第208回例会 『お登勢』報告 会員671名 入会7名 退会15名 (−8) 参加率86.1% ●たいへんよかった 83.7% ▲よかった 13.9% ○ふつう 2.4% ×つまらない・わからない 0% ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●▲▲▲▲▲▲▲○ ←当日アンケート集計結果 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□ ←アンケート提出率73.2% 感想文集 |
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↑チラシを見る ●前進座サイト→舞台写真集 |
上演終了 第208回例会 前進座 お登勢 2007年9月19日(水) 午後6:30 開演 藤枝市民会館ホール |
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原作に惚れ込んだジェームス三木氏により、NHKで過去二度に渡りドラマ化され、これが初の舞台化。 お登勢と貢をかたどった浄瑠璃人形が義太夫の語りで効果的に使われるのも見どころ。 中村梅雀は前進座退団前の最後の舞台となる。 ■作: 船山馨 ■演出: ジェームス三木 ■出演: 中村梅雀、浜名実貴、嵐広也、今村文美、前園恵子、田中世津子、瀬川菊之丞、藤川矢之輔、志村智雄、松涛喜八郎、中嶋宏幸、寺田昌樹、小佐川源次郎、山崎竜之介、新村宗二郎、鈴木大、亀井栄克、又野佐紋 ■ストーリー 徳島藩を舞台に、幕末から明治へと時代が大きく変わっていく中で、愛ひとすじに生き抜いた女性の半生。 淡路島の貧農の娘お登勢は、行儀作法は知らないが、ひたすら真っ正直に生きる。彼女の奉公する加納家は藩公の直参。娘の志津は新しい女の生き方をする奔放な女で、兄の睦太郎は佐幕派の急先鋒だった。 お登勢が慕う津田貢は尊皇派の中心の一人。その貢に志津も心を惹かれる。睦太郎はお登勢を想う。 明治新政府の成立と、それらが絡み合って、人々の運命は思いがけない展開をみせる。 |
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データブック | くまさんの独り言 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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機関誌「あけび」より 疑いを知らずまっすぐに生きるお登勢と、行動力を持った志津。大抜擢の浜名実貴がお登勢の不器用さと賢明さを表現し、今村文美が制度の枠を打ち破ろうとする志津の鋭さを上手く出した。 身分の壁を乗り越えようとして挫折する貢の弱さ、女性に対するずるさを出した中村梅雀。時代の変化に憤り道を踏み外していく睦太郎の悲しみを見せた嵐広也もいい。(2004年毎日新聞) お登勢を演じた浜名実貴さんは浜松の出身です。みんなで応援しましょう! (観劇を終えて) 中村梅雀さんが前進座を退団するという衝撃的な事実を開幕直前に聞かされて本当に驚きました。梅雀さんが藤枝の舞台で演じることはもう二度と無いだろうと思い、いつもより真剣に舞台を見つめていました。 梅雀さんにとって前進座は生まれ育った家族そのものでしょうから、相当の覚悟を持って退団を決意されたことと思います。ご本人のみならず我々にとっても忘れられない感銘深い舞台となりました。 アンケート結果もここ10年間でトップの評価を獲得しました。 梅雀さん退団に続いて、地人会解散の報を聞きダブルショックを受けました。2008年11月例会に名作の「欲望という名の電車」が決まっていて期待していただけに残念です。木村光一氏の体調が回復される事を心より祈っています。 |