じまが気になる。 (六十代女性)

●舞台の転換がスムーズでテレビを観ているようでした。とても人情味あふれるいい芝居でした。 (六十代女性)

●ひさしぶりに感動しました。社会の第一線を退いた私も自身の生き方に一服の清涼剤となりました。ありがとうございました。 (六十代男性)

●とても心にぬくもりを感じました。(六十代男性)

●久しぶりの時代劇でしたが、しっとりと落ち着いた感じの芝居でした。児玉泰次さんと川口敦子さんが光っていてすばらしかったです。   (マーガレット)

●雨の演出に驚きました。  (三〇代女性)

●次々に事件が起こり、飽きない展開でした。日本髪の女性たちも美しく、時代物の良さを再認識しました。 (四〇代女性)

●照明が良かった。まるで金曜時代劇を観ているようでした。着物の所作が美しかったです。 (四〇代女性)

●時代劇は初めて観ました。なかなか良かったです。 (四〇代女性)

●舞台装置がシンプルながら工夫されていて、藤沢周平の世界をよく表現していると思いました。 (四〇代女性)

●場面転換の巧みさが舞台ならではの面白さですね。演技も上手で引き込まれ
 ました。 (四〇代男性)

●要領よく生きた清左衛門は出世頭で典型的な勝ち組。私は負け組なのにどうして共感するのであろうか?藤沢周平の原作も読んだし、テレビドラマも観た。今のサラリーマンとちっとも変わらない出世欲…。なのに親しみを感じる侍たちよ!春香伝より観はじめた芝居の中で、また思い出に残る素晴らしい演出の作品に出会えたことに感謝します。最後までテンポよく各シーンが途切れず動きのある舞台はお見事でした。
 役者の皆さんのセリフの言い回しも良く通り、さすが俳優座と思いました。 (ドラムカンの蓋)

●素晴らしい劇でした。 (五〇代男性)

●200回記念すごく良かった!  (五〇代女性)

●わかりやすい内容なのに息もつかせぬ展開で見ごたえのある舞台でした。それぞれの人間模様、心のひだに共感しながら楽しみました。清左衛門の人間性にも魅かれました。 (五〇代)

●音楽がとても演技と合ってとても良かった。舞台も工夫していてビックリ!楽しかった。 (五〇代女性)

●人物が多くてわかりづらいです。(六十代 女性)

●すばらしかった。じんわり心に沁みました。(六十代女性)

●残像を遺しながら次の場面に移っていくところは、さながら映画を観ているような錯覚に陥った。シンプルな舞台背景ながら、それを全くかんじさせないストーリーの展開が緊張感を最後まで引っ張ってくれた。
 「夜の来訪者」などもそうだったが、自分にはその気が無くても他人に多大の、それも一生を左右するような迷惑をかけていることもあるんだなということを、再び感じてしまいました。しかも、そのことは何をもってしても償えないところが。なんとも悲しい。
 ところで、差し出がましい感想をひとつ。清左衛門に出世を拒まれた設定の人物をひとりに合理化したほうが話がよりわかりやすかったのでは? (六十代)

●久しぶりに大人の情愛あるしっとりとした劇を観ることができました。
原作を読んでのぞんだのですが、この作品をどのように劇としてあらわすか不思議でしたが、シンプルな舞台の中、無駄の無い運びが一本の映画を観ているように時が流れていきました。女将美佐さんとの恋がとっても良かったです。  (みつだんご)


《編集後記》
 テレビや映画ですっかりおなじみの藤沢周平の世界をベテランの俳優陣で観られた感動が伝わってきました。人の弱さや優しさには、私たちの心に響くものがあるようです。着物の女性の美しさを再認識?した方も多いようですね。
 次回の観劇の際はぜひお着物で…。

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