作品紹介へ 目次へ

〜感想文集〜

藤枝市民劇場第207回例会2007年7月7日



 テアトルエコー公演

        ルームサービス 


●うっとうしい梅雨の中、久しぶりに笑えてうれしかった。 (六十代女性)

●変わった型の喜劇を楽しませてもらった。日本の喜劇と観方を変えて教えてもらった。高級な喜劇と言えるだろう。もっと観たいと思う。 (六十代男性)

●最初に自己紹介があったらもっとわかりやすかったのでは? (六十代)

●ドタバタ、ドタバタ、笑えました。昼の疲れが消えるほどでした。 (六十代)

●とにかく、文句なしに面白かった!「人生、なんとかなるよ」というメッセージがそこらじゅうにちりばめられているのがいい。終演後、疲れを感じない例会は久しぶりだった。 (五十代女性)

●舞台はニューヨーク、役者サンが役者サンの役。最初は少しとまどいました。セリフーつ一つを真剣に聞き、意味をつかもうとする。(外国ものなのも…緊張の一つで…)それがかえって乗れなかったり…。でも劇が進むうちに「とことん大好きなものを守るため」にどんな事でもやるぞーというバイタリティーと、それを困りながらも支える支配人や医師も本当に何が一番大切なのかをよくわかっているんだナーと思いました。
 ダマスのもワグナーサンみたいにずるがしこい人。どんな窮地に立っても仲間(一緒に夢に向かう人)は絶対に見捨てず裏切らず、そして夢をつかんでいくさまは小気味よかった。ラストライトに浮かぶ、精一杯初日の舞台を楽しむ彼らのシーンは、とってもとっても美しかったです。 (みつだんご)

●上演できるかどうかの瀬戸際で、ドタバタしている姿は、真剣なんだけど、なんだか滑稽で。当人たちは「なんとかしなきゃ」と必死であがいていても、ハタから見れば滑稽だったりするのかな。現実も。そう思うとなんとなく肩の力も抜けてきます(笑) でも劇中の彼らは滑稽でも何でも必死になってとにかく苦境を乗り切った!頑張った!
 笑いっぱなしくらいのつもりでいたので、ちょっと拍子抜けした所もあり、自分が《今を生きる日本人》だからかな?とも感じました。
 日本に住む外国人を集め、日本のカッコイイところを語り合うテレビ番組があります。例会の晩の放送では、偶然「笑い」がテーマ。お互いの国の「笑い」のパターンなど「笑いの文化」は国によって違うということを語り合っていました。そんな中、どの国の人でもツラレて笑っていたのは「笑い袋」。
 自分も「笑い袋」のように周りに楽しい空気を伝染していける人になりたいなぁと思いますが、何かあるとつい「どうしよう」「何とかしなきゃ」と右往左往するタイプなので、滑稽なヤツと思われてるのかもしれません(笑) (風)

《編集より》
 人は城、人は石垣、ではありませんが、ミラーの情熱や人柄に惚れた周囲の人々の協力があってこそ幕が開けられた。そのことにジーンときました。
 主人公のミラー達が必死になって良い劇を上演しようとする、これは市民劇場の活動にも通じるところがあるな、とも感じました。

作品チラシへ 目次へ