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〜感想文集〜

藤枝市民劇場第203回例会 2006年11月20日



    青年座

           殺陣師段平 

●ラストのシーン、観ていて力が入りました。立ち廻り格好いいですネ。近くで観たのは初めてで、迫力ありました。 (三十代 女性)

●理想と現実、目の前の生活。でもスペシャリストとしての意地と思いとプライド、ステキな生き方です。 (五十代 女性)

●当時の芝居は本当に大変だったと思う。その苦労がよく出ている。大阪でどんなに受けても、東京でないと本物にならない。たかが立ち廻りとは言え、苦労があったと思う。自分もシナリオ製作演出をやったけど気持ちが一つになる事は大変な事です。主役の存在は大きかったです。お春の内助の功というか、よき理解者ぶりが好演であった。最後の壮絶な死に方は感動でした。 (六十代 男性)

●男の一生として感動しました。 (六十代 女性)

●津嘉山さんの熱演に鳥肌が立ちました。すばらしかった。 (五十代 女性)

●「写実」とは何て難しい言葉なのかと考えさせられました。すばらしかったです。感動の涙でした。 (五十代)

●今回も「殺陣師段平」を一番前で見ることができて、とても良かった。岩倉さんから、津嘉山さんが倒れられたお話を聞いていましたので、心配しながら、観ていましたが、あまりの迫力ある演技でしたのでびっくりしました。
 劇団員の息もぴったりと合い気持ちの良いものでした。「段平」の下手な生き方も、女房に支えられ、病に冒されながらも男の意地を果たすことができてよかったね。
 若い団員の方も素敵でした。搬出作業中に若い団員に握手していただき、若さのプレゼントを貰ってきました。何人もの方と…嬉しかったです。 (コテツ)

●音楽・舞台装置、役者・内容どれもすばらしく感動しました。 (六十代)

●大変楽しかったです。 (六十代 女性)

●津嘉山様の迫真の演技、素敵でした。そしてジーン胸が熱くなりました。こんなにドキドキするなんて自分でもビックリです。ありがとうございました。 (五十代 女性)

●劇作に関して。見栄を切ったり、大仰な演技は実は大好き。芝居の勘所を抑えたいい演出。出演者の演技ものびのびとして良かった。但し、マナーは最悪。世界で一番私語の多い劇場。特に、そ列は最悪。私語が多過ぎ。携帯の電源を切らない人もいる。今日一番驚いたのはそれ。 (二十代)

●津嘉山さんの演技に涙が止まりませんでした。 (六十代 女性)

●後ろの席からガサゴソとビニールの音。何度も何度も。どうも、何か召し上がっている様子。遅れてきた人用の席なので余計に気をつけて頂きたいもの。一幕が終わり立った席には空のペットボトルも覗いていました。飲食は禁止のはずですよね?雑音も耳障りです。「殺陣」はやっぱりかっこいいです。形式美のところもあるのですが、気持ちが本物のところにリアリズムがあると思いました。 (四十代 女性)

●気持ちよかったです。すっきり、さっぱりです。オセローよりよっぽど良かった。 (四十代 女性)

●段平の演技がとてもすばらしかった。 (七十代 女性)

●すばらしい立ち廻りと迫力、満足です。 (六十代 女性)

●ひたむきでまっすぐな段平が痛々しかった。正直、段平の生き方も、ハルの生き方も素敵だとは思わない。だけど、泣けた。京都の病床で深田と再会するシーン。方法はともかく(笑)段平は持ち去った金を返して謝罪する。ずーっと心の片隅で「先生すみません」って言い続けていたんだと思う。苦しかっただろうなぁ〜、先生にわかって貰えて嬉しかっただろうなぁ〜。段平が重荷を下ろして心が再生していく姿は圧巻だった。津嘉山さんすばらしい! (風の子)

●初めて観させていただきました。とても良かったです。次が楽しみです。 (五十代 女性)

●良かったです。 (六十代 女性)

●新国劇のお芝居というものは初めて見せてもらいましたが、最初はとてもむつかしいお話だと思いました。見ているうちにだんだん役者さん達の思いをひし・ひしと感じました。殺陣師段平という人も時代の流れにやはりかなうことは出来なかったのでしょうか?最後の見せ場はとても良かったです。 (なかよし会)

●時代や世の中の動きを巧みに捉え、颯爽と生きてく人間いっぱいいます。悪い例で言えばホリエモンや村上ファンドのあいつ。段平はこの対極にいる人。自分に正直にしか生きられない不器用人間。無法松や坂田三吉なんか同じ部類かな。「芸の為なら女房も泣かす…」そして早死にさせてしまうとんでもない男。しかし憎めない男。どんなに大金を積まれても新国劇から離れようとしない男気。小回りが利かなく、ゆうずうの利かないところが自分に似ているからかな?でもこんなのが身近にいたら寅さんと一緒で迷惑かな。それにしても非の打ち所の無い普通の人間はドラマになり難いのでしょうか? (不器用に生きている六十代)


《編集後記》

 役者の台詞が聞き取り易く役者同士のバランスも取れていて、更に立ち廻りも流れるように美しかったため、テレビドラマを観ているような錯覚に陥りました。
 「包丁一本、さらしに巻いて〜♪」と歌にあるような「男気」という名の「能天気」さに、女性は母性本能くすぐられるのよね〜。なぁんて。

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