藤枝市民劇場第201回例会 2006年7月18日
文化座 天国までの百マイル
●とても感激しました。ハンカチが湿ってしまいました。ほんとに良かったです。(六十代女性) ●主人が病で歩けなくなった時、息子がおんぶして階段を登ったのを思い出しました。あんなに心強い医者・スタッフが身近に居て欲しいものですね。(五十代女性) ●マリさんの役に出会えて良かったと思いました。佐々木愛さん、すごい女優さんに出会ってしまった!すてきな芝居をありがとう!(三十代女性) ●人間のやさしさって何だろう。今、教育基本法が改悪されようとしている。愛国心というものが強制されようとしている。愛とは心の問題である。愛がないところにはやさしさは生まれない。人の命を大切に思えない者には愛もやさしさも存在しない。愛の強制で心をしばる者達の心の貧しさが見えるように思えた。愛とは、やさしさとは、ということを問われているように思えた。 ※開演になってもおしゃべりが止まらず、観劇態度がとても貧しい。文化を愛する者はマナーも大切なのではないでしょうか。おしゃべりの声も大きすぎる。人に迷惑を掛けているということにも気付いていないようで、とても残念に思います。 (六十代女性) ●今の自分の家のことのようで、始めから引き込まれました。人間性や、やるべきことをやらねば、と思いました。 (六十代女性) ●演技が伝わってきた。 (七十代) ●感謝しております。(黒子さまありがとう。)初めての公演を観させていただき感動しております。役者様のなりきった姿が良かったです。当たり前かもしれませんが。自分も人生を大切にして、なりきります。 (六十代男性) ●マリさんの演技がすばらしかったです。ほんとうに素晴らしい!かわいい女性でした。 (五十代女性) ●だれも年をとり老いていく事です。みんなで協力して、よかったという人生にしてあげたいですね。考えさせられる問題です。 (五十代女性) ●佐々木さんが六十三歳とはびっくりしました。若い頃の劇を観たことがあったが、声の張りがよくて…。楽しませてもらいました。 (七十代以上) ●とても良かったです。(五十代女性) ●席が前で臨場感が伝わってきて感激。自分の生活と重なってきた。(五十代女性) ●とても感勤しました。 (六十代女性) ●昔から佐々木愛さんのファンで、会えてとてもよかった。チャーミングで情け深い役どころステキでした。声の張りも良かった。 (五十代女性) ●時々セリフが聞こえなかった。お母さんの声が小さいときがあった。英子さんが病院に来たときも。でもみんな良かった。佐々木愛さん(六十三歳)元気。良かったです。(六十代) ●ありがとうございました。 (六十代女性) ●心暖かくなるような安男とマリちゃんの会話、大好きです。 (六十代女性) ●私も持病をかかえておりますので、考えさせられましたが、今のところは子供達も大事にしてくれておりますので安心しておりますが周囲ではよく似たような事あります。 (六十代女性) ●マリさんに、いつか必ずきっと幸せになって欲しいと思いました。ありがとう。 (四十代女性) ●ろくでなしだけど、ひとでなしにはならなくて良かった…。本当にそうだと思いました。 (四十代) ●引き込まれました。人に対するやさしさをもっている人とは? (五十代) ●以前原作を読んだことがありましたので、どんな劇になるのか楽しみにしていました。佐々木愛さんのマリに、すべてを包む聖母マリアの優しさをみました。 (六十代) ●佐々木愛さん、素敵です。マリさんのような人になりたいな。存在感がありますね。 (四十代女性) ●しみじみと、とてもよいお芝居でした。「しあわせな人生」…とありましたが。佐々木愛さんが六十三歳とは!!若々しくて、綺麗で声がよく通ってよかったです。 (六十代) ●それぞれの人のセリフに感動しながら聞き入ってしまった。 (六十代女性) ●男が重病らしい母親を車で運んでいる所から物語は始まる。そのあと延々とその訳を舞台で説明する。しかし、当たり前とは言え、それが決して説明的でないのがいい。何より観る者を舞台にどんどん引き込んでいくのがすごい。実話に基づいた原作か、舞台化したスタッフとキャストか、私はその全部が相乗していると思う。 兄弟中一番のダメ男が一番に母親思いという話は、世間一般に多いように思う。その典型はキャバレー勤めのマリだ。男にとっての、こんなに都合のいい女がいるんだろうか?天使といっても言い過ぎではないだろう。 ところで、心臓の働きについてのくだりは、驚いた人が多かったのではないだろうか?心臓は勿論、身体だけは大事にしたいもんです。 最後に男の一言。「ろくでなしだが、人でなしではない」。 (まだ六十代の男) ●とても、いい舞台でした。マリさんのような生き方ができたら、いいなあって思いました。海の照明が気に入りました。元気が涌いてきました。(五十代女性) ●愛さんが(マリが)登場するたびに、笑って笑って、泣きました。あの明るさと悲しさに、癒されながらも切なくて。安男が精一杯母を助ける…。助けるための百マイル…。 私の胸に残ったのは三人の思い。 一人はあのボロ車を見て″あれなら行ける″って!状況とか、設備とかではなく、ものすごく不利であっても安男の思いに賭ける一言。 もう一人の医者は、お母さんは安男のために生きる、私の命などどうでもいいけど、ここで私がダメになれば安男がだめになるという母の心。 そして、愛する安男を妻の元へ返そうとするマリの思い。強い決心!! 妻は言いました。″二人の兄は二度私達を殺した。″と!!そして安男は言いました。″俺はろくでなしだけど、ひとでなしでない!!″強く胸を打ちました。 自分の″生″は大切なものを守ろうとすることで生かされるんだ…生きるってきっと…。と、最後は涙、涙でした。マリが好きだったから、できれば幸せになって欲しかったヨ!!たまらなかったヨ!! (みつだんご) ●原作本を読んで浅田次郎さんのファンになってしまい、この例会もとても楽しみにしておりました。私の若き頃のフォーク世代にみんなで歌った曲…あの頃を思い出しながら観劇していました。 本当に今は忘れられてるひたすらな生き方≠ノ共鳴しました。「温かい心(愛)は自分に対しても廻りに対してもすぐできるのだけれど、やろうとするには勇気がいる!そして、少しずつ気持ちを行動に移していかないと出来るものではない」安男さんと一緒に泣いていました。 (五十代女性) 《編集後記》 今回の感想文からは、いつにも増してほかほかと熱気を感じました。 |