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〜感想文集〜

藤枝市民劇場第208回例会2007年9月19日



     前進座公演

               お登勢


●人形浄瑠璃と合体した演出に感心した。激動の時代にお登勢の心意気が良くわかる。配役も適当でさすが前進座だと思った。また観たい。 (六十代 男性)

●音楽も人形浄瑠璃もすごい。役者さん、迫真の演技で本当にすばらしかった。市民劇場会員になって五年。一番の感動作です。 (六十代 女性)

●久しぶりに大変感動しました。 (七十代)

●中村梅雀さんが前進座を辞めるとの事、本当に淋しく思います。 (五十代)

●人形を使ったりして演出が良かった。役の各人がとても良かった。わかりやすかったです。(五十代)

●自分の気持ちを抑えてじっと耐えて生きていくヤルセなさ、反面モドカシさが良く出ていた。 (七十代 男性)

●涙あり笑いありの感動のあるものを希望しています。良かったです。 (七十代 女性)

●とてもすばらしかった。 (六十代)

●さすが前進座! (六十代)

●梅雀さんありがとう。また今度は別の舞台でお会いしましょう。 (五十代 女性)

●人形が良かった。歴史をもう少し詳しく知っていれば良かった。 (五十代 男性)

●お登勢と貢の川原のシーン。梅雀さんの目からこぼれ落ちた涙で、一瞬にして気持ちを持っていかれました。こんなに時間が短く感じられたお芝居は今まで無かったです。人形もとても良かった。操る方達、本当に上手だった。その道のプロだと思ったくらいです。 (五十代 女性)

●中村梅雀さんの迫真の演技に、「これでもう前進座の公演では見られないのか…!」と思うと、とても名残惜しい気持ちで見入ってしまいました。これからも一ファンとして応援したいと思います。ジェームス三木さんの演出でわかり易く、幕末の激動を表現されていてお登勢と貢の自らが選んだ運命に“涙”しました。
−−でも、蝦夷に渡ったとしてもお登勢は貢とは結ばれる事はなく、下女として傍らに仕えていたのだろうナ?お登勢はそれだけで満足出来た女だっただろうナと想像しています。もし「北の零年」の主人公がお登勢だったとしたら、苦労しても気持ちの一途さは生涯変わることがない、すばらしい女性だったと心から思いました。 (五十代 女性)

●ここ一年ぐらいの中では出色でした。人形浄瑠璃からの開演には少し驚きましたが、それが芝居を見進めて行くうちに、返って芝居全体の質を盛り上げていることに気がつきました。物語りも、私の好きな時代の移り変わりの時期が背景になっているので気に入っています。これは幕末から明治ですが、人々の物の考え方や価値観が大きく変わって行く様を、それが芝居の上でも、まのあたりにできるのは感無量といったところです。そして時代を越えて人間のもつ普遍性が全編に貫かれている事も大感動です。封建制の文字通り格差社会の中での意地とか男女の相愛とかは時代で抗う事は出来ません。
 さて個人的な希望ですが、これ全編浄瑠璃でやってしまったらどうですか?
 最後に、北海道へ渡ったお登勢が北の零年の吉永小百合になるのは話がうま過ぎ。 (カッコ悪く時代を生きる60代)

●木偶人形を操っていたのは劇団の方々でした!すばらしかったですね。アンケートにもあった「北の零年」という映画でも描かれていましたが、蝦夷開拓民の生活は厳しく、主人公を始め、剣を鍬に替えられなかった武士が大勢いました。木偶人形を使ってのラストシーンを見ながら、そんなことを思い出しました。 《編集後記》


Q: 終演時間を8時30分頃にして欲しいです。できれば6時頃というのも良いと思います。開始を3時頃にしても良いと思います。 (六十代 女性)

A: 藤枝のように1ステージで例会運営している団体は6時前の開演は基本的に難しいです。
  午前中に大道具を搬入して、午後か らそれを組み立てセットを完成させ音響・照明のチェックをします。その後役者さんがリハーサルをしてから開場になるので、そこまでの時間が必要だからです。こういうのを演劇用語で【乗りウチ」といいます。終演後はその日のうちにセットを片付けます。【乗りウチ】は劇団側も運営側もどっちもヘトヘトに疲れます。
  時間を選べるようにする為には会員が増えて、2ステージできるようになることです。そういうことも年1回の運営サークルの時には話し合っているので、新しい会員の方は、是非運営サークル会に積極的に参加して下さいね!
  ちなみに、中には搬入から開演までそんなに時間がかからない作品もあるので、一度、日曜日の4時から開演を提案したこともありましたが、反対の会員が半数近くいた為、通常通りの開演にしたことがありました。
  また、以前は6時開演でしたが、多くの会員の希望で6時30分に遅らせた経緯があります。お仕事をされていると間に合わないようです。

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