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〜感想文集〜

藤枝市民劇場第204回例会 2007年1月22日



        地人会

               飢餓海峡 


●私が藤枝市民劇場に入って初めて観たのが、飢餓海峡でした。大変懐かしく拝見しました。津軽弁が八重の純粋な心を際立たせているようでした。回り舞台の装置も良かったと思います。 (五十代)

●島田歌穂さんのような可愛らしい女性になりたいと思いました。 (四十代 女性)

●人間の心の動きに感動した。島田歌穂さんの可愛らしさがとても良かった。 (四十代)

●歌穂さん、ミュージカルも良かったけれど、ストレートプレイもすばらしかった。立ち振る舞い、可愛くてセクシーで。 (五十代)

●島田歌穂さんの熱演にとても感動しました。声もすばらしく、最後の場面が印象をより深いものにしてくれました。 (五十代)

●入会してから一年、一番良かったです。島田さんとても良かったです。 (六十代 女性)

●舞台の大仕掛けに驚いた。おもしろい設備だと感心した。演技もすばらしく感動した。映画で観るのとは追って別の迫力があり十分楽しめた。次回の公演も楽しみです。古い時代のいなかの表現も楽しませていただいた。やはり主役の演技が光っていた。 (六十代 男性)

●島田さんの熱演が良かった。いつもは眠くなることが多いが、今日はスリルとサスペンスで次に何が起こるかワクワクしました。 (六十代)

●島田歌穂さんの演技が良くて舞台から目が離せない。この本をこんな風に構成できるのですね。 (六十代)

●あっという間に時間が過ぎていました。樽見を追い詰める刑事さん、もっと抑えた演技のほうが良かったと思うのだけれど…。 (四十代 女性)

●島田歌穂さんとても良かった。 (六十代 女性)

●舞台装置がすばらしかったです。 (六十代 女性)

●月曜日の夜は疲れます。木曜日か金曜日がいいです。 (五十代)

●長編物語を読み終えた後の観劇でとても期待していました。島田歌穂さんの演技に魅せられて興奮しています。 (六十代 女性)

●心に残る例会のひとつになる位とても良かったです。
 長さを感じさせない内容や物語の展開を変える回り舞台、原作にはなかった恐山のイタコの冒頭シーン、そしてクライマックスの樽見が自白するきっかけになった八重の言葉…。涙が溢れてきました。
 歌穂さんの演技、きれいで可愛らしかったです。杉戸八重が大金を受け取らなかったら…樽見京一郎が事業に成功していなければ…二人の心の中には淡いきれいな想い出で終わっていたのかもしれない出来事!!水上文学の真髄に触れた様に思いました。
 これからも舞台に引き込まれる様な作品を期待します。ありがとうございました。 (五十代 女性)

●映画を三、四回観て、小説も二回ほど読んでいる私にとって、この芝居は大変辛いものになりました。
 物語の情景がかなり細かく頭の中にインプットされてしまって、それがしっかり固まってしまっているのです。特に映画の印象が強く、これを払い除ける力を私は持ち合わせていません。三國連太郎の犬飼、樽見。伴淳の弓坂、左幸子の八重、高倉健の味村など個性派俳優の印象が強すぎました。勿論、内田吐夢の演出力も大きかったと思います。
 そこで今回やはり読む(観る)前に観るか、観てから読むかの命題を感じてしまいました。
 この芝居で私一人が不満だったのは犬飼、八重、弓坂の生活する底辺の貧しさがもう一つ伝わってこなかったことです。私はこの物語をユゴーのレ・ミゼラブルと重ね合わせているのです。その辺のところがどうも…。 (飢餓海峡マニアの六十代)


《編集後記》

 必死に生きる人間の健気さを描く水上作品。今回はキャスティングも然ることながら、舞台装置の仕掛けがおもしろく、都心の劇場で観ているような得した気分になりました。

 悲しい話のはずなのに、観た後にどこか明るい透明感を感じたのは、島田歌穂さんの爽やかさ、からでしょうか。

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